2024 11,23 14:41 |
|
× [PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。 |
|
2007 11,15 22:15 |
|
あれから、どうしたか、と言うと。
前夫は次の日(昨日)、早速詫びの電話を入れてきた。 「昨日はオレが悪かった。本当にごめん。」 私は「別に・・・」と冷静に対処していたが、でも段々と溜めに溜めていた感情が、とうとう爆発してしまった! 「私は今まで、あんたに何にもしてもらってない!子供を風呂にも入れてくれなかった。風邪を引いても、面倒見てくれなかった。そんなあんたに私の子育てを批判して欲しくない!私の欠点や問題を指摘されてもかまわんが、あんたには子供の事をとやかく言われたくない!」 前夫はずっと「うんうん」とか「悪かった」とか言って、大人しく聞いている。 「オレが悪かったから、一緒に行こう、な?」 それでも私は納まらない。 「私はまだあんたを恨んでる。10年も経つのに、私はまだ根に持っている。こんな事いつまでも言ってる私は、嫌い。でもあんたが横にいたら、やっぱり思い出しちゃうよ!こんな事グズグズ言いたくないのに・・・。」 そこまで言ってたら、もう涙がボロボロ溢れてくる。自分でもビックリさ! 「私は今まで頑張ってきたのに!結婚してたらあんたに金を無心され、今じゃ息子にまで無心され・・・。こんなんだったら頑張りたくない!もう頑張れないよお~!!!」 と電話口で大泣き!私ってこんな人だっけ・・・? 「そんな事言わずに頑張ろう。今回の事は一切合切、オレが全額出すから。一緒に行こう?」 「・・・わかった!」 私は泣きやんで、にんまり。ついでに約束もさせた。 「もう私に何にも言わないで!」 「わかった、わかった。もう何にも言いません!」 隣の部屋にいたあやかがひょっこり顔を出す。 「お母さん、今の半分嘘泣きでしょ~?(笑)アカデミー賞取れるんじゃないの?」 「馬鹿言うな!私の今のはマジ泣きだもん!」 しかし、積年の恨みをぶつけ、大泣きした事で、ああ、すっきり! やっぱ、「泣く」のは一番の癒しだね! しかし、事の顛末を聞いたすぐるは 「オレも学校サボって、いくぞ~!」 と言う。どうやら、道中、元夫婦喧嘩を始めるんじゃないかとヒヤヒヤしているんだろう。 そんな訳で、3人で行く事になったのだ。 前夫もすぐるの飛び入り参加に嬉しそう。 「学校が何だ!休んじゃえ!」 と言う前夫も、やはり元家族というか、何というか。 ほんと世の中を舐めてる一家だよな、と思う。 夜中の12時過ぎに家を出て、途中で前夫を拾い、埼玉に向かう。 途中で何度か休み、でも朝方には現地に着いた。 電気は止められてるので、薄暗い中、部屋の様子を窺う。 やはり私物が散乱し、女の子の物らしき化粧品やらブラやら、落ちていた。 もしかしたら女装グッズなのかもしれないけど。 とにかく、とっとと片付けよう。 すぐるもテキパキ動いてくれた。 用意したダンボールに次々と物を放り込み、梱包していく。 前夫がそれをレンタカーのバンに積み込んでいく。 私は空いたスペースを雑巾掛けしていく。 こうしてあっという間に、朝の8時半には、もう片付いてしまった。 それで朝ご飯を食べに行き、10時になるのを待って、管理会社に行き、退去の手続きをしに行った。 正式な退去は25日になるので、それの打ち合わせをし、すぐに用事が済んでしまった。 それで帰途に着き、夕方には家に着いてしまった。 それにしても長年溜め込んでいた本音を吐き出した事で、私はかなりスッキリしており、前夫と喧嘩もせずに済んだ。 帰りの道中、前夫とかずまの小さな頃の話をしていたが 「あいつ、小さい頃も何だか知らんが、オレに反抗ばっかりしていてさ・・・。」 と言うので、 「それはね。寂しかったんだよ。私も抱いてあげたかったけど、3人も子供がいたんじゃ、手が回らないもの。 かずまは可哀相に1歳3ヶ月でお兄ちゃんになっちゃってさ。」 と説明した。かずまは本当に寂しかったんだと思う。抱っこしてあげたくても、私は切迫流産やら早産で、抱っこしてあげられなかったのだ。3歳の時にはすでに2人の弟妹がいて、甘えたくても甘えられない。 せめて私の手がもう2本あったら、と思ったものだ。 しかも私の母も義母も子供が嫌い。 普通なら争って抱くはずの初孫なのに、うちにはかずまのフォローをしてくれる人が居なかったのだ。 私も放っとかれて寂しかった。でもそれを私が結果、繰り返しているのだ。 寂しいのを分かっていても、どうする事も出来なかった。 「私一人じゃ、あれが精一杯だった。」 私がそう、ポツリと言うと、運転していた前夫が言う。 「オレがもっとかまってやれば、よかったんだよなあ。オレがもっと家に居れば・・・。」 そう言ったきり、黙ってしまった。 チラッと横を見ると、前夫の目尻に涙が。 私は済んだ事をこれ以上責めたくないので、見てないフリ、気付いてないフリをした。 前夫は後悔しているのだ。家庭に無関心で、自分勝手だった事を。 でも「時間」は戻ってこない。どんなに後悔しても。してきた事実は変えられないのだから。 かずまの散乱した部屋を見て、どこか寂しそうで、無機質な感覚が感じられる。 私はこれまでかずまを癒してきた。でも本物の抱っこには叶わない。 かずまの一番かまって欲しかった時に、叶えて貰えなかった「復讐」のようにも感じられる今回の出来事。 私達は過去の自分達の尻拭いをしているに、過ぎないのだ。 かずまはどんなに寂しかった事だろう。 だからといって、「もういいよ。許してあげる」という事はしない。けじめは必要だから。 あの子にとっても、私達はもはや「過去」の家族なのである。 巣立たなくてはならないのだ。 そして前夫は、手痛い「慰謝料」を今、払ったのだ。 子供がいらっしゃるお客様方。 子供はすぐに大きくなります。 手が掛かるのは、ホンの少しの間だけです。 同じ様に見えても、毎日成長し、変化しているのです。 どうぞ後悔の無いように、毎日を楽しんで接してくださいね。 自分の子育ての反省の意味を込めて、ここに書かせていただきます。 PR |
|
コメント |
長旅お疲れ様でした。
無事お帰りになられてホッとしました。 前夫さん、行ってくださったんですね^^ それにすぐるくんまで! それにしてもすごいチームワーク! さすが元家族ですね(笑) っていうか、かずまくん、びっくりでしょうね!! さぁ、大変だ! 前夫さんの涙のところで、私も目頭が熱くなっちゃいました。 反省されてるんですね、後悔も。 でも、過去は消せない・・・戻れない。 寂しかったかずまくんのことも、前夫さんの今の気持ちも、なんだか切ないです。 でも、前に進むための、成長するための必要なステップなんですよね。 「愛」というエネルギーは、すべての源、そんな風に感じました。 【2007/11/1603:53】||ぴんく#991ebd6a1f[ 編集する? ]
|
母も、義母も旦那も子供嫌いで、自分が大好き人間。私しか子供を愛しせるのはいない。私も反省しながら、毎日を大切に生きます。やるしかね~な~。
【2007/11/1608:21】||井上もどき#9a88fa13df[ 編集する? ]
|
どきどきしながら拝見しました。
橋村さんが前夫に対して言いたいことを言えるきっかけをご長男が作ってくれたのかもしれませんね。 橋村さんの感情が癒されて一歩前進しなのかな。 前進じゃないか。。 でも長男びっくりされるでしょうね。 【2007/11/1608:47】||t#28943a9176[ 編集する? ]
|
多分、かずまは驚かないでしょう(笑)だってあいつは確信犯だから。
その証拠に、パソコンも炊飯器も敷布団もありませんでした!あるのは請求書の山! 勿論前夫に全部払わせますけど(笑) きっと大事なものを持って、彼女のうちに転がり込んだんだと思います。 きっとアパートにも戻らないでしょう。 tさんの仰るとおり、長男が私を癒すきっかけを作ってくれました。 癒された、と思っていましたが、本当の心の奥底はまだまだなんだ、と思い知りました。 でも10年経って、やっと辿り着いたんでしょうね。これで良かったと思いました。 だから次の出会いもそろそろかな~、なんて思います^^ 【2007/11/1620:00】||はしむら#99af3742d8[ 編集する? ]
|
うんうん。
でも、出会いは待っててもやって来ませんよ^^ 積極的に行きましょう! 【2007/11/1710:06】||t#28943a9176[ 編集する? ]
|
積極的に・・・ですか。
でもそれはそれで・・・私が積極的に追い回したら・・・恐そうですね。ははは~。 【2007/11/1823:58】||はしむら#99af3742d8[ 編集する? ]
|
コメント投稿 |
|
trackback |
トラックバックURL |
忍者ブログ [PR] |