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2007 11,29 22:15 |
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さてと~。今日は久しぶりに私の8歳の頃の事を書きましょう。
前回7歳の続きです~。 まあ、人の過去なんかに興味ないよ・・・という方、飛ばしてください~(笑) この頃になると、本を毎日、没頭するように読んでいた。 先日のブログ(8/4)でも書いたが、「湖上の城」という本に会ったのもこの頃だ。 それで静かに自分の中で、いろいろな決意をしたが、しかし具体的に何をしようか、と思った。 私は日頃から寂しい思いをしていたが、それと同時に「いつ親に捨てられるか」とか「いつまで置いてもらえるんだろう」という、漠然とした不安も抱えていたのである。 だから「役に立たなければ」という気持ちと、「いつでも困らないようにしておかないと」という気持ちが交錯していた。それほどまでに当時の私の家での居場所はなかったのだ。 とりあえず「料理が出来るようにならないとマズイのではないか」と思い、台所でちょろちょろするようになった。 母はそんな私をうるさがり、終いにはイライラすると八つ当たりをする。 でも、これはいつもの事だ。 しかし、私の目の前で母が「決定的」な事をやらかしてくれた。 母は鍋に水を入れ、切った野菜を放り込んでいる。味噌汁でも作るのだろう。 ところが、放り損なって落ちた野菜を拾ってつまむと、洗わずにそのまま鍋に放り込んだ!!! 私は内心 「えええ~!!!マジかよ~!!!勘弁してくれええ~!!!あんな得体の知れない物を、食べさせられていたのか!?じゃあ・・・じゃあ、今までの料理って一体・・・。」 と、か~な~り絶叫していた。しかし、口には出すまい。絶対。 何故なら、そんな事言おうものなら、八つ当たりは激しくなり、きっと怒りに任せて鍋をぶちまけ、もしかしたら私は家を追い出されるかもしれない。 あんな頼りにならない母でも、当時の私にとっては唯一の保護者だったのだから。 でもあんな料理を出されたら堪らない。何より、信用ならない。 ならば私が「見張ってなければ!」と思ったのだ。 そして「あの母親に料理をさせてはいけない。」と誓ったのだ。 それから毎日!私は台所に立った。母に疎まれても、なじられても。 埃まみれの料理を食べされられるより、マシだからね。 それで包丁を持たせてもらい、少しずつ教えてもらい、お陰様で小4にもなると、りんごやジャガイモの皮むきが上手くなった。毎日の訓練の賜物である。 ちなみに私の父は、退職してからほぼ毎日、台所に立つ。 好き、というのもあるが、しかし動機は私と一緒。 「あいつの料理は信用できん!」 ある意味、母は人を動かす天才かも! 母は今でも不精で、手もろくに洗わず、野菜など材料の洗い方も適当で、食器を洗うのも、もんのすごく雑! だから私は自分の実家に行っても、自分で支度をし、片づけするのも「礼儀」ではなく「信用できない」からだ。 よく実家に居て、何の疑問も無く「甘えている」人を羨ましく思った事もある。 でも甘えていたら、今の私にならなかっただろう。 きっと自立もしなかっただろうし。 あの母親の不精さが、私の焦燥感が、いち早い自立を促してくれた。 だから突然の結婚にも困らなかった。 仕事と子育ての両立をこなせた。 あれから時々サボった時期はあったが、結局18で結婚して家を出るまで、自分の為に続けたのだ。 今の私は当たり前のように料理をするが、しかし未だに包丁を握る事は好きじゃない。 それは生きる手段であり、生活の術なのだ。出来て当たり前の事なのだ。 でも「毎日の習慣」というのは凄いと思うが、そんなに好きではない事でさえ、すでに自分の一部になっている、という事なのだ。 あやかも疲れていても、自分で料理をする。 安上がりだし、将来役に立つからね。 今日はあやか手作りのシチューをご馳走になってきた。 今は何でもコンビニで売ってるし、惣菜もあちこちで売っている。 でもそれを食べ続ける習慣は、肉体が下り坂を過ぎた頃に結果がやって来る。 私は一生現役を目指しているし、食事制限なんてされたくないから、最低限健康に気を使いたい。 一生涯、食べたい物を食べたいもの。 でも外食ばかりでは、やがて老いた時にツケが来る。 私はそうなりたくないから、家に居る時はなるべく手料理を作り続ける。 結局は自分の為だよね。だから好きじゃないが、料理が出来る自分でよかったと思うのだ。 そんな自分にしてくれたのも、やはりあの母のお陰なのである。 PR |
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コメント |
自立の始まりは17歳の秋だったように思えます。
脱出は20歳ですかね。 健康の事は何も知らないですが、自分で料理するのは大切なんですね。 そしたら痩せますかね(笑) 現実と理想って、ホント逆ですよね・・まぁ、楽しく、必死にダイエットです! 【2007/11/2922:33】||奥山#553a5fe149[ 編集する? ]
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ディープな内容大好きです。 【2007/11/2922:57】||井上もどき#9a88fa13df[ 編集する? ]
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苦手な相手や逆境は、
自分を成長させてくれる鍵を握っているのでしょうか。 私は苦手な人や辛いことからはすぐに逃げた出したくなってしまいます。 だから軟弱なんです… 【2007/11/3000:23】||ぴんく#991ebd6a1f[ 編集する? ]
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加える事に手料理は意義があるのかな?と最近思う出来事がありました。
私もサボって手料理の意味が解りました(;_;)。 手料理は作る人の気(愛情)とかお水とか火のエネルギーが調和して自分の身体に入ってくるのかな?と勝手にそう感じてます。 今から仕事でーす(*^o^*)。 ボランティアもほとんど毎日してて疲れてるハズなのに何故か元気です。 私も橋村さんみたく一生現役目指したいです(≧∇≦)。 【2007/11/3001:28】||なめこちゃん#2cddc8ffad[ 編集する? ]
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奥山君 ダイエットしたいなら目安にカロリーとか基礎的な栄養知識があるといいかもね。
太りやすい人は(私もですが)基礎代謝が低いんだと思うのです。 きっと基礎代謝を上げる方法があるよ! 井上もどきさん がんばれえ!これからこれから・・・! ぴんくさん 私は本当に負けん気が強いんです!(笑)まあ、それが今までの私を支えたのかも・・・。 でも今じゃそれが仇になって、何でも一人でやってしまおうとしますね。 それでますますパートナーを遠のかせています・・・。うわ~ん。 なめこちゃん 本当にその通りです。料理には人の「念」が乗ります。 だから逆に気乗りしない日は、外食しちゃった方がいいですね。 無理すると「何よ・・・折角作ったのに・・・」とか「無理して作ったの、どうぞ・・・」と言われても、なんか具合悪くなりそうですね^^そういう主婦が結構多かったりして・・・(笑) 【2007/11/3023:07】||はしむら#99af3742d8[ 編集する? ]
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