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2008 02,04 20:13 |
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午前11時半頃、しまじろうはひっそりと息を引き取りました。
昨日は頻繁に痙攣を起こしていたみたいだけど、今朝は何も動かず、じっとしたまま。 朝も一時間ほど抱いていたが、やっぱり体が痛くなってギブアップ。 冷え切った体をせめて暖かくしてあげたいと思い、湯たんぽより日向ぼっこがいいんじゃないかと思い立ち、寝かせていたクッション毎、窓際に移動させた。 シマの目はずっと開いたまま。そして時折大きく呼吸する。 呼吸もままならないのだ。 しばらくさすっていたが、天気もいいし洗濯しちゃわないとね。 それから電話が来たり、自治会の事で来客が来たり・・・。 洗濯物を干し終わり、ふと「シマは・・・?」と思い、覗きに行くと。 知らない間に息絶えていたのだ。 私は腹に耳を当て、呼吸の有無を確認する。 それから喉に指を当て、脈の有無も確認する。 どうやら亡くなっているようだ。 「そうか。シマ・・・シマ・・・。」 とりあえず呼んでみる。鳴き声が帰ってこないのは、分かってるんだけど。 でもホッとした。もう苦しむ所を見なくて済む。 私はシマを抱き上げた。力なくダランとしたしまじろう。 頬ずりして、最後の別れを噛みしめた。 でも私の左膝の上には、霊体になったシマがちょこんと座って、自分の遺体を見ている。 私は笑いがこみ上げてくる。 「シマ、あんたどんな気持ちで見てるの?」 私はロフトから段ボールを取り出して、シマを入れる。 それから昼食を済ませると、先生の所に電話を入れ、今までお世話になったお礼を言った。 「橋村さん、本当によく頑張ったと思います。一生懸命されました。」 と、仰ってくださった。 私は先生に褒められたくてやった訳じゃないが、でもこう言って貰えると、素直に嬉しい。 さっきまで涙なんて全然出なかったのに、先生と共にシマちゃんは戦ったんだなあと思うと、とたんに涙が溢れて止まらなかった。私は本当にいつも周りに恵まれていると思う。 昨夜、シマと一緒に寝た時の事。 コタツでシマの添い寝をしていた。そうしたら、シマはコタツの中にいるのに、窓側の方ばかり見ている。 何を見ているのだろう、と思ったが、ここにはあやかはいないので、自己催眠に入る事にした。 シマが見ていたものは、まばゆい光だった。 そうか。もうお迎えが待ってるんだね。シマはそれをジッと見ているのだ。 それからシマを感じてみる。何を思っているのだろう・・・。 シマからは、何ともいえない温かさを感じる。 シマは分かっているのだ。何もかも。そして感謝してくれているのだ。 私は眼を開けると、シマを抱き寄せた。 それからゲージに戻して、寝たのだ。 朝、すぐるが登校する時、シマは虫の息だった。私は 「もし、お前が学校へ行ってる間にシマが死んだら、火葬場に持って行くけど。いい?」 と、確認をしておいた。 「うん。いいよ。」 すぐるも覚悟をしているのだ。 さあ、火葬場へ行こう。いつまでも遺体を置いといて、朽ちていくのを見たくない。 車を走らせると、また涙がこみ上げてくる。 火葬場に着いたら、事務所に行き、すぐに職員の方が対応してくれた。 早速、計量するようだ。段ボール毎、測ったら2,62キロ・・・。軽い。 「ゆっくりお別れして下さっていいですよ。」 職員さんはそう言ってくださったが、私はシマの顔を一撫でして、お別れを済ませた。 いつまでも未練タラタラしたくない。 肉体など所詮、地球上での地球服。肉体の死は決して魂の死ではないからだ。 私達の魂は永遠で、無限だ。 事務所に行き、手続きを済ませる。 「840円です。・・・・随分軽かったですね。子猫だったんですか?」 「いえ、病気の子です。病気ですっかり痩せてしまいました。」 「そうなんですか。」 物腰の柔らかい中年男性の職員さんで、このような声掛けに優しさが籠っていて、何だか嬉しかった。 事務的な手続きの中に、人間味のある暖かさにホッとする。 火葬場を出ると、駐車場に向かって歩く。 歩く私の足元には、シマがトコトコついてくる。ふふふ。かわいいなあ。 私はこういう事が感じれる人間でよかった。 家に帰ると、シマの使っていたゲージを洗い、片づけた。 ついでに大掃除も・・・。 夕方になり、すぐるが帰って来た。 「シマは?もう死んだ?」「うん。」「最期はどうだった?」 すぐるも気にしていたんだろう。でも最後の様子を伝えると、安心したようだ。 「最期が『日向ぼっこ』でよかった。オレ、ゲージの中で死なせるのは嫌だったんだ。」 「お母さんもだよ。」 すぐるは笑っていた。 今、こうしてブログを書いているが、やっぱりシマは生前にしていたように、私の左脇とコタツ布団の間に座っている。そういえば、お線香を焚いていなかったな。 成仏しているから、要らないんだけどね。だから焚く気も起きなかったんだな。 ついでに私達は葬式もお墓も用意しない。意味はないし、ただ私達がシマの死を受け入れるだけで十分だから。 それに明日も名古屋で仕事。 まったく!シマは何てタイミングのいい子なんだろう。 私の仕事の合間を縫って、今日を旅立つ日に選んでくれた。 お陰で、私も最期を看取る事が出来たし、悔いを残すことなく、満足出来た。 今、私の中にあるのはシマの思い出と感謝の気持ちでいっぱいだ。 思い出をくれたしまじろうと、温かく励まし見守ってくれた皆様に・・・。 こんなに幸せな気持ちで見送れました。 皆様、シマを励まし、応援して下さって、ありがとうございました。 シマほど幸せな子はなかったと思います。 本当にありがとうございました。 それから最後に、シマの最後の日向ぼっこと段ボールに入れたシマです。 チビちゃん達が見守っていました。 PR |
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コメント |
夕べ彼は寝掛けに読ませて頂いたブログでショックを受けていました。
私が気を送らせて頂いた時のしまちゃんの感覚は『病気でなかったら愛嬌がある可愛らしいニャンコさん』と感じました。 しまちゃんは、病気で苦しんだけれど優しい皆に囲まれて幸せだったのかな?と思い、安心いたしました。 【2008/02/0420:56】||なめこちゃん#324d26d93d[ 編集する? ]
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ダメです。
今、会社でこれを読んでいるのですが、涙をおさえられません。 まずい! でもシマちゃん、安らかな最後を迎えることができてよかった! 霊体になったシマちゃんがおひざに乗ってるなんて^^;楽になれてよかったね! 橋村さん、ほんとうにお疲れ様でした。 ありがとうございました。 【2008/02/0421:14】||ぴんく#86434807eb[ 編集する? ]
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こちらこそ、ありがとうございました!きっとしまじろうも感謝していますよ。
なめこちゃんのイメージ道理、霊体のシマはふっくらとしてお目目パッチリの可愛子ニャンですよお! 今もずっと私の後をついて来ています。かわいいでしょ? 彼氏さんに、そんなに悲しまないでね・・・と伝えてくださいませ。 シマはやっと楽になったのですから!それに彼氏さんの優しさは伝わっています。 どうもありがとうございました。 ぴんくさんにもいつも祈ってもらいましたね。ありがとうございます。労いの言葉まで・・・。嬉しいです。 本当にありがとうございました! また頑張ってブログを書きますので、改めてこれからも宜しくお願い致します! 【2008/02/0423:27】||はしむら#555141d556[ 編集する? ]
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一番の幸せは、最後に橋村さんに拾ってもらった事だと思います。
【2008/02/0423:33】||奥山#553a5fe149[ 編集する? ]
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シマちゃんにありがとう、と言いたいです。
以前テレビで『死を選ぼうとするのは人間だけだ。動物は最期まで懸命に生きようとする』と仰っていた方がいたのですが、本当にその通りですね。精一杯生きる、という事を教えてもらった気がします。 シマちゃん橋村さんにこんなに愛されて、暖かいお日様の光を浴びて、幸せだったでしょうね^^ 橋村さんもゆっくり休んで下さい。 これからはお膝でごろごろ、ですね^^ 【2008/02/0423:36】||歌うたいM#57724702ee[ 編集する? ]
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私の方がシマに幸せにしてもらえました。今シマを思うだけで、胸がいっぱいになります。
奥山君、歌うたいMさん、どうもありがとうね。 【2008/02/0423:46】||はしむら#555141d556[ 編集する? ]
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今朝、パソコンを借りてブログ読ませて頂きました。しまちゃんの画像が載せて下さっていたのですねぇ。一生懸命生きた!と言う事が心に響きました。
しまちゃん!頑張ったね!はしむらさんもお疲れ様でした。 私は今回も予算の関係でペット可アパートに住めませんでしたが、実家にいる猫野良猫大家族を時々見に行って癒されています(^з^)-☆。 【2008/02/0510:46】||なめこちゃん#324d26d93d[ 編集する? ]
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二人ともお疲れ様でした
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なめこちゃん、何度も読んでいただいて、ありがとうございます!いつも応援してくれて、嬉しかったです。
むしさんもありがとうございます!むしさんもニャンコを噛みしめて可愛がってね! 【2008/02/0600:32】||はしむら#555141d556[ 編集する? ]
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