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2006 09,12 23:05 |
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最近、すぐるはビデオカメラが欲しくて、あちこち見て回っている。
前から家にあったのは、すっかりと壊れてしまい、新しいのが欲しいと言っているのだ。 去年からコツコツと貯金をしており、すでに何万か貯めているはずだ。 これで月々の小遣いとクリスマスの小遣い、お年玉を貯めたら、1月には買えるのではないかと思う。 足りない分はすこーしだけなら出してあげようかな。 すぐるがビデオカメラを買って何をするのかと言えば、勿論ネコを録るのである。 前のカメラで、チョロやタビを録っておいて良かった、と思うしね。 ネコは私達よりも寿命が短いし、いつ居なくなるかも分からない。 なので「後悔したくないから、収めておきたい」のだそうだ。 何か気が早いような気もするが・・・。 だって、もう死ぬ準備ですか?まだネコちゃん達は若いですよ。 しかし、現に一匹は死に、二匹は脱走した。確かにいつ状況が変わるかは分からない。 ちょっと前まで、こんなに早く長男を出すなんて考えてもみなかったしね。 でも、常日頃から私達はお互い何でも率直に語り合い、「やり尽くしている」と実感している所為か、私もあやかもかずまに対して「寂しい」とか「後悔」と言った感傷はない。 「私達って冷たいかなあ・・?」と言って笑ってしまうほど、何とも思わず、むしろサッパリとしている。 あやかなど、あれほど「お兄ちゃん子」で、買い物も一緒に行くほど仲良しだったが、いざ離れてしまえば別にどうって事はない。 きっと、私が死んでも2,3日は泣いてくれるだろうが、後は淡々と毎日を過ごしてくれるだろう。 私も何の心配もしないと思う。 それだけの事は教えた、という自負があるからだろう。 そして、毎日万が一の事も踏まえて、精一杯、でも楽しくありたい、と思い、日々を過ごしている。 すぐるもネコとの悲しい別れを何度と無く経験して、「今が永遠にあるのではない」と言う事を、イヤというほど知っている。 病気を持っている子もいるから、元気なうちにしっかりと収めたい、という気持ちも分かる。 すぐるも後で後悔したくないんだよね。 こうして、将来のお別れを頭に入れながら接していくと、本当に心からお別れが言える。 脱走した子達も、私達は随分探した。 夜な夜な出歩き、各家を聞いて回り、警察や保健所にも電話を入れた。 勿論役場にも何度となく電話をした。 こうして努力をし尽くすと勝手なエゴかもしれないが、諦めがつく。 何でもとことんやる事が大事だと思う。 今、若い子達が亡くなる悲しい事件が多いが、実は多くの親にたくさんのメッセージを込めているケースが多々ある。 私達から見ると「うちの子に限って大丈夫」と、タカをくくっている人が何て多いのか、驚かされる。 あんまり脅かして過保護になってもらいたくはないのだが、それでも「今日と言う日は二度と来ない」という事を知ってもらいたい。 早く気がつかないと、子供が死んでから「もっと、こうすればよかった!」と気づかされるような事を自分自身で起こしてしまうからだ。 最近そういうお客様とよく出会うのだ。 私は危機意識の薄さに非常に恐ろしさを感じるのである。 ぼんやり何となく過ごすのではなく、何の為に、どうして?と常に意識を持って生きる事を、子供達に教え導いていくのが大人の役割だと思うからだ。 深刻になる必要はない。 でも真剣さは必要だ。 深刻になっている人はいても、真剣に考え行動している人はわずかだ。 厳しいようだが、それを取り違えている人が余りにも多くて、ここに書かずにはいられない。 「死」を持って教えてくれるのは、うちのネコだけで充分である。 どなたにも悲しい思いをして欲しくないからだ。 PR |
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