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2006 07,29 21:27 |
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このクソ暑い日に草取りをした。
お客様も4時に帰り、今日は草取りをするチャンスだと思ったからだ。 しかし一人でやるなんて絶対イヤだ。 こんな面倒な事、子供に手伝わせるしかない! 猫の額ほどの広さしかない庭だが、すっかり一面の草ボウボウである。 草の丈は一メートルを超えているものばかり。 「おーい、すぐる。ちょっと手伝いなさいよ」 と呼ぶ。すぐるは軍手をはめて出て来た。 土は柔らかいので面白いくらい草は抜ける。 草取りをしながら、すぐるはボランティア部に懸ける情熱を語った。 「オレは今度部長に立候補してみようと思って。」ちなみに2年の部員は2名。 「絶対部長になって、ボランティア部をそれとなーく、さりげなーく美術部に移行させてみせる!」 ただでさえ暑いのに、横で暑苦しい宣言をしているすぐる。しかも無謀だ。 意気込みは買うが、いかんせん無駄な努力と言うものである。 「アホか!お前は!その情熱を他に傾けろよ。勉強とか勉強とか勉強とかさー」 「なんだよ、勉強だけじゃん」 すぐるの気持ちも分かるけどね。 本当は美術部に入りたかったのに、かずまの学年で廃部になったのだ。 かずまは最後のたった一人の部員であり、部長でもあった。 最後の年なんて画なんてほとんど描いておらず、本ばかり読んでいたみたいだ。 そういう私もその美術部の部長をやっていたが。 その頃は一学年20人以上部員がいたものだ。 ついでに言うが、私はここでも嫌われており、部長なのに誰も言う事を聞いてくれない 悲しい部長だったのだ。 これだけ嫌われていると、今思い出しても笑えてくる。 「すんげー嫌われてたんだー。はははー」みたいな。 でも私は画を描くのが好きだったし、教えてくれる先輩もいたし、悔しいのも手伝ってかなり上手い方だった。 しかし仲間の居ないかずまは上達しない。 やはりライバルの存在や仲間を持たないとなかなか刺激をもらえないので、上達もしないのだ。 自分の息子が最後を飾って、嬉しいような寂しいような。 それにしてもかずまの画はド下手糞だった! すぐるとアホな会話をしつつ、草取りに励んでいると、お向かいのおばあちゃんが 「まあ、すぐる君偉いわねえ」と言ってくれる。 私から言わせれば、家族なのだから家の手伝いくらい当たり前である。 将来いずれ大人になれば、やらなくてはいけない事ばかりだからだ。 偉くも何ともない、自分の為だ。 勿論、あと3,4年もすれば世の中に放り出す予定。 「ご苦労様」 草取りが終わり、家に入ったすぐるは3ヶ月も先の祭りについて熱く語りだした。 早速笛を取り出し、吹いている。 あの情熱はどうやら笛に向かったようだ。 いつも勉強以外のものなら情熱を注いでいるすぐる、頑張れよ・・・! PR |
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コメント |
今日はありがとうございました。
息子は、私と会ってかれこ三時間以上寝て続けています。 私はこのブログ大好きです。 というかお二人が好きです。秀実先生はちょっと怖いけど^^怖い??というか圧倒されてしまう?という表現が近いかも。 とにかくまた会ってください。 私の自分が見つかるように手助けしてください。 私は生きます。 依存しないように。依存させないように。 【2006/07/3017:05】||なお#9a88fa13c4[ 編集する? ]
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草抜きしている人を見ると村上春樹さんの短編を思い出します。
草抜きも書き方によるとシスティマティックになるんだなと感心します。 私がやると「ベストキッド」みたくなってしまいますから。 |
こちらこそ呼んで頂いて有難うございました。息子さんと楽しくやってくださいね。
あと私の事は「さん」付けでいいですよ。先生なんて言われるときっとつけあがるから(笑) またお会いしましょうね! 【2006/08/0100:32】||はしむら#99af3740a7[ 編集する? ]
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はじめましての方かな?ベストキッド、懐かしいですね。あれはある意味面白くて何回も見ちゃいました。
【2006/08/0100:36】||はしむら#99af3740a7[ 編集する? ]
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