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2007 03,28 19:34 |
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昼間一人で買い物をしていたら、見た事のある人に出会った。
それは私の父のお兄さん、つまり伯父さんだ。 同じ町内に住んでいながら、このおじさんとも実に5年振りくらいに顔を合わせる。 2,3年前に脳梗塞になり、それ以来杖を突いて歩いている。 でも車の免許を持たないおじさんがどうやって来たのか? 「おじさん!誰だか分かる?」と声を掛ける。 「さあ・・・?分からん・・・」と、おじさん。 「秀実だよ。おじさん一人で来たの?」と聞くと 「ああ、分かった。秀実か。今日はT(次男39歳)と来た」 と言って、レジに並んでる背の高いヒョロヒョロした男を指す。 それで私は従兄弟に「T君、久しぶりだね!元気?」と声を掛けた。 この従兄弟と顔を合わせたのも、実に20数年振りだ! 従兄弟は最初は私が誰だか分からなかったようだ。 でも名前を聞くと思い出したのか、ニヤニヤしていた。 何でもおばさんが最近寝込んでいるらしく、それで今日は二人で買い物をしているのだとか。 この伯父さん70歳だが、40前後になる息子が二人とも結婚していないので、未だに孫が居ないのである。 特に次男のTという男、本当に使えない男だ。 先日母がこの家に電話をしたら、Tが出た。以下その会話。 「もしもし。橋村だけど。お母さん居た?」 「居ない」 「何処に行った?」 「知らん」 「何時ごろ帰って来るかねえ」 「分からん」 そうしていきなり「ガチャン!」といって、電話は切れてしまったらしい。 母は「あれじゃあ、幼稚園の子より悪い!」と言って怒っていたが。 まあ、そりゃあそうだろうね。40前であの電話の応対は辛いもんがある。 さっきも「おばさんはどうしたの?」と聞いても 「この前風邪を引いて・・・・」 の後が全然聞き取れなかった。これでは彼女の一人も出来なくて当然だろう。 長男の方も41歳になり、すっかり頭が禿げ上がってしまった。 それでもおばさんは 「今にきっと良い嫁さんが来る。今に見てな!」 と息を撒いているらしいが。 しかし気の毒だが、私が思う限り、それは無理だ。 頭が剥げているからではない。 おばさん自身が子離れしておらず、深い所では望んでいないからだ。 結婚しようものなら、途端に嫁いびりが始まるだろう。 そしてこのおばさん、町内では有名な「嫌われ者」だ。 よその悪口を言いふらし、意地が悪く、自慢屋で自惚れが強い。 だからこのおばさんが、緑内障の為失明寸前になっても、誰も同情せず、それどころか影で「ざまあみろ!」と言われる始末なのだ。 私の事も蔑んでおり 「あんたみたいな母子家庭が生意気だ。」 と、何かにつけて馬鹿にしているのである。 要は、車に乗ってる、とか子供が居るとか・・・と言う事を生意気だ、と言うのだ。 だから私もこの家には寄り付かない。 一番子供の結婚を望んでいるおばさんが、一番の障害なのだ。 子離れ出来ないばかりか、子供を溺愛し、挨拶もロクに出来ない大人にしてしまった。 しかし、そういう欠点には目をつぶり、「うちの子は・・・」と方々に自慢し、しかし実態を知ってる皆は呆れ、笑っているのだ。 若い時、格好良かった長男だって、彼女が居た時があったのだ。 しかし「よしな、あんな所に嫁に行ったら苦労するよ~」と周りに言われ、先方は黙って手を引いたのだ。 そりゃ、言うよな。でもそんな事、おばさんは知らない。 ある意味、おばさんは幸せなのかもしれない。 おばさんはシワクチャな顔で痩せこけている為、みんなから通称「がい骨」とか「夜叉」とか「般若」とか言われてるけど、自分は美人だと思っている。 実際目が見えなくなって、都合の悪い物を見なくて済んでる。 そしておばさん自慢の息子は二人とも同居だしね。 よその女に取られなくて済んだ。 だから本当はおばさんは「うまく」いってるのだ。 私にはこういう困った親戚のおばさんが何人もいるのだ。 だから親戚付き合いはしない。 親も「私達の代で終わりにすれば良い」と言ってくれたので、ホッとする。 しかし、こういう人が居ると様々な事を教えてくれる。 どういう事をすると嫌われるのか。 どういう風に育てたら、或いは育ったらこういう人になるのか。 日頃の態度や行いが、どう自分に返って来るのか。などなど・・・。 ホント、人間て面白いね。 私はまた「ああはなりたくない」と決意出来たのだ。 PR |
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