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2008 05,14 20:48 |
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前日、あやかが怒っていた職場内のいじめについて書いたが。
今日は、あやかがかつて、いじめに遭った時の事を書きましょう。 それは、あやかが小学一年生の時の事。 私はまだ結婚しており、化粧品のセールスをしていた為、あやかを学童保育に預けていた。 あやかはまだ、今のように目覚めている訳でもなく、ちょっと幽霊が見える、明るく天真爛漫なアホな子だった。 当時、私達の姓は橋村ではなく、「八木」・・・ヤギだった。 それで可哀相に、この姓の所為で 「おまえはヤギだから、草を食べろ」 と、あやかの口に草やら棒切れやら突っ込まれていたようだ。 これを毎日、一週間くらい続いたらしい。 それは学校ではなく、帰り道から学童保育所に行くまでの行き道で行われたのだ。 それなら大人の目が無いからね。バレることはない。子供も利口なのである。 当然だが、あやかが「学校行きたくない」と、ゴネだした。 「どうしたの?なんで?」 と、問いただすと「いじめられてる」と言うではないか! 「まず、先生に言ってごらん。」と言うと 「もう言ったもん。でも『あんたがトロいから悪い』って言われた・・・。」 と言うではないか!!! おいおい・・・先生・・・。気持ちは分かるけどさ・・・。でも、それは無いじゃん・・・って思ったよ。 あやかは本当にトロい子だったので、世話も焼けるし、勉強は嫌いだから授業は身が入ってなかっただろうし、話は聞いてないし、集団行動取れないし・・・ 先生にとって、面倒な子だったに違いない。 だからその後の家庭訪問でも、個別面談でも、私は先生に怒られ通しだったのだ。 でも私はそれを問題だと思っていなかった。 だって、あやかは明るいし、積極的で行動的で、友達を沢山作れる子だったから。 私は親の務めとして、先生に怒られていたが、実は聞き流していた。 でも、現場で指導する教員としては、このようにはみ出す子は面倒臭いだろう。 それに頭の固そうなおばはん、って感じで、私が好きな先生じゃなかったし。 そんな先生じゃ、当てにはなるまい。 しかし、これを機に、あやかが不登校になっても困るしな。 私がこの子を守るしかない! 「とりあえず、今日だけ我慢して行って。またいじめられるかもしれないけど。それを覚悟して、今日だけ頑張って。絶対、お母さんが何とかするから!お母さんを信じて、今日だけ。ね?」 そう言い聞かせると、あやかは渋々学校へ行ってくれた。 さあ!勝負だ!私の母親としての腕の見せ所だ! これからあやかに信頼されるかどうかは、私の対処に掛かっているのだ。 決戦場は学童保育所だ!!! 私はいつもより幾分早めに、学童へお迎えに行く。 いじめっ子は誰だか、見当はついている。 首謀者は「しょうこちゃん」。 ・・・いた!しょうこちゃんと取り巻き3人が。ちょうど外で遊んでいたよ。 私は知らん顔して近づく。 「こんにちは。しょうこちゃん!」 笑顔で挨拶をし、無言で「あんたの名前を知ってるわよ。」とアピール。 向こうは罪悪感が有るのか、私の顔を見るなり「ヤベッ」という顔をする。 私は更に笑顔でたずねる。 「あのね、聞きたい事があるんだけど。最近うちのあやかが誰かにいじめられてるみたいなのよ。みんな、犯人を知らない?」 みんな真っ青になって、プルプル顔を振っている。「知らない」という素振りをしているよ。 私は更に笑顔で知らん顔を決め込んで、聞く。 「そうなんだ~知らないんだあ~。じゃあ、あやかをいじめてる犯人を見つけたら、おばさんに教えてね。そうしたらおばさんがその犯人を・・・ぶっ殺してやる!!!」 勿論、最後の「ぶっ殺してやる」は、真顔で巻き舌で凄んだが。 それで子供達は、青い顔を更に青くして、プルプルッと震え上がった。 私は笑い転げそうになるのを必死で押さえ、澄ました笑顔で 「じゃあねえ、よろしく~」 と去っていった。その後は何事も無く、あやかを迎えに行った。 「一発脅しを入れたから、明日から大丈夫だよ。安心して行きな。」 そう言うと、あやかは半信半疑で聞いていたが。 翌日、晴れ晴れとした顔であやかは学童にいた。 私の予測通り、あやかへのいじめはピタッと止んだようだ。 「あのね、学校に行ったら噂が流れていて・・・。『あやかちゃんのお母さんは怖いから、いじめるの止めるか』って指令が飛んだようでさ。」 それを聞いて、私はケラケラ笑い転げたよ。 でもそれで安心は出来ない。 いじめのターゲットが他に逸れる可能性がある。二次災害が怖いのだ。 だからあやかに釘を刺した。 「おまえのバックには、この怖いお母さんがついてるんだから。もし、他の子がいじめられていたら、お前が庇ってやりなさい。それで『うちのお母さんに言いつけてやる!』って言えばいいから。」 そう言うと、あやかは笑って 「うん、分かった。」 と言った。それからあやかは益々怖い者なしだ。 そして、今に至るのである。 それから、まだ続きがあるのだが。 それはまた明日にしましょう!子供の世界も奥が深いよ! PR |
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コメント |
強いお母さんですね~!!!
私も、あやかちゃんくらいの頃いじめに遭ってたけど、うちの親・・・。 一応、私の話し聞いてくれて、いじめっ子のところに出向くも、いじめっ子が「だって~なめこちゃんが○○なんだからさ~いじめたの~!!」って言えばいじめっ子の言葉をまるきり信じて、納得して、「いじめられるお前が悪い!」って私を叱ってたな~(なんて糞親だ!) お陰で火に油!!! でも幼心に「ぜって~こんな家出て行くぞ!」って思うようになって、今何とか自立?してるつもりです。 橋村さんみたいなお母さんが、いっぱいいたらきっといじめる子もいじめられる子も減るんじゃないかな~?って思いながら読ませて頂きました。 【2008/05/1423:13】||なめこちゃん#29f05f192d[ 編集する? ]
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すごい~~!橋村さん最高~~~!!
【2008/05/1513:25】||hiro#526cf7fecd[ 編集する? ]
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そんなに褒めていただくと、嬉し恥ずかし・・・です。
私の母は、相談しても受け止めれず、「そんな事言われても・・・ゴモゴモ・・・」という感じ。 心の底から馬鹿にしたものです。私の行動は、母にとって貰いたかった行動です。 だからやっぱり、今の私やあやかがあるのは、母のお陰ですね。笑 【2008/05/1519:13】||はしむら#555140b106[ 編集する? ]
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