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2007 03,24 20:42 |
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最近のあやかは怒っている。
それは派遣でのバイトの事。 あやかは先日、お客様に頼まれて派遣のバイトに行っていた。 そこは大手スーパーの家電コーナーで、風船を手渡しし、集客するというもの。 そこには他の派遣会社からもバイトが来ていた。 問題なのは、他の派遣会社から来ていた20歳の女性の事だった。 なんと!彼女はインフルエンザにかかっており、38度を越す熱があるにも拘らず、来ていたのだ! 当然だが、高熱なので動けず「寒い」「体が痛い」「帰りたい」と言って、泣いていたというのである。 しかも、あやかは上司に 「あんたがこの子の面倒を見てあげて」 と頼まれたらしい。 そうして一日中、インフルエンザにかかった3つ年上の人の面倒を、あやかが看ていたようだ。 「こんな体で、何で来たの?」 と、あやかが聞くと、その派遣会社の社長が 「死んでもいいから来い!休むのは許さない!」 と言ったらしく、それを真に受けて来たらしい。 あやかは内心「馬鹿じゃないの?この人・・・」と思ったらしいが。私だってそう思う。 しかもそのスーパーは死ぬほどケチで、休憩室の照明も暖房もつけてはいけない、と言われ、かわいそうに高熱の為、寒さでガタガタ震えてる彼女とあやかは薄暗く寒い所で、一日中居る羽目になったのである。 スーパーの店員たちも「あらあら」と言うだけで何もしてくれず、スーパーの責任者も暖房を入れるのを許してくれず、派遣のディーラーでさえも見て見ぬフリだったと言う。 それであやかは怒っていたのだ。 みんなの冷たさに。インフルエンザの彼女の判断力の無さに。彼女の親に。彼女の会社の社長に。ディーラーに。 寒がる彼女にあやかは自分の上着を掛け、何度もスーパーの責任者とディーラーに暖房を入れるよう交渉し、自分のお金で彼女にジュースを買ってあげ、 「あんた、昭和の女工さんじゃないんだから。労働者は守られてるんだよ。仕事なんてたくさんあるんだから、『具合が悪い』って休めば良いのに!」 と諭していたそうだ。それでも彼女は 「でも、でも、仕事が来なくなると困るから・・・」 とほざいていたらしいが。 「何言ってんの?親の所に居るんでしょ?お小遣い稼ぎなら、他の仕事が一杯あるでしょ?」 と言って聞かせていたらしい。ご苦労様、あやか。 あやかの怒りは収まらず、私にぶつける。 「お母さん、聞いて!彼女は大学生らしいけど、学歴があったって、あんな風に判断力もないんだから、『学歴』って何!?って思うよ。それより早く社会に出てよかった!それにしても、あそこの社長って!!!私だってちゃんと仕事をして給料を貰いたいよ!」 どうやらそこの社長は女性で、私と同じく子供を抱えたバツ一の方らしい。 生活もかかっているし、必死なのだろうね。 それでも病気なのに来させるなんて、あまりにも商売汚さ過ぎるのだ。 社長の責任において、代わりの派遣を探す事は義務のはずだ。 しかも「インフルエンザ」だよ!外出禁止だろ。 周りにうつったらどうするのか?現にうつった子もいたようだ。 お陰様であやかは今の所大丈夫なのでよかった。 それでも油断はしないように言ったけど。 まだ気が収まらないあやかは「労働監督省」へ電話を入れようと思ったみたいだ。 しかし、その前にお客様である社長に一言、相談をしようと電話を入れたら 「今はちょっとまずいので・・・もうちょっと言うのを待って欲しい」 との事。どうやら社長もここの女社長との間にトラブルが頻発しているらしく、それが解決してから電話をしましょう、という事になったらしい。 でも社長もビックリしていたようだ。 「ええ~???インフルエンザだったの?」ってね。 部下からの報告はなかったらしい。仰天しただろうね。 それでも一通り行動した事で、あやかは自分自身に納得はしているようだ。 最大限、自分が出来得る範囲で精一杯やる事が、大事なのだ。 あやかが一番恐れているのは 「仕事はこんなもんだ。辛くて大変で、お金の為に我慢するのは仕方の無い事だ。」 と思われる事なのだ。だから20歳の彼女に 「仕事は楽しいんだよ。楽しくやるべきだよ。仕事はたくさんあるんだよ。」 と一生懸命、説いていたのだとか。ホント、ご苦労様です。 あやかがこういう現実を引き寄せる事で何を得たのか? 世の中を生きる人達の「汚さ」「卑怯さ」「弱さ」「愚かさ」を見たかったのだろう。 だからこそ、「生き方」というものを知る必要があるのだと思う。 改めて私達が提供出来る「セッション」の必要性を、あやかは知ったのだと思う。 PR |
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