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2006 12,01 20:39 |
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すぐるが学校から帰るなり
「お母さん、千円ちょうだい!友達が待ってるから早く」 と言うので 「何に使うの?」 と聞いたら「文房具」とだけ言って、千円持って行ってしまった。 あやかと晩御飯を作っていたら、すぐるが帰ってきた。 手に持ってるビニール袋には、すぐるが言ったとおりノートやら何やらたくさん入っていた。 「どうしたの?急に」 「Y君がね・・・ Y君と言うのはすぐるの同級生で、最近まで毎朝すぐるの為に迎えに来てくれていた。 非常に頭の良い子で、劣等生のすぐるの面倒を何かと見てくれていた。 そんなY君に、机の中やカバンの中までチェックを入れられ 「整理をしろ!大体お前は持ち物からしてダメなんだ!ちゃんとノートを作り直して、オレのノートを写せ!」 と言われ 「千円貰って来い。オレが一緒に行って買いに行ってやるから」 と、強制的に買い物に連れ出されてしまったのである。 事の事情をすぐるから聞いて、私はゲラゲラ大笑いをした。 「わははははは~!!!最高に良い友達じゃん!お前その子を大事にしろよ!」 本当にそうなのだ。私があれほど言っても、ちっとも言う事を聞かない、というかやれないすぐるを、こんな風に変えれるなんて! これが友達の素晴らしさだろう。 すぐるは今まで友達に恵まれすぎていて、マヒしてる事が多い。 忘れ物をしても、すぐ消しゴムを貸してくれる子、鉛筆を貸してくれる子、 「明日これ持って来なさいよ!」と連絡をくれる女の子・・・ これは当たり前じゃない。しかし、すぐるにとって毎日のように、当たり前になりすぎていた。 だから平気で、筆入れを持っていかない、教科書を持っていかない。 小学校の頃から予定すら書いてこない。 これは甘え以外の何物でもない。 今はそれでも良いが、社会に出た時が困るだろう。 今、楽をしているツケがきっと来る。 ただ幸いなのは、こうして厳しい事もちゃんと言ってくれる友達、先生に恵まれている事だ。 でも甘えているだけではいけない。ちゃんと耳を貸さなければ何にもならないからだ。 すぐるの欠点の一つに頑固さがある。 私の父も前夫も決して悪い人間ではないが、頑固さから人の言う事を聞かず、言えば言うほどソッポを向き、逃げてしまった。 私が今向き合い何とか克服させたいのは、すぐるの頑固さだ。 これを克服するかしないかで、将来の幸せが変わってくるだろうからだ。 それでも大分、聞く耳を持つようになった。 頑固さも大分和らいだし。 あとは継続の大切さだよね。 「友達に呆れられない様にちゃんとやりなさいよ。お母さんにも友達にも誰にも言われなくなったら、人間もうお終いだよ」 そう言うと 「そうだよね・・・分かってる」 と言って、自分の引き出しの中も整理し始めた。 きっかけは何でも良い。要は気づく事だ。 さて、いつまで続くのかな~??楽しみである。 PR |
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