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2008 01,07 23:56 |
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昨日、私の高校時代のバイトの事にちょこっと触れたので、続きでも書いてみようと思ったのさ。
物好きな方は読んでくだされ。 高校時代、目的もなく只世間体の為に高校へ進学した訳だが。 悪いけど、勉強はチョロかったし、目的も見出せず・・・だって、進学校で、私成績優秀なのに(学年で2番だったんですよ!普通の親なら喜ぶよね?)、親から「進学させないからね!」って言われていたからね。 じゃあ、何で高校行かせる訳って、なるよね? それに対して、親は何も答えられず、「結局あんたらの為に行ってやってんじゃん」的な感じで高校へ行ってたから、そりゃ、目的なんか見出せないわな。 ちなみに高校進学の時も結構葛藤があったのだ。その話も後日書かせて下さいね! そんな親に更にガッカリしていた私は、こんな人達に世話になりたくないと思い立ち、高校一年の夏休みからせっせとバイトに励んでいたのだ。進学校なので、勿論バイト禁止。 しかし、それが何だって言うんだ!?私の人生なんだから、私の事は私が決める! 昔から私はこういう人である。 そんな訳で、コンビニ、観光ホテルの掃除、そして次に喫茶店のウェイトレスのバイトをしたのだ。 喫茶店が一番長いバイトだったな。半年以上やってたから。 一年の終わりに働き始めた喫茶店も、二年の夏休みになり忙しく毎日働いていたのだ。 レジを打っていたら、目の前の客の顔に見覚えがある。 誰だっけ・・・?と思ってみていたら・・・。それは社会の先生じゃないか! 黙っていればいいのに、思わず「あっ!!!」っと、声をあげてしまった! そうしたら先生が気が付いた! 「おまえ、見た事ある顔だな?さては生徒だな?さあ、名前と学年組を言え!」 と、言われてしまった。もう降参した方がいいな、と思い、素直に白状する事にした。 そして、オーナーに「多分学校にばれたので、もう来れません。」と謝り、学校からの通達を待つ事にしたのである。きっと親も呼び出しを喰らうだろう。 母親に「学校にばれたから、呼び出し喰らうよ。一応覚悟しといて。」と、頼んでおいた。 母親はオロオロして「ど、どうしよう。私、何すればいい?」と聞くので 「まあ、何とかなるんじゃないの?いいよ。私が謝って私が喋るから。あんたは黙ってればいいよ。」 と言っといた。私はこんな時でさえ、いつも落ち着いていたものだ。 本当に可愛げのない子だよねえ。 で、早速次の日にお呼び出しが掛かり、私の横に母親、目の前には学年主任であり、生活指導の先生がいかつい顔をして座っていた。早速先生は 「お前は一体どういうつもりだ!バイトは禁止って、知ってるんだろうな?」 と、すごんでいる。だから何?って感じだけど。 父親の罵倒を浴びせられて育っているから、先生の脅しなんて、ち~っとも怖くないんだよね。 私は努めて冷静に 「バイトが禁止なのは知ってます。でも勉強以上に面白くて、今の私には本当の勉強になっているんです。どうせ、ここに居ても私は進学しませんし、この学校にいる事は意味がないんです。だからバレて停学処分になるのはいい機会なので、いっそ退学しようかと・・・。」 と、そう言い掛けた所で先生は真っ青な顔になり 「おまえ!本気なのか?ちょ、ちょ、ちょっと待ってくれ。今、担任を呼んで来るから!」 そう言って、慌てふためいて駆け出していった。 私はその後ろ姿を見て、大爆笑していた。 でも横で母親は真っ青になっている。 「あんた、退学するの?」 「さあね。するかもね。だって進学させてくれないんでしょ?」 信じられないかもしれないが、私は勉強が好きで、大学に行ってもっと勉強したいくらいだったのだ。 結局結婚したので進学もクソもないのだが、でも今思うと進学しないでよかったよ。 そのうち担任が真っ青な顔をして走って来た。 それを見て、内心かなり爆笑していた!勿論笑いを噛み殺し、ポーカーフェイスでいたけどね。 「橋村さん!退学するって本当ですか?もう決めたんですか?出来れば思い直していただく訳にはいきませんか?」 先生はかなりの低姿勢で私に問いただす。更に説得する担任。 「私には妻と子供が二人、二人目は最近生まれたばかりで。しかも私の両親と同居ですから、私の収入に全てが掛かってるんですよ。」 「だから何?先生公務員だから、私が一人欠けたって、収入は関係ないでしょ?」 「いや・・・それが。実はこの夏休み中に二人、クラスから退学者が出まして・・・。」 そうなのだ!この学校は創立3年目にして初の退学者を、寄りによって、うちのクラスから二人も出したのである! 「そこへ持って、橋村さんに退学されたら、僕は・・・僕は・・・ああ!きっと首だあ~!」 と、頭を抱えて悶絶している先生。なんかドラマみたいだな、面白すぎだろ・・・と、内心爆笑! 私って、本当タチ悪いよね。 「先生も大変だねえ。」 私が人事みたいに言うと、先生は更に私に詰め寄り 「そうなんです!僕の収入に全てが掛かってるんです!ここは一つ穏便にですねえ、僕を助けると思って・・・何とか退学だけは思い直してくれませんか?」 「別にいいけど・・・でも私、停学処分なんでしょ?」 私がそう言って、駆け引きする。私は何とか自分に有利に働きかけたい。すると先生から思わぬ提案が! 「こうしてはどうでしょう?今夏休みの半ばですし、明日から『停学処分』という事にすれば、夏休み中に処分が終わりますよ。そうしたら誰にも分かりませんし。ただ外出を控えてくれればいいので、残りの二週間だけ大人しくしていてくれませんか?」 「先生がそこまで言うのなら・・・。」 という事で、表向き渋々承諾し、内心は「ラッキー」と喜んでいた。 親もホッとしていたし。 更に先生、本音が暴走中。 「いやあ~。助かった!ホントの事言うと、橋村さんがいてくれたら、クラスの平均点を下げずに済むし!」 ああ、そういう事・・・。そのうち、進学も何とか説得すれば、持ち掛けれるかも・・・と先生は画策していたようだし。先生も公務員なのだ。 そんな先生の本音を聞かされ、でも奇麗事を聞かされるより、いっそ気持ちいい。 それからこの担任とはいつも本音で話していたし、そんな会話が気持ちよかったのだ。 この先生とは、今でも年賀状のやり取りをしており、結婚式にも出ていただいた。 その時の生まれたばかりの2番目の子も、うちの長男と2歳しか違わないしね。 年賀状はお互いの近況報告が多いな。人生って面白いね。 ちなみに、退学した2人のうち1人は、家庭の事情で退学したが、5年前にそのS君と偶然再会したのだ。 当時は口なんて聞いた事もないチャラ男だったが、どうやら彼も人生の示唆を舐め尽くしたらしく、家業の倒産、離婚、を経てすっかり落ち着いた大人になっていた。 「お互い年取ったねえ~。」 と笑いあったが。今はどうしているだろう。人生いろいろ・・・。 こんな感じで、私は人を食ったような子供だったのである。 本当に狡猾で可愛げのない子だったなあ~。 でもまあ、今は楽しい思い出なのだ。 PR |
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コメント |
こんな時間に失礼します。
新年早々またまたキツイ時期なんです^^; さてさて、橋村さんはつくづくすごい人ですね! なんて人生経験豊富なんでしょう! それもだれもが経験できることじゃない(笑) そしてその経験を糧に今人として一人の女性として輝いてるんですものね^^ ますます興味深いな~ そしてこのブログ、本当に面白~い!! 私もがんばります^^ 【2008/01/0802:48】||ぴんく#991ebd6a1f[ 編集する? ]
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先生たちのそんな腹の底からの本音の表情… 高校生の私だったら自分の事でいっぱいいっぱいで想像もつきませんね!私も当時の担任と年賀状やTELのやりとりが今だにありますが、卒業してから本音で付き合ってる感じです! 年明けも心配してTELくれたり。ありがたい存在です!
橋村さんは進学校だから、バイトしてる事スゴク責められたんじゃないですか?昨日書いた『床屋の娘』は、中華料理店のバイト時にK先生に見つかって、何度もお願いしたのにクソまぢめに上に報告し、生徒みんなからシカトされてました。きっと、クラス半分くらいはバイトしてて、明日は我が身だったからだと思う。団結してましたね(^-^)v♪ 教師は大変な職業です。 【2008/01/0806:21】||さかえ#92ca4cbebd[ 編集する? ]
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ぴんくさん 私の事、買いかぶりすぎですよ。私なんてまだまだですよぉ~。
でも面白いと思っていただけたのなら光栄です。 さかえさん その後お体は大丈夫ですか?当時私はそんなに責められませんでしたよ。 むしろ「退学」という脅しが効いたのか、周りの教師が私を腫れ物に触るみたいに接してきたのが笑えました。先生も人間だなあ~と思ったのと同時に、「先公チョロイな~。」と馬鹿にしてました・・・。 私って酷い子ですよねえ~。(笑) 【2008/01/0901:08】||はしむら#555140c7aa[ 編集する? ]
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今の橋村さんから想像通りって感じの学生時代ですね。
橋村さんらしいエピソードで笑ってしまいます(笑) それと縁っていうものはいろいろなきっかけからスタートするもんなんですね。 【2008/01/0921:27】||ずごっく#985f0c3c34[ 編集する? ]
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想像通りですか・・・(笑)一体私はどういう風に見えてるんでしょう?(笑)
てか、ずごっくさんも同じ臭いがしますから。おんなじAB型だしねえ。 あまのじゃく加減がよく似てると思います^^ふふふ~。 【2008/01/0921:34】||はしむら#555140c7aa[ 編集する? ]
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