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2009 02,28 20:37 |
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今日は昨日の続きを書きます。
昨日 彼が受けた裁判の事を書きますね。 裁判官は三十代とおぼしき女性だったようだ。 彼女は、捕まった当時の彼の写真を見て、驚いたようだ。 「まるで別人じゃないの!本当に同じ人?!」 そう驚くくらい、彼は変わった。 「両親は地味なのに、あなただけ一人、お洒落なのね。いいじゃないの!その洋服 よく似合ってるわよ!今の方が良い顔してるわよ。」 そう、言ってもらえ 彼は嬉しかったようだ。 そう言われるほど、当時の彼は暗く陰気だった。 それから裁判官に「どうして万引きなんかしたの」と、問われ、彼は当時の環境や葛藤 苦しみなどを吐露したようだ。 中でも、家庭環境の悪さについて語った事は 裁判官を驚かせたようだ。 父親は生活費もロクに渡さず、家庭内暴力をふるう。 母親は、暗くいじけているだけで 方策がない。 会話もなく、家族として機能しておらず、居場所さえない。 「だから、今は一人暮らしを始めました。幸せです。」 と、語る様を見て、 裁判官は 「そりゃあ、家を出て正解ね。今のあなたには反省も見られるし、すっかり落ち着いたのね。よかったわ。もう一回だけ被害額の確認の為に来てもらいますが、多分無罪に出来るわよ。安心してね。これからも頑張って!」 と、言ってもらえたようだ。 彼は、一安心しただろう。 何せ、彼は万引きの回数自体多い。これで反省が見られなかったら、鑑別所行きだったところだ。 本当に もう二度としないで欲しい。 ちなみに。彼の父親は、家庭内では 専制君主であり、恐怖政治が支配する。 たまに・・・本当にたまに外食に連れて行ってくれたり、洋服を買い与えてくれたり。 それはまるで北朝鮮のように、配給やたまにくれる褒美のようだ。 しかし、それは父親の好みを押し付けるだけの 全く迷惑なものだ。 家族は好きな服も着られず・・・そうでなければ、父親の「何だ!その服は!」とか「てめえ、調子乗ってんな!」とか、こてんぱんに言われるのだ。 それで家族はたちまち萎縮してしまう。 裁判所で両親もきつく何か言われたのか、珍しく父親もシュンとしていたらしい。 帰りに「飯 食ってくぞ。」と言われ、「靴も買ってやる」と言われたらしい。 母親も慌てて財布から千円出し、 「あんたも生活大変だろうから・・・。」 と、渡そうとしたらしい。 彼らなりの 今までのお詫びのつもりなんだろう。 しかし。彼はきっぱりと断ったようだ。 彼はお金や物でごまかすんじゃなく、「ごめんね」の一言が欲しかったのだ。 しかも、一緒に靴屋さんに行ったって、父親の好みを押し付けられ、自分で選べばケチをつけられ・・・ 「楽しくないから、一緒に行きたくないよ!」 だってさ。 だよねぇ。 「それより、早く帰って ひでみさんとご飯食べたいよ。今、一緒にいたいのはひでみさんなんだ。もう二度と、両親には会いたくない。」 そう、言っていた。 彼にとって、長い一日だっただろう。 もう二度と、万引きするなよ! PR |
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コメント |
ただ謝って欲しいだけなのに
物で解決しようとされると受け入れ難いですよね 幸せな再出発ですね |
ただ謝って欲しいだけなんですけどね。
でも 認めたくない 頭を下げたくない という人は、結構いますね。 おかげさまで 彼は気持ちを新たに頑張っています。 私は卑怯者も行為も大嫌い。万引きはその最たるものですね。 彼には二度とさせません。(笑) 【2009/03/0119:58】||はしむら#92c74611b3[ 編集する? ]
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彼氏、もう万引きしないぞ。大丈夫。
万引き常連補導歴ありのオイラの直感。 オイラも寂しくて万引きしてた頃有ったけど、こんなオイラを信じて支えてくれた恩師のお陰で、万引きやめれた。 だから、そう思う。 人とのふれあい…意外に影響あるよ。 【2009/03/0201:43】||ピザ#294e2b3875[ 編集する? ]
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そう言っていただけると、心強いですね。
そうですか!ピザさんにも そんな時があったんですね・・・。 やはり経験者ならではの言葉には 重みがありますね。 彼も ピザさんのような素晴らしい大人になってくれればいいなあ~と思います^^ 【2009/03/0218:23】||はしむら#555141d7a8[ 編集する? ]
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