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2006 08,11 22:25 |
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昨日買ったミシンが今日の午後、実家へ配達される事になっており、
それに合わせてあやかもミシンの使い方について説明を聞く約束だった。 あやかは一時ごろ出掛けて、三時頃帰って来た。 帰って来るなり 「あのねえ、昨日買ったミシンは止めにして、30万のミシンを買ったよ」 と言うではないか! 「はあ?」私は何の事やらさっぱり分からん。 どうやら、事はこういう事らしい。 ミシンを配達に来たのは、30代後半の男性2人組み。 あやかから見た二人組みは気さくで面白く、感じの良い人達だったようだ。 修理員であり営業ではないと言い、ミシンの取り扱いについて説明を始めたらしい。 このミシンは取り扱いが面倒で、月に2,3回は油を差さなくてはならず、その為細かな部品まで分解せねばならない事、そして雑巾などちょっと厚い物になると全く針が通らず使い物にならない事、安い分壊れやすいので取り扱いには十分注意するように・・・・等々。 それを聞いていた私の母親は、例の如くいつものように 「ねえ、あやか。あんた、ちゃんと聞いといてよ。あたしは知らんよ」 と、あやかに丸投げし 「ええ~?そんなの困る。あたしゃあ目が悪いから出来んよお」 と哀れみを乞うように、被害者意識丸出しで業者さんに何度も 「どうしたら、いいのかねえ?」と言っていたらしい。 それが、あやかにはどうにもウザく、内心「クソババア!」と思いつつ 「わかった、わかった。ちゃんと聞いておくから」 となだめるのに必死だったらしい。 そして修理員と名乗るミシン屋さんは 「ちょっと高いけどこれなら、どうでしょう?」 と、ここで先ほどの30万のミシンの登場となったのだ。 そして、これがどの位素晴らしい機能を持っているか説明し、アフターフォローは必ず月に一度は来て、なおかつ半永久的に長持ちしますよ、となったのだ。 母からしたら、それは神々しく見えた事だろう。 「じゃあローンで買う」 となったらしいが、一緒に説明を聞いていた父が 「そんなに良い物なら、オレが20万出してやるから現金で買え」 という事になり、 「ちょっと、待っててよ」と言って現金を持って来たではないか! そうしたら母も 「じゃあ、10万なら私も持ってるから」 と言って、いそいそと財布を持って来たらしい。 あやかは唖然としたようだ。 「そんなに持ってるなら、うちにくれ~!!!!」と内心思ったらしいね。 母に「あやかは払わなくていいよ」と言われ 「当たり前じゃああああ!!!そんなに持ってて孫からむしり取るつもりだったんかあ??」 と、やはり内心吠えていたらしい。 そんなこんなで、現金で買い、すでに現物も頂いているらしい。 その後母から上機嫌な声で電話が掛かってきたので 「良い買い物をして良かったね」と言っておいた。水を差すまい。 私も元営業マンの端くれ。物の値段くらい分かる。 私だって、2、30万もする下着を着けていたり、20万する化粧品も何とも思わず使っているくらいである。 20万以上する美顔器も持ってるし、ネックレスや指輪もある。 あやかもそのミシンの機能には感動していたのだから、きっと良い物なんだなあ・・・と思う。 いかがわしい会社でない限り、良い物にはそれなりの値段が付くのは当然である。 しかし。あの裁縫もロクにしないバーさんが、あと30年生きたとしても 死ぬまでに3回使えばいいだろうな・・・と、思っている。 きっと、3回使った後には飽きて 「まあ、あやかにあげるよ」と言うだろう。 あやかは、まんまと高いオモチャを買ってもらったのである。 しかもあやかは、自分は払わなくても良いと知った途端、じーさんばーさんにネダリまくり、人前で良い格好をしたがるじーさんが乗せられて現金をひけらかす様に出しただけの事である。 後が怖いなあと思う私である。恩を売りつけられたらたまらないからだ。 しかし、あの高いオモチャを買ってもらって、今一番喜んでいるのは母である。 後の心配までするのはよそう、と思った。 PR |
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