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2007 12,11 23:23 |
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今日は三者面談の日。
すぐるの中学校でやるから、その為に学校へ行く。 しかし、実は私は、今日の面談が何時からなのか、知らなかったのである。 私も大雑把、というか、無関心と言うか・・・。 幸い、すぐるが早めに学校から帰っており、 「今日は何時から?」「4時20分だよ。」 と、教えてくれたので、連れ立って行く。 もう今更、怒る気も起こらんよ。私ものん気だよねえ。ここら辺がすぐるの母親、といったところか。 さて、面談。先生は眉根を寄せて、相変わらずのしかめっ面だ。まあ・・・気持ちは分かるよ。 きっとすぐるに手を焼いているのだろう。 だからとりあえず「お世話になってます」という挨拶と「ご迷惑をお掛けしています。」という謝罪をしておく。 もう謝ってしまった方が「勝ち」だよね?(笑) 先生は開口一番 「おかあさん、すぐるは先日の面談以来、開き直ったのか、益々酷くなる一方です。」 と報告してくれた。 「あれ以来、書き取り未提出、日記未提出、プリント未提出・・・です。それから私は避けられているようで・・・碌に話もさせてくれません。」 先生は自嘲気味に笑っている。 どうやらすぐるはもう、徹底抗戦に入ったようだ。 「本当にすいません。」 「進路の変更は無いですか?」 「はい。夜間定時でお願いします。」 これは私からも、きっぱりと言ったのである。 勿論すぐるも、今の成績も宿題も、進路に関係ない事を分かっているから、やってるんだけど。 「まあ、定時なら作文だけなので、今のところ、成績も大丈夫だと思います。」 「そうですか。ありがとうございます。でも万が一、すぐるが落ちたとしても、その事で先生が悩んだり、頭を悩ませる事の無いようにしてくださいね。」 前回も先生にそう言ったが、今回も重ねて伝えておく。 先生の心配もありがたいが、でもそれはこれからのすぐるが責任を持つべきだからだ。 私は親として、応援をするのみである。 それに先生の描いている生徒達の未来像に、きっとすぐるは当てはまらない。 少なくともすぐるには、高校に行って、大学に行って、就職して、定年を迎えて・・・ という人生には、ならないからだ。私もさせる気はないし。 さて、すぐるを姓名判断の鑑定をする先生に言わせると・・・。 「この子に『普通』を求めない方がいいね。この子の進路はどうするの?」 「定時を考えてるの。」 この時は、昼間の定時を考えてたんだけどね。4月の頃だったから。 「定時?それならいいね!ドンピシャだ!さすが橋村さんだね!自分の子を良く分かってるね。この子を『普通』に高校進学させて大学行かせて、就職させると・・・この子は自分を追い詰めて、下手すると自殺しかねないね。」 「そうだね!すぐるを殺そうと思ったら、教科書だけで十分だよ!」 私がそう言うと、先生も大爆笑していた。 やはり、私の思ったとおりだ、と思ったものである。 すぐるは独立独歩で行かなければならない子だ。 少なくとも、「組織」に属せない子である。 今はうまくやってるけどね。でも実際、苦しいはずだ。 実は「定時高校」へ進学させても、それは中学校に対するお体裁だけで、本当は「卒業なんてしなくていい」とさえ、思っている。 すぐるの未来にも、学歴は関係なさそうだからだ。 だから「進学したら、適当でいいよ。」と言ってある。ホント、私も適当だね。 さて、すぐるは私を母親に選び、厳しく、そして延ばしてもらう為に生まれてきた。 そして私と共に「成功」を目指す「仲間」としてやって来たのだ。 このような感性で生きている子が、もし、ほかの親を選んでいたら・・・。 親の顔色を伺いながら、好きでもない勉強をさせられ、塾を掛け持ちし・・・ でも好きでもない事を強要させられる代わりに、お金や物を与えられ、甘やかされていたら・・・。 変な「我慢」ばかり身に着き、自分を見失い、「こんなもんだよね」を身にまとう。 そして自分の自我が抑えられ、結果人間性が歪む。 こういう人が性犯罪に走りやすいのだ。 捌け口を「性欲」に求める傾向が、特に男の人は顕著だからだ。 このような「いい子」ちゃんをやった結果、痴漢やら下着泥棒やら、露出狂やらロリコンやら・・・。 それから好きでもない勉強を一生懸命やった結果、褒められちゃうと・・・もう大変だ。 褒められた快感を優先してしまい、本当に何がやりたいのか、益々分からなくなってしまうのだ。 特に母親が褒めちぎって育てると、子供は母親に「褒め」を期待するし、母親は「自分が必要とされてる」と感じる。 それが異常な母子密着へ繋がり易く、そう育てられた男の人は自己認識が甘く、自己抑制も甘くなりがちで、結果、やはり犯罪に走りやすい。浮気する人もこういう傾向にある。 まあ、全員がそうだとはいいませんが。 とにかく自分の子供を「冷静」に見つめる「目」が大切だ、と言いたいのだ。 「厳しさ」と「大らかさ」のバランスは本当に難しいと思う。 でもそれは、母親がどれだけ社会経験を積み、「目」を養うか、に掛かっていると思うのだ。 それを助けるのは、父親の役目だと思う。 私が言いたいのは、「親が子供の人生にレールを敷かない」という事だ。 例え、それが子供を思う親の愛から、であっても、やはり子供の人生にとって「邪魔」にしかならないからだ。 まあ、それは置いといて・・・。 残り少ない2学期を、せいぜい楽しんで欲しいと思う。 もう成績の事は言うまい。無駄だからね・・・。(笑) PR |
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コメント |
本当にしあわせですね!
橋村さんみたいなすばらしいお母さんは、なかなかいませんから。 うらやましいです。 どんな大人になるんだろう。 すっごく興味があります。 がんばれー! すぐるくん、橋村さん! 【2007/12/1221:34】||ぴんく#991ebd6a1f[ 編集する? ]
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いつも温かいコメント、ありがとうございます。
本当にすぐるは、どうなる事やら・・・。まだ安心は出来ませんね。 何故なら、将来浮浪者になる確率がまだ15%ほど、あるからです(笑) こんな事まで分かってしまうので、気が抜けません。だらしなさに気をつけさせないと! 【2007/12/1301:04】||はしむら#99af3742d8[ 編集する? ]
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わかっちゃうんですか??
浮浪者?(笑) そりゃあ大変だ! 笑 【2007/12/1301:14】||ぴんく#991ebd6a1f[ 編集する? ]
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すぐるくん三年生でしたね!
はるか昔、私も中三前から反抗期だったんで勉強しませんでしたね(*^^*)!周りにストレス感じてましたねぇ! 冬休みは初めて宿題一つもやらずで(*^^*)!番号順に教壇の先生へ宿題と通知表持ってくんですけど、通知表だけ持ってって、クラスのみんなにウケてました!先生も笑ってたけど、ウチのまぢめな親には心配させまいと言わなかったのカナ???先生LOVEだよ♪感謝してます(*^^*)! でも母はちびっこの頃から、『友達は一生涯』って教えてくれましたね!そこんとこは楽しい高校生活と今現在に、大いに役にたってますょ!! しかし、あの頃笑ってたクラスメイトのその後は……。。。橋村先生のおっしゃる通りの人生を送っているのかもしれません。なぜなら、私たちが成人時には すでにバブルが崩壊し、大学、短大、専門学校を選択したメンバーは就職が難しく、やっと就職した山一証券は潰れ、東海銀行は潰れ、大手の不動産、あらゆる就職先も厳しくなり、転職、…女の子は結婚が唯一の残された選択肢。。。その子たちのプライドをかけた、ね。 そのプライドを持って 専業主婦していくの?…カナ? 【2007/12/1308:49】||さかえ#92ca4cbea8[ 編集する? ]
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山あり谷あり・・・だったんですねえ。私の同級生達の人生もいろいろですね。
でも一番充実した20代30代を家の中で過ごすのは勿体無いと思います。 視野が狭くなりますし・・・ね。 そこへ行くとさかえさんは自立し、仕事もバリバリし、結婚もされ、まさに理想どうりの人生ですね。 子供さんが授かっても、頑張ってもらいたいです! しかし反骨精神には感服致しました!それが今にも生きているんでしょうねえ(笑)あっぱれです! 【2007/12/1321:44】||はしむら#99af3742d8[ 編集する? ]
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