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2007 02,08 21:59 |
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昼に起きて、あやかは私の実家に行った。
ばあさんのお守りをする為だ。 昨年の夏に買ったミシンの使い方が、未だに覚えないからだ。 それで「あやか~教えて~」と、頼まれていたのだ。 だが、こうしてあやかは今までも、何度も教えていたはずだ。 なのに相変わらず覚えないのである。 帰ってきたあやかは、やっぱり不機嫌だった。 「ばあばってさあ・・・、何であんなに馬鹿なんだ?あやかも馬鹿だし、物覚え悪いから人の事、言えんけど。それにしてもさあ、限度があるよね。それにさ、いちいち『あたしゃあ、覚えれんだよ。馬鹿だもんで。』って言い訳するし、そのくせ聞いてないし、言った先から忘れるし。ホント、疲れるよね。」 確かにそうだろう。あの人は疲れる人だ。 自分に自信がない為、人から「そんな事ないよ」って言われたくて、その為自分を貶める言い方をするし、でも「ホント、そうだね」なんて言えば、またイジケまくり、黒い念を放出しまくるし、だから「そんな事ないよ」と言って持ち上げてやらないといけないし・・・。 ホント、疲れる! 母自身も「私は本当に物覚えが悪くて、自分でもイヤになるよ。泣けてきた・・・」と電話で言っていたが。 その気持ちは察するが、生憎母にはミシンなど必要なかったのだろう。 覚えられない、という事は、そういう意味だ。 あやかも母の愚痴をずっと聞き続け、イヤになっただろう。 「なんで、あたしはここに居るんだ?」 そう思ってたみたいだから。 しかし、愚痴って疲れるよね。 前を向く為に愚痴を言って吐き出すのは必要だと思うが、ただ取り止めもなくグチグチ言ってるのを聞いてるのは疲れるものだ。 そんな愚痴を言ってる人に限って、行動していなかったりするし。 行動しないから余計な不安を感じるのだろうね。 人を当てにせず、動いていれば、自ずと迷いも晴れるものだ。 母は今も今までも人を当てにし、依存しまくって生きてきた。 「ミシンの使い方くらい、覚えたいよ」と言いつつ、「でもまた教えてもらえばいいや」という甘えがあり、それが更に「覚えない」という事に繋がっている。 そんな母を見ていると、「こんなおばあさんにはなりたくない」と決意させてくれる。 そういう意味では、ありがたい事だ。 あやかももうすぐ一人暮らしが始まる。 あやかだって、あんなおばあさんになりたくないからだ。 せいぜい、お互い楽しい人生にしましょう! PR |
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