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2007 11,20 20:33 |
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すっかり寒くなりましたね。
こたつを出して「よかった」と、つくづく思う今日この頃。 何の脈絡もないですが、「カラオケ行きたくなっちゃった~!」と思いました。 しかし、行く相手が息子しかいないなんて・・・。 寂しすぎるぞ!私。かわいそうだ!・・・が、息子がいるだけでも、「良し」とするか。 さてと~。今日は何を書こうかな。 先日のコメントの中に「橋村さんが母親になると自覚した時の事を知りたい」というのがあったので、その事について書きましょうか。 しかし、妊娠した時よりさかのぼる事、一年前。 私は一冊の本に出会ったのだ。 ヘルマン・ヘッセの「夢の家」という本だ。 「車輪の下」で有名なヘッセの短編集である。 この本により、「自覚」というか「啓示」のようなものを与えられたように思う。 読んだのは、高校3年生の一学期だったと思う。 内容は・・・ 若い女が魔法使いのおじいさんの所に行き、願い事をする所から始まる。 「私の子供が、皆から『愛される』ように」 やがて、美しい男の子が生まれ、家族は喜んで迎え入れる。 母親が願ったように、皆から愛され慈しまれて、男の子はすくすくと育つ。 男の子は美しく成長し、道行く人は振り返り、賛辞の声を投げ掛けられ、町中の評判となり、彼が目を合わせるだけで卒倒する女まで現れる始末。 学校を卒業し、彼を「支援したい」と続々と寄せられ、いつしか起業する事になる。 しかし、人々から賛辞ばかり浴びてきた彼の性格は、大きく捻じ曲がっていた。 何でも自分の思うとおりになると思い、それが当たり前になり、感謝どころか、人を、例え年長のものであってもアゴでこき使い、いつも命令口調でその癖、人を見下していた。 相手も、最初は美しい彼の容姿に惹かれ、恋人になりたい、広告塔として利用したい、自分に何らかの利益を生みたい・・・男も女も自分の欲で群がってきたが、いつしか彼の傲慢で利己的で横柄な態度に嫌気が差し、少しずつ人々が離れていくのだ。 やがて、彼にも老いが来た。 彼の我儘勝手から、会社は潰れ、彼に金を貸す者もいなくなり、借金に負われ・・・。 その苦労からか、彼はあっという間に老け込んでしまった。 髪は白髪、長く放浪した所為か、服もボロボロ、歯も抜け落ち、垢にまみれ・・・。 彼は何処から見ても「乞食」だった。 それまで羨望の眼差しを向けられていたのが一変してしまった。 「汚い」「臭い」「あっち行け」「お前には何もやらないぞ」と言われる毎日。 そんな中で時折触れる人間の温かさ。 ボロボロの彼を見て「かわいそうに」と言ってパンを与えてくれるもの。水をくれるもの。 そうしてようやっと、彼にも初めて「感謝」が沸いてきたのだ。 何て、素晴らしい感情! そしてかれは気付いたのだ。 大切なのは「愛される事」ではない。「愛する事」なのだと! 悟った彼が辿りついたのは、あの魔法使いのおじいさんの家だった。 魔法使いに迎え入れられ、彼は暖かな暖炉の前でおじいさんに見守られ、息を引き取るのだった。 その顔は安らかで満足そうだった・・・という話。 何せ、20年も前に読んだ本なので、こんな内容だったと思うが。 しかしこの本が与えてくれた感動は凄くて、何度も何度も読んだ覚えがある。 これを読んだ半年後に妊娠し、一年後にかずまを産んだ訳だが、やはりこの時も 「人を愛せる子にしよう」 と、静かに決心した覚えがある。 かずまを産んだ時 「ああ、こうして産み落とした瞬間から、この子には私とは別の人生が始まるんだ!」 と思い、「一人の人間を育て上げる」という責任感とプレッシャーを感じたのを覚えている。 「この子の人生のヘリを私が握っている・・・。」 そう思うと、身が引き締まるのを感じたのである。 そして我が子に「~なって欲しい」とやたら願うような、愚かな母親にはなるまい、と思ったのだ。 全てはあの一冊のヘッセの本からだ。 あの本が私に重大なヒントを与えてくれた。 それと共に、人生とは何か、を教えてくれたのではないか。 やはり、私はいつも必要な物を引き寄せている、と思うのだ。 私の人生、上手く行っている! という訳で、誰かカラオケに一緒に行こうよ~♪ PR |
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コメント |
ありがとうございます!
橋村さんが、妊娠したのは高校在学中ですか? カラオケなら、上手くないけど得意ですよ!! 営業で、そと出るときは時間あるとき、一人でカラオケいってます(笑) 【2007/11/2021:51】||奥山#553a5fe149[ 編集する? ]
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変えてくれる本に出会えたんですね。
でも橋村さんがそれを受け入れられるレベルにあったということですよね。 江原さんじゃないけど、必然だったんですね。 私にもそういう本があります。 私の場合はずっと大人になってから出あった、シャーリー・マクレーンの「アウトオンアリム」という本でした。 その本を読んでから、少し精神的に大人になれたような気がします。 …なーんて言っても、まだまだ未熟ですが(笑) カラオケ、近かったら一緒に行くのにな~ 【2007/11/2102:29】||ぴんく#991ebd6a1f[ 編集する? ]
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そうなんです~。私は高校在学中に妊娠しました。確か1月ですよ。
だからかずまは10月生まれなんですねえ。ふふふ。 気付かなくて、普通に体育とか、受けていました。今思うと恐いね。ひえ~。 ま、なるようになったんでしょうねえ。 結局今日カラオケ行っちゃいました!いつか、みなさん、一緒に行きましょう! 【2007/11/2119:31】||はしむら#99af3742d8[ 編集する? ]
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子も連れて行きたい!!
【2007/11/2208:33】||井上もどき#9a88fa13df[ 編集する? ]
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それもいいねえ。しかし、お宅の息子はじっとして入れるのか・・・?
【2007/11/2218:38】||はしむら#99af3742d8[ 編集する? ]
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