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2007 03,17 21:57 |
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去年、私と母とで施設に見舞いに行った親戚のおじさんが、突然80歳で亡くなった。
このおじさん、私の両親にとって仲人なので、その付き合いから葬式の時には、親戚から母へ「着物を着て欲しい」と頼まれたのである。 それで今日の夕方、母の喪服の準備に私も付き合ったのだ。 母は喪服のバッグがないし、着付けも「どうしよう」と、電話で相談をして来たので 「じゃあ、着付けは私の知り合いに頼んでみよう」 と言う事で、母を伴って知り合いの美容院へ行ったのだ。 そうしたら 「ごめんね。明日は定休日なのよ。それに旅行に行っちゃうし・・・。」 と言われ、さらに 「明日はどこでも定休日だと思うよ。ジャスコみたいに大きな所でやってる所なら、やってくれるかもよ」 と教えてくれたので、ジャスコに行ってみた。 とりあえずここの呉服屋さんでバッグを買うのだ。 ついでにここにある美容院で着付けをやってるのか、聞いてみたら 「やってないと思うよ・・・。」 と言われてしまった。 「困ったね。美容院は定休日だし・・・。」 と母と言ってたら 「じゃあ、私がやってあげますよ」 と着物の販売員さんが親切に言ってくれた。それは全くの無償だ。ありがたい! と言うことで、私は明日の朝一番でここに母を連れてくる事を約束したのだ。 足りない物はここで買う事にしてもらって、それを着付け代の変わりにしてもらおう。 いやあ~、マジで助かった! それにしても! 自国の民族衣装を自分で着れないのは、世界で日本人くらいなのだとか。 そうかもね(笑) それでも義理で着なければならないのだ。「しきたり」って何?って感じ・・・。 そもそも着物を着たからって、死んだ人はそれで成仏をする訳じゃないのだ。 しかも、見送る側は「香典代」だの「花代」だの「篭盛代」だの、「美容院」だの「着付け代」だの・・・人によっては「喪服を買わなきゃ!」って人だっているはずだ。 そう思うと、死ぬのもうっかり死ねない。 私達がしているのは、特殊な仕事・・・なんせ死人も相手にするからね。 それが守護霊をやってる場合もあれば、悪霊になってたりする事も・・・。 じゃあ、成仏をしている人がみんなお経を聞いて成仏をしているのか・・・と言われれば、そうでもないのだ。 生きてる時に聞いても分からないお経が、死んだ途端理解するとは思えない。 同じ人間だもの。 本当は「葬式」というのは、生きてる人の為なのだと思う。 人間の執着を断ち切る為なのではないか、と思うのだ。 「悲しみ」という執着は、亡くなった人を引っ張るからだ。 私が死んだ時は葬式も墓も要らない、と思っている。 一人一人が覚えていてくれれば、それでいいからだ。 「そんな人がいたっけ~・・・」 そんな感じでね。 お金は生きた人に使おう。 死んだ人、より、今の家族にお金を使おう。 よく「先祖が・・・」と言う方がいるが、そんな大分前に死んだ人より、今居る大事な奥さんや旦那さん、子供達を「大事にして!」って言いたい。 死んでからでは遅すぎるからだ。 それに気づいてる人は、本当に少ない。 PR |
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