2024 11,24 13:37 |
|
× [PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。 |
|
2008 02,12 22:57 |
|
今日は皆様に、悲しいお知らせをしないといけません。
実は、志乃が今日の未明に亡くなったのです。 私達も突然の事で、驚いています。 今も後悔と罪悪感で、どう受け止めたらいいのか・・・困惑しています。 ここ4,5日前から、しのは外に出ていた。クロを中に入れたすきに、サッと飛び出して行ったのだ。 でも次の日も家に入らなかったが、帰ってきてたし、 「またお腹が空けば、帰って来るだろう。」 と思っていたのである。 ところが、昨日の昼過ぎ、しのは帰って来たのだ。 声がするから窓を開けると、しのが庭でうずくまっている。 慌てて駆け寄ると、逃げない。どうやら左後ろ脚を怪我してるようだ。だから動けないんだな。 でも家に入れると、奥の和室の押し入れ目掛けて、一目散に走っていく。 いつも、しのはここに居るのだ。 怪我が心配で手を伸ばすと「シャーッ!!!」と、吹かれた。これじゃあ、とても触れない・・・。 でも外傷はないし、出血もないし、私は新城に行きたかったし、どっちにしろ「祝日」で、先生もお休みだし、 「診察してもらうのは明日でいいか・・・。」 と思ったのだ。・・・この判断を間違ったのだが。 さて、新城から帰宅し、すぐるとあやかを連れて買い物をし、本屋とかブラブラした後、帰宅してこのブログを書いたのだ。それからふと・・・ 「しのは?そういえば、あの子、御飯食べたっけ?」 と思ったのだ。外出してた時だって、しのを忘れていた訳じゃなかったんだけど。 でもしのは世話をされても嫌がるからなあ・・・と、ちょっと遠慮気味だったのである。 でも、しのが気になり、押入れを覗いた。でもよく見えない。 思い切って戸を開けると、そこには死後硬直して固まってるしのが・・・! 「しのが死んでる!」 ・・・衝撃だった! 子供達も「ええ~?!!!」と、絶叫! 家の中の雰囲気が、途端に重苦しくなる。 私は段ボールを取り出し、固まったままのしのを納める。 一週間で2匹の猫が死んでしまうなんて・・・。 シマは心の準備が出来たし、満足の行く見送り方が出来たが・・・でも、しのは違う。 しのには何もしてあげてないよ・・・。 「しの、ごめんね。一人ぼっちで死なせて、ごめんね。」 もう、謝るしかない。 しのはまだ成仏もしていなかった。まだ、苦しんだままのようだ。 私はしのの気持ちが知りたくて、自己催眠に入る事にする。 何となく分かるんだけど、でも何か自分の都合の良いものをイメージしてるように思えて仕方ない。 罪悪感と後悔で、うまくイメージも出来ない。 私がしのをイメージしても、逃げて行くところしか描けない。 だからすぐるに代わりに催眠に入ってもらった。 生前、しのは唯一、すぐるだけには懐いていた。他の猫ほどではなかったが、呼べば来るし、寝ていれば甘えに来た事もあるそうだ。忙しくて不在がちな私より、すぐるに心を開いていたのだろう。 だからすぐるがイメージしたら、しのはちゃんと逃げずに居てくれた。 まず、「死んだ」事を告げ、楽になるよう伝えた。お線香を焚き、成仏させる。 それからすぐるを通して、しのに聞く。 「しの、生きていて楽しかった?一人ぼっちで死んだ事、恨んでない?寂しくなかった?」 すぐるは、しのの代わりに答える。 「大丈夫。楽しかった。この家の中が大好きだったって。それから恨んでないよって。ちょっと寂しかったけど。」 「ごめんね。しの。最期に気付いてあげれなくて。でも最後に家に帰って来てくれて、ありがとう。」 「お母さん。しのは最後の最後に『この家に帰らなきゃ!』って、思ったんだって。」 「何で死んじゃったのかな?」 「車にはねられたみたい。それから役目が終わったって。」 「何の役目?」 「しのは『人間への不信感を取る』のが目的で生まれて来た子だから、オレと仲良くなった事で、ある意味『終わっちゃった』んだなあ・・・。それにこの家の『お荷物』になりたくないんだって。」 「そっか・・・。」 確かにしのの世話は、ある意味大変だったから・・・。そうか、しの・・・。 でも悔やまれる。私達は何も気付けなかった。それほど関心もなかったからね。 しのはいつまで経っても懐かず、顔も見ない日もあるくらい。 私がいない隙にコソコソご飯を食べに来る時も。近寄ると逃げるし。 でも決して忘れた訳ではないのだ。 でもでもでも。もし、夕方帰ってから一回でも様子を窺っていたら、死は回避できたかもしれない。 何故なら、しのの魂は入ったままだったからだ。だから死ぬ時は、きっと苦しかっただろう。 可哀想な事をした。悔やんでも悔やみきれない。 自分の迂闊さに腹が立つ。 改めて、3人で話し合う。 「ライとクロの事故は覚悟しておく事」 「それ以外の猫は、極力出さない事」 「噛み締めて可愛がる事」 ・・・など。正直言って、しのの死は私達3人にとって、ショックが深い。 あやかも自分の霊感が全然役に立たなかった事、役立たせなかった事に自分を責めている。 勿論、そんな事をしても、しのは喜ばないと思うので、責めないように言ったが。 ホント・・・霊感さえあれば、と思う方もいるかもしれないが、霊感は万能じゃない。 むしろあやかは、仕事以外はスイッチをオフにしているからね。 まして、しのには関心を寄せてもはり合いのない子だったから、私もあやかもわざわざ見ようとは思わなかった。 まあ、それが後悔の原因なんだけど。 今朝、再び火葬場へ行く。こんなに早くここに赴く事になろうとは・・・。 職員の方も「あれ・・・?」という顔をするから 「はい、先週も来ました。この子は不慮の事故で・・・。もう暫くはここに来たくないですね。」 「そうでしょうねえ。」 なんて会話を交わしたのだ。火葬場の人と顔見知りになるなんて・・・ちょっと複雑だよ。 今日はクロの診察も兼ねて、先生にしのの死を報告した。 しのも尻尾の手術など、本当にお世話になったのだから。 先生は残念がってくださったが、「事故ばかりは仕方ないですねえ。」と、仰ってくれた。 「本当に私の不注意ですみません。」と、言うしかない。 さて、クロの血液検査をお願いしたが、何と!クロはエイズも白血病も陰性でした! これだけ多数の怪我をしているのに・・・奇跡に近いね。 よかった、よかった、と先生と喜んだのだ。 それから四種混合の予防接種もしてもらい、クロは事なきを得て無事に帰って来たのである。 それにしても、元々存在の薄かったしの。 一番の仲良しのチビでさえ、異変に気付いていない。 こうしてみんなから忘れられて行くんだろうか。 私はインパクトを残して死にたいなあ。 出来れば、惜しまれて死にたい。 しのを通して、改めて「生き方」を問われたのである。 ああ、でも!もう後悔はしたくない! 皆様も、後悔する生き方だけはやめましょうね! それは今日の私だけで十分だ。私も深く反省させられました。 PR |
|
コメント |
後悔するなら、やるだけやって後悔したいです。
【2008/02/1223:16】||奥山#553a5fe149[ 編集する? ]
|
そんなぁ…
しのちゃん、突然死んでしまうなんて! また泣いてしまいました。 最後にうちに帰ってきたかったなんて!かわいい子でしたね。 橋村さんの悔しいお気持ち、伝わってきます。 しのちゃんは死をもって生き方を教えてくれたんですね。 はい、後悔しないように生きたいと思います。 しのちゃん、天国で安らかに! 【2008/02/1223:30】||ぴんく#991ebd6a1f[ 編集する? ]
|
奥山君 本当にその通りです。私の後悔は、やり尽くしてないから・・・ですもの。
同じ過ちを犯さないでくださいね。 ぴんくさん 泣いてくださって、ありがとうございます。ぴんくさんも大事な猫ちゃん達を大事になさってくださいね。 私のような愚かな人間に温かいコメント、いつもありがとうございます。励まされます・・・。 呆れずにまた読んでくださいねえ・・・。でもこんな悲しい出来事は、書きたくないですね。ハア~。 【2008/02/1302:14】||はしむら#555140bbf2[ 編集する? ]
|
勇気や元気をいただいてます。
弱くてダメな私は橋村さんにいろいろと教わることばかりです。 とても感謝しています。 それなのにこんなときなんて言ったらいいか、うまい言葉が見つかりません。 あまりごじ自分を責めないでくださいね。 【2008/02/1306:35】||ぴんく#991ebd6a1f[ 編集する? ]
|
そう言っていただけると・・・嬉しいです。救われますよ~。
【2008/02/1320:00】||はしむら#555141d598[ 編集する? ]
|
コメント投稿 |
|
trackback |
トラックバックURL |
忍者ブログ [PR] |