仔猫のキクをよく見ると・・・右側のヒゲがカールしてハクション大魔王みたいになってる。
そういえば。
キクはあったかいトコが大好きでよく炊飯器の上で寝ている。
ご飯を作ろうと火を点けてなべを沸かしていると必ずやって来て、
そのなべに擦り寄ろうとするので、慌てて払いのけるのだ。
多分その時にヒゲが熱でチリチリになったんだな。
折角の美貌が台無しだ。

あれほどシャーシャー吹いていたパクとタンゴは、意外にもキクの面倒をよく見ている。
よく舐めては可愛がっている。その光景を見るのは微笑ましい。
可愛いなあ～！！
すっかりキクも我が家の一員と化している。

それにしてもおてんば盛りなのか、毎日何かやらかしてくれるのだ。
この前、ちょっと目を離した隙にキクは全身油まみれになっていた！
冷ました油を容器に入れ流しの隅に置いといたら、どうやらそこにダイブしたらしく
ご丁寧に油を容器ごとひっくり返してくれた。
今でも台所の一部は油まみれのままだが、生憎時間がなくキチンと片付ける暇がないのだ。
何とも有り難い贅沢な悩みである。

最近は人の太ももで爪とぎするのがキクのブームらしく、毎日誰かは痛い思いをしている。
そういえばすぐるはネコからも結構バカにされているが、すぐるが寝ている間
タンゴはよくすぐるの頭で爪とぎをしている。
すぐるもよく起きないなあと感心する。
あと、寝ているすぐるの顔の上を堂々と歩いて踏みつけていくのもタンゴだ。

朝方になるとニャンコ達は走り回っている事があり、その為か起きると見に覚えのない傷があちこち出来ている。
みな人間を踏み台にするのだ。全く失礼な奴らなのだ。
その中にちゃっかりとキクまで混ざって走ってるのだから笑える。

きっとうちの猫達の上下関係は
１・・・私（ご飯をあげてるからね）
２・・・かずま（ヤツが家に居た頃ね、もう忘れてるかも）
３・・・あやか
４・・・自分達ニャンコ
５・・・すぐる
だね。すぐるはネコ達からは同類と見られているようだ。
しかし、私やあやか達からよく怒られているのを見ているので、
自分達ネコよりすぐるの方が格下だと思われているのだ。
何とも哀れだ。

パクは明らかに態度を露骨に変えるのだ。
私には抱かれても大人しいものだが、すぐるが抱くとネコパンチを喰らわす。
それも顔面の真ん中を狙う。
因みにパクの顔面パンチはあやかにも繰り出されるのだ。
なかなか侮れない、ネコも良く見ているんだな。
お宅のワンちゃんネコちゃんもきっと見てますよ！むふふ・・・。