2024 11,24 16:02 |
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2007 10,08 21:03 |
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さて。久しぶりに前世の事でも書きましょう。
あやかの名古屋での引越しをした日。 次の日には、朝早くそのアパートで仕事が入っていた為、そのまま泊まったのだ。 寝ようと思って横になると、昼間引越しで使った軽バンの揺れを思い出す。 まるで岡酔いのように、軽に揺られている感覚が離れないのだ。 それを楽しんでいると・・・私は馬に乗っている前世のイメージが広がる。 私は栗毛の馬に乗っている男だ。 舞台は中世のヨーロッパ。まるで三銃士のような格好をしている。 ツバの広い黒い帽子、口ひげ、青いマント、黒いブーツ、剣・・・。 年は23歳。顔はなかなかのハンサムだ。自分でもモテている自覚があるし、自信がある。 馬を走らせていると、若く美しい女性に目が留まる。 「お!いい女!」 そう思うや否や、早速口説きに行く自分。 そして照れもせずに、臭い台詞で口説き始める。 「何て美しいんだ!君みたいな素晴らしい女性は、見た事もない・・・。」 とか、何とか言って、女性にかしずき、手にキスをしている。 女性はまんざらでもない、と言う顔をしているものの、さらりとかわすのだ。 それで益々ムキになり、「ようし、この女を落とすんだ!」と燃えているのだ。 そしてとうとう口説き落とし、お付き合いを始める。 自分はもう有頂天だ!仕事は順風満帆、環境には恵まれ、素晴らしい彼女も出来た。 彼女とも結婚したいと望み「君を両親に会わせたいんだ。」と言うと、嬉しそうにしている彼女。 この女性こそ、私のソウルメイトである。 さて、屋敷に帰り、早速両親に報告。 「父さん、母さん、素晴らしい女性なんだ。会ったらきっと、気に入るよ。」 勿論、両親は喜んでいる。 この両親は本当に息子を自慢に思い、心から愛していた。 そして自分も心から愛されている事が分かっていたし、自分も心から両親を敬愛しているのだ。 この両親は、またしても今世の前夫の両親、かつての舅と姑だ。 面白い事に、自分は白人男性の顔をしており、彼女もブロンドの白人美人なのに、両親の顔は今の義父と義母の顔なのだ。 場面が変わり、自分が彼女と会っている。 「是非、両親に会ってくれないか?」 と言ってる様だ。彼女は嬉しそうに聞いている。 そんな話をしていると、不審な男達、4,5人に囲まれてしまう。 不意に斬りつけられ、自分も剣で応戦するものの、彼女をかばいながらでは、所詮多勢に無勢。 私は脇腹を深く刺され、そのまま亡くなるのだ。 彼女は泣き叫び、半狂乱になっているのを、死後の私は静かに見ている。 ちなみに刺し殺した犯人は、またしてもかずまだ。 なんか、どっかで見たような・・・。そう、以前も書いた海賊だった時の最期と同じなのだ。 また繰り返しをしたのだ。こういう事はよくある。 私の葬式では、同じ愛する者を亡くした者同士、母親と彼女が泣きながら抱き合っている。 その場面が、しばらく固定されたままで動かない。 何で動かないんだろうと思っていると・・・。 やおら顔を上げた義母の顔をした母親が、真顔で私に言う。 「もう、いいんじゃないの?」 「は?何が?」 「だから。もういいんじゃないの?再婚。この子が待ってるよ。」 そう言って、彼女の肩を抱いている。 「でも、全然会えないんだよね~。未だにかすりもしてないんだけど。」 私がそう言ったら、義母はにっこり笑って 「大丈夫。私が引っ張って来てやるよ!」 と言うではないか! 「頼みます!」と言ったのは言うまでもない。 さてさて。一方犯人かずまのその後。 一味はアジトに戻り、報告をした。 「やりましたぜ。親分」 どうやら、将来を約束されていた私の地位を妬んでいた者の仕業だったのだ。 かずまはただの金目当ての雇われ者だった。 だが、口封じの為にその場にいた一味は全員、殺されたのだ。 死ぬ時、かずまは思ったのだ。 「なんだ・・・。こんな事なら、やらなければよかった。やりたくてやった訳じゃないのに・・・。」 私はかずまの前世に伝えた。 「かずま。今世はやりたい事をしに来たんだよ。だからやりたくない事はしなくていいよ。」 そう言うと、犯人の顔は今のかずまの顔になり、笑っているのだ。物凄くいい顔で。 その後、すぐに例のかずまの彼女の事で揉めたのだ。 でもいつ思い出しても、かずまの顔はこの良い笑顔なのだ。 だから私は安心している。 きっとかずまは本来の自分の道に、自ら引き戻すだろう。だから大丈夫だ。 義母も「放っときな」って、言ってるしね。 ちなみに離婚後の一年間、私はいろんな男の人と付き合っていた時が会ったが、驚いた事をあやかに言われた。 「あれは、ばあばが会わせていたんだって。『ちょっとでも、ひでみが慰められれば』って言ってたよ。『全部見ていた』って。何もかも。『よく頑張っていたね』ってさ。凄いねえ。」 改めて、義母に可愛がられ、愛されていた事が分かる。 義母はなんて大きいんだろう!私にとっての拠り所であり、本当の親だ。 いつ思い出しても、義母を思うと私は胸が一杯になる。 血は関係ない。 私の幸せを実母が願ってなくても、この母が願ってくれているので、私には十分だ。 勿論、子供たちも私の幸せを願っていてくれてるけどね。 だから私は十分幸せ者なのである。 PR |
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コメント |
スケールの時代小説を読んでいるようで、すごく興味深いお話。
面白くて、そして感動的です。 読んでいてちょっと鳥肌が立ちました。 橋村さん、本書いたらいいのに! 私も自分のこと、こんな風に知ることができたら・・・なんて思います。 ちょっとコワイけど(笑) 今、仕事中。今月もまた忙しい時期なんです(泣) 【2007/10/0822:57】||ぴんく#86434807eb[ 編集する? ]
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照れますねえ。でも皆様にもこうした前世がたくさんあるのです。
みんなみんな何千回も生まれ変わっているのですから。 そして必ず、今に繋がっているのです。 ぴんくさん、お仕事頑張ってくださいね。コメントもないと寂しいけど、でも無理はしないでくださいね。 今日も忙しいのに、コメントありがとうございました!嬉しいです! 【2007/10/0903:26】||はしむら#99af3742d8[ 編集する? ]
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