2024 09,20 04:57 |
|
× [PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。 |
|
2007 11,01 20:32 |
|
今日の午前中は、すぐるの担任に呼び出された為、中学校へ行かねばならなかった。
約束の9時15分に職員室に行く。 担任の先生に促されて、会議室へ行く。すぐるもやって来た。 私とすぐるが並んで座り、先生の小言を聞くのだ。 この几帳面で、きちんとした先生からは、すぐるのズボラさが信じられないのだろう。 とにかく「言った事が守れない、実行しない」事が、腹に据えかねているようだ。 その他に遅刻の多さが、すぐるの進路を懸念させ、それも先生の頭の痛い原因のようだ。 でも正直、前も書いたけど、「高校なんてどうでもいいじゃん」的な私達親子からみたら、先生の頭痛は無駄な痛みのように感じられ、でもそれを口に出す訳にもいかず、私はひたすらすぐるの為に 「すみません。申し訳ありません。」 と頭を下げた。 すぐるは相当頭のネジが抜けているようで、先生から見たらどうしようもなくだらしのない子に感じるだろう。 事実、そうだし・・・。 昨日は昨日で提出しなければいけない大事な書類を持っていくのを忘れたし、テストカード、進路調査希望・・・など大切なものから日常のプリントまで、忘れ去っていた。 遅刻もいよいよ7日になり 「これじゃあ、進学できないよ!」 と言う先生に「はあ・・・」と言うしかないのだ。 先生の言う事は確かだ。 遅刻癖がついたら、社会人になった時に困るもの。それは分かる。 しかし、私は違う観点からすぐるを見ているので、どうしても怒れないのだ。 それはすぐるにとって、学校が「合わない場所」と言う事なのだ。 エネルギーが違いすぎる、というか、すぐるには必要のない場所、というか。 だからすぐるは学校にいるだけで「生気」を吸われ、非常に疲れるのだ。 それは仲の良い同級生といても、すぐるとは人生の行く先が違うので、この違いからエネルギーの違いを生じ、それもまたすぐるを疲れさせるのだ。 自由人のすぐるにとって、「学校」という「枠」は非常にキツいのだ。 だからか、最近のすぐるはよく寝る。 帰るとすぐ寝るし、ご飯を食べてもまた寝る。 それでも、寝ても寝ても足りないくらいなのだ。 それだけ寝てればさぞ、顔の艶もいいだろうと思うが、そうじゃない。 すぐるは益々顔色が悪く、痩せてきた。 昨日も「あんた顔色が悪いよ。大丈夫?」と聞いたほど。 「う~ん・・・。なんかだるいよ。風邪は治ったのに。とにかく眠いんだ。」 そう言って、体を横たえている。なんか枯れてるなあ・・・。 学校にいると、ただでさえ勉強が分からず、惨めな気持ちになるのに、使いもしない教科書の管理だの持ち物だの、プリントだの・・・すぐるにはさっぱり頭に入ってこないのだ。 「自分でも分かってるんだよ。やらないとなあって・・・。でも頭が回らん。それに『管理がどうの・・・』って言われても、何となく分かるけど実際社会に出て体験しないと、オレは分からん。」 と言っていた。すぐるには、そうなのだろう。 だから早めに自立させようと思ってるんだけどね。 だから私から先生に伝えておいた。 「学校に行ってる時に、あれこれ怒っても、この子は実際体験してどん底を味あわないと、分からない子なんですよ。だから私は早く社会に放り出したいのです。それから勉強が必要だって実感したら、定時でも通信でも入学すればいいですよね?」 そう言ったら先生は納得してくれたが 「でも義務教育なので、いろいろと指導が細かいんです・・・。」 と何やら言っていた。 要は生徒の進路調査みたいな報告書に書くのに、「進学」じゃないと困るのかな? でもそれも先生の都合だよね。 とにかく先生は進路を心配していたが、昼間の定時から夜間に変更する事だけを伝え 「落ちたら落ちたで、働かせますから。大丈夫ですよ。すぐるの為に悩まないでくださいね。」 とだけ伝えておいた。 すぐるのように「感性」で生き、感性を使って仕事をするタイプの子は、この世に沢山いる事だろう。 しかし皆がやってるように、自分もせねばならない、と思い込み、その思い込みから窮屈な思いをして生きている子も沢山いるのだろう。 すぐるは沢山の友達に恵まれ、家族という理解者もいるから「幸せ」な子だ。 しかし、大抵は理解されず、一人で苦しんでいる子が、きっといるのだ。 みんなが出来る勉強も、自分も出来るようにならなければ・・・と思い、肌の合わない、その子にとって必要のない勉強をギュウギュウ詰め込み、本来持っていた瑞々しい感性を枯らせているのだ。 何て、勿体無いんだろう。 しかし、感性の乏しい「教師」には、それを理解させるのは難しい。 なかには感性豊かな先生もいるんだけどね。 すぐるはそういう先生にも恵まれて、本当に幸せなのだ。 さて、今、その感性豊かな先生と共に、文化祭に向けて、バンドの練習をしているようだ。 すぐるにとって、バンドの仲間であり、菜園の先生でもあり、釣り仲間でもあり、ベーゴマの師匠でもあるのだ。 残り少ない中学生活を仲間と一緒に多いに楽しんで欲しいと思う。 PR |
|
コメント |
高校へ行っても、社会に出て全く役に立たなかった私です。すぐるくん、感性で生きるなんて素敵ですよV(^-^)V。そりゃ、綺麗事じゃ済まない事も多いケド…。
私も、微力ながらボランティアを始めました。それで忙しくしてたりしたのですが…。学校で習った勉強はからっきしなのに、友達と馬鹿やって過ごした時間に得た物が役立ったなんて(苦笑)。それでも喜んでくれる人がいるなんて、嬉しいです…。 すぐるくん、理解ある人たちと自分の感性で得た経験や知識を大切に生きて下さいね! 【2007/11/0122:19】||なめこちゃん#920b560e8d[ 編集する? ]
|
僕も、みんながやってるように、自分もしなければって思ってる人間です。 教科書読んでも、そんなに頭に入りませんし・・
そーいえば、僕に優しい言葉をかけてくれる知り合いや、友達はいても、僕を理解してくれてる人っているんでしょうかね! 【2007/11/0123:46】||NONAME#553a5fe149[ 編集する? ]
|
権力側の都合で成り立っているんですね。
そして平和ボケした今の日本は、目的意識もなく進学をしいざ社会に出ても使い物にならない大人を大量に排出している。 個人の自主性や感性を重んじた教育をして才能を伸ばしてあげるという感覚が、教育者たちになぜないのか、とても残念です。 この社会、すぐるくんみたいな子にとっては生きにくいですね。 でも大丈夫ですよね、いいお母さんを選んだものね! 橋村さん、すぐるくん、負けないでがんばってくださいね! 【2007/11/0202:30】||ぴんく#991ebd6a1f[ 編集する? ]
|
なめこちゃん、ボランティア始めたんですねえ。素敵な事ですよ!
自分の事しか考えない人が多い中、人の為に尽くす事が出来るのは素晴らしい事ですよね。 無理せず、楽しんでやってくださいね。何事も無駄な事って、ないですね! 奥山君、将来きっと現れますよ!ちゃんとソウルメイトが待ってますから、それまで頑張りましょ! パートナー兼親友、というのが一番いいですね。 同性の友達も、まわりの成長を待つしかないですね。あやかも同じジレンマを抱いています。 お互い頑張りましょう! ぴんくさん、仰るとおりです! 学歴ばかりで使い物にならない、そんな人がホント、多いんです!ビックリしちゃいますね^^ すぐるも欠点が多いんですが、一つ一つを克服させながら、経験を積ませるしかないですね。 やりたい事をやれる自分にする為にも、営業をさせようと思っています。 どうぞ、これからもすぐるの成長を一緒に見守っててくださいね! 【2007/11/0222:45】||はしむら#99af3742d8[ 編集する? ]
|
コメント投稿 |
|
trackback |
トラックバックURL |
忍者ブログ [PR] |