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2007 10,24 01:45 |
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昼間、自宅で仕事をしていたら、学校から電話が掛かってきた。
「すぐるさんが美術の時間に彫刻刀を使っていたら、指を怪我したんですよ。ちょっと心配なので迎えに来ていただけたら・・・」 正直、「またかよ!」って思ったよ。 すぐるはそそっかしいからなあ。こういう怪我は日常茶飯事だ。 「死にそうですか?」 そう聞くと、先生は笑いながら「いえ」と答える。 「とにかく本人と代わりますね。」 それで、すぐるが電話に出た。 「親指と人差し指の間の水かきの部分がえぐれちゃってさあ・・・」 「痛いの?血は大量?」 「ううん。全然。痛くないし、もう血も止まった。」 「だったら舐めておけ!そのうち肉が吹いてくるから、治る!」 「でもさあ、明日の祭りにどうしても太鼓叩きたいから、万全で臨みたい。だから医者に行っていい?」 「お母さんは行けないから、自分で行って。」 「大丈夫。今から先生が連れて行ってくれるって。」 そんな訳で、すぐさま行ったようだ。 またしても、すぐるの「祭り根性」だよ。呆れるやら感心するやら・・・。 しばらくして、また電話が掛かってきた。学校からだ。 「今、行ってきました。3針縫いましたので。」 「ありがとうございました。お世話様でした。」 どうやら本当は縫わなくてもいいんだけど、すぐるが 「明日、太鼓を叩けるようにしてくれ。」 と、頼んだのだろう。それで縫う事になったようだ。 そうまでして、祭りに参加したいのか?馬鹿じゃねえの~? 夜になり、すぐるは祭りの練習に行った。 今日は明日の祭りに備えて、本格的な練習な為、見に行く人も多い。 私もあやかと一緒に見に行ったのだ。 一応、すぐるの手が心配だからね。 そうしたら、何の事はない。しっかり太鼓叩いているよ。 「あんた、手 大丈夫?」 「大丈夫。大丈夫。」 最も、すぐるにとって、手の怪我なんて、どうって事はないのだろう。 彫刻刀の怪我よりも、太鼓で出来た怪我の方が痛くなるはずだしね。 さて、すぐるは私の実家に泊まるようだ。 あの幽霊屋敷に泊まるのは、すぐるにとっても緊張なんだけどね。 明日は実家から中学校に通うのだ。 学校は、小、中とも半日で、明後日は休みになる。 その埋め合わせは、冬休みの日数を減らす事で帳尻を合わせるだろう。 この町は、昔からそうしているのだ。 さて、すぐるは同じ様な怪我を、小5の時にもやった。 その時は、ちょっと揉めたなあ。 とにかく保健の先生が大袈裟で心配性だったから、笑うしかなかったよ。 担任の先生も自嘲気味に電話で笑っていたもの。 「すぐる君が怪我をしましたから、迎えに来てください!」 聞けば、指をちょっと切っただけ。 「出血大量ですか?フラフラなんですか?指の怪我で、歩けないほどですか?何故、指を切っただけで、迎えに行かなければいけないんですか?指が取れそうな位、深い傷なんですか?それとも貧血でも起こしているんですか?」 私が矢継ぎ早に質問すると、担任の先生は笑いながら 「いいえ。ピンピンしてます。今僕の横で立ってますから。」 その後、すぐるが電話に出た。 「お母さん、心配しなくていいよ。保健の先生が大袈裟に大騒ぎをしてるだけだから。別に痛くないし・・・。」 そうしたら、保健の先生が電話を取り上げたようで、今度は先生が電話で喋る。 「深く切っていますし、万が一何かあったらいけませんから、すぐ迎えに来て、医者に連れて行ってください!お母様は心配じゃないんですか?」 先生は金切り声を上げていた。終いには、本音が出た。 「何かあったら、責任取れませんから!」 結局これなんだな。 「先生、私はその程度の怪我では心配しませんし、万が一、怪我が化膿して破傷風になってすぐるが死んだとしても、先生に責任は一切問いませんから、このまま学校に置いて、給食を食べさせて、普通に自分で帰るようにさせてください。」 「いいんですね?知りませんよ?私の所為じゃ、ないですからね。」 もう、「はいはい」って言う感じだったよ。 その後、「こんな怪我で医者に行ったら恥ずかしいよ!」と言って、嫌がるすぐるを無理矢理医者に連れて行き、診察を受けたら、どうやら医者に「フフン!」と鼻で笑われたようだ。 「オレ、死ぬほど恥ずかしいよ!保健のババアめ!」 すぐるは恨み節を言ってたな。 「そもそも、そそっかしいお前が悪い!」 って、言っといたんだけどさ。 それにしても、「言われないように」・・・というのは「愛」じゃないよね。 先生は、生徒の心配より、自分の保身を図っているのだから。 むしろ、判断力が低下しているのではないか。 先生の質も、問われる訳だ。 久しぶりにそんな出来事を思い出したのだ。 さて、明日も医者に行って、消毒をしなければいけないようだ。 面倒だが、仕方ないねえ。 ま、人に怪我をさせたのではなくて、よかったよ! PR |
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