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2009 09,15 18:41 |
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昨日の続きですよ~^^
私は 泣きながら裸足で飛び出しました。 街灯もない真っ暗な松林沿いの道を歩き、海に向かってトボトボと歩いていました。 後ろから 見知らぬおじさんが 徐行させた車の窓を開けながら、私に声を掛けてくれたんです。 「おい、おねえちゃん!大丈夫か?裸足じゃないか!まだ寒いのに!家は近くなのか?送ってってやるぞ!」 その声は 本当に心配そうでした。 嬉しかったですねえ。世の中には こんなに良い人もいるんだ・・・。 でも、私はまだ帰りたくなかったので、 「大丈夫です。少し頭を冷やしたら 帰ります。」 と言って 頭を下げました。 「きっと親が心配してるぞ。早く帰りなさい。」 そう言われ、私には 心配も 結婚を祝ってくれる親もいないのだ と思うと、また泣けて泣けて・・・。 私は 海の方に降りて行きました。 海岸の手前には、トンネルがあって、この上にはバイパスが走ってるんです。 ここは暗くて、夜になると誰も来ない。一人になるには うってつけの場所でしたね。 とても寒かったので、私はトンネルの中で身をすくめて 体育座りをしていました。 まだ不安定な妊娠初期でしたから、こんなに体を冷やしてしまって、赤ちゃん大丈夫かな?と、心配でしたが。 それよりも もうどうなってもいいや。どうにでもなれ! と言うような ヤケッパチな気持ちでいました。 でも寒い! 上着も来ていないのだから。 でも帰りたくない。きっと誰も探しに来ないと思うけど・・・。 私は とても寒い所に 3時間もいたんです。 3時間経った頃・・・足音がするんです。 誰か犬の散歩にでも しに来たかな? と、思っていたら! 前夫が立っていましたね。 もうビックリしました。 「何で ここが分かったの?!」 「何となく 胸騒ぎがして・・・で、お前の家に電話したんだよ。そうしたらお父さんと喧嘩して、お前が出て行った っていうからさ。お母さんが心配してるよ。一緒に帰ろう。」 と、言ってくれました。嬉しかったですねえ。 勿論、私は素直に「うん」なんて 言いませんでしたけど。 結構 ごねていましたから。笑 前夫は 本当に霊感が高い人でした。 私の三人の子供達は この遺伝子を受け継いでいますから、霊感が高いんです。 私の事を 勘で察して 場所も勘だけで 当てましたから。 「きっとここだと思ったよ。何でか 分からないけど。」 まだ携帯のない時代です。 だから本当に感動したんです。 私を心から心配して、駆けつけてくれる人がいる! これがあったから、あの辛かった結婚生活も 10年続いたんだと思います。 心のどこかで また期待し、耐えちゃったんでしょうねえ。笑 騙されたな・・・。笑 私は 前夫に付き添われて 家に戻りました。 さすがに父も トーンダウンしており、母は早速風呂を沸かして 私に入るように促してくれました。 母が珍しく 父にネチネチ言ってましたね。 「お父さんは もう・・・!秀実にばっかり辛く当って!いくら嫌いだからと言って・・・!」 母は 更に私を傷つけてるんですけど。笑 全くの無自覚です。 大笑 結婚前にこんな出来事があり、不安があろうが怖かろうが「二度と 家には戻るものか!」と、決意させてくれました。あはは~。 まさに、自立にうってつけの家でした^^ 私って、上手く回ってますね。笑 PR |
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