2024 09,20 04:48 |
|
× [PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。 |
|
2007 01,04 22:20 |
|
今日は一昨日の事を書こう。
毎年2日は、うちの子達は前夫の家に行き、お年玉を貰いに行く事になっている。 そこには前夫の弟一家、義父も居るはずだ。 で、毎年前夫は子供達を迎えに来るのだが、今年は 「電車で来てくれ」 と言うので、私が送っていく事にした。 前夫の家は浜松天竜駅の前にあるマンションだ。 久しぶりに行くと、周りはすっかり変わっており、大きなスーパーが出来てたり、在ったはずの美容院が潰れていたりで、私としたことがちょっと迷っちゃったりして・・・。 で、やっとこさ、辿り着いたのさ。 ふと、私の中に悪戯心が湧き、 「私が顔を出したら驚くかなあ~???」 と思い、前夫宅に乗り込む事にした。 「やあやあ!久しぶり~!!」 と元気に入って行く私。 前夫も照れ笑いしながら、中に入れてくれた。 案の定、義父と義弟一家の顔があった。 みんな思ったより変わりなく、向こうも私を見てそう思ったみたい。 「何だか変な感じだね~、あはは~」 と笑う。 前夫は「かずまは?」と聞くので「バイト」とシラを切り通した。 そんな話をしていたら、いきなり義父から 「お前、ヨリを戻す気はないか?」と言われ、「ない!」ときっぱり答えたのだった。 それを聞いて明らかにガッカリとした顔をする義父。 「そんなはっきり言わんでも・・・。」 と言うが、ここで良い顔したってしょうがないもんね。 そうしたら 「かずまは就職決まったのか?これからどうするんだ?」 と切り出す。 「多分、東京辺りに行くと思うよ。それでお金が欲しくてバイトしてるんだから」 と適当に言っておく。それであれこれ、義父は心配しているようだが、とりあえず 「大丈夫だよ。あの子なりに考えているから」 と安心させておいた。そうしたら 「じゃあ、すぐるをくれ」 と言い出した。それを聞いて私も前夫達も仰天した! どうやら義父の心配は孫の将来ではなく、自分の墓を見るのは誰なのか、と言った心配だった。 私は「何言ってんの。ここに立派な長男がいるでしょ?この人だって再婚するかもしれないんだから」 と言って、やんわり断ったが、さすがの前夫も 「今時、世継ぎだとか長男だとか、そんな事関係ないだろ」 と肩を持った。それは義弟も同じで 「そんなオヤジの都合で子供の人生を縛ったらかわいそうだ」 と、賛同してくれ、義父の言った事は一笑に伏して終わってしまった。 あんまり長居をすると、何を言われるか分からないので 「じゃあ、帰るね。みんな元気でね~!」 と言って帰って来た。 それにしても・・・。お義父さんは寂しいんだなと思う。 あのうちに入った瞬間感じた重苦しい空気は、義父のものだろう。 義父の寂しさが、孫や子供への執着になっているのだろうね。 確固たる保障や安心が欲しいのではないか。 しかし、信じるものは自分自身しかないよ、と言いたい。 最愛の妻を亡くして、早9年、寂しさが義父の性格まで変えてしまったようだ。 だからかな、最近のかずまが義父に会いたがらなかったのが分かる。 でも行ってよかった。 私の中で、「きっと会うのも最後だ」と思っていたからだ。 一方、私達と丁度良い距離で付き合っている私の両親は、寂しさから解放されたのか 「墓の面倒が嫌だったら、寺に永代供養頼めばいいぞ」とか 「俺たちが死んだ後、この家を売ってもいいし、住みたいヤツが居たら住んでもいいぞ。適当にやれ」 とホ~ント適当。本心でなくても、私達は気が楽である。 そしてチャランポランに生きてきた父だからなのか 「学校なんか行かなくていいぞ」 と、これまたアバウト。 ホント、改めて分かる、私の両親の偉大さ・・・というか大きさというか。 ホントは何にも考えてないんでしょ、と思うけどね。 でも気楽で助かるのだ、マジで。 そんな訳で、自分の両親の良さを再認識をした正月だったのである。 PR |
|
コメント |
コメント投稿 |
|
trackback |
トラックバックURL |
忍者ブログ [PR] |