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2007 04,20 21:41 |
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かずまからメールがあった。
「最近、料理のレパートリーが増えたよ!」 だってさ。頑張ってるんだねえ・・・って感じ。 「何の仕事をしてるの?」 と聞くと、光回線の電話営業だそうだ。 行く前は「やりたくない・・・」と言ってたが、いざ行ってみると 「みんないい人ばっかり!」でよかったね。ただ今研修中らしい。 きっと電話の応対がうまくなるね。 私は化粧品のセールスを8年間やっていた。 主に一般家庭を回る「訪問販売」てやつだ。 これが本当に良い勉強になった。 家によって本当に違う。 考え方、家族のあり方、子育ての仕方、家の臭い、散らかり方、片付け方、玄関での対応の仕方・・・。 でも私につくお客さんはホント!みんな面白い人ばっかりだった。 よく「類は友を呼ぶ」と言うが、本当だ。 先輩セールス、同僚、後輩、人それぞれだが、やはりそれぞれにつくお客さんには「カラー」というのがある。 O先輩には「主婦」、K先輩には「お金持ちの奥様」、Sさんという同僚には「インテリ」・・・という具合に。 お客様は、その人自身を表しているのだ。 気が合わないとお客様にもならないもの。 私のお客さんの事は、当時の事務員さんから 「あんたのお客さん、って感じだね」 と、よく言われた。ちょっと馬鹿にした感じだったけどね。 まあ、それも分かるような気もするが。 私のお客さんは元ヤンキーとか水商売の人とか、バツ一とか日系ブラジル人とか・・・とにかくバラエティーに富んでいた。 それから私と同じく早婚でヤンママが多かった。 私も21,2歳だったが向こうも同年代なのだ。 だから話をしてても面白かった。 「私、昔横浜でボーソー(暴走族)やってて、子供抱えてハコノリしてたよ!」 もう大爆笑だった。ハコノリとは車の窓を前回に開け、そこに身を乗り出して座る事だ。 それから一見普通の主婦に見えても、物凄く個性的だったり訳ありだったりね。 元暴走族というだけでも、NさんKさんYさんEさん・・・とすぐ思い出す。 みな結婚しており、子供がいた。 もう10年以上会ってないが、どうしてるだろう。 あの子達も大きくなってるだろうね。 昔やんちゃをして悪かった人は、落ち着くのも早い。 どん底も味わっているので、懐が深く情に篤い人が多かった。 だから人間として信用できる人が多かった。 何より「キレイ事」を言わず、本音で語るので、それが私には気に入ったのだ。 すぐ相手を褒めたりおだてたりする人は、自分の事も言って欲しくて言ってる人が多いのだ。 そんな上っ面の会話なぞ、私は興味はない。 浜松と言う土地柄か、日系ブラジル人のお客さんも多かった。 でも普通のセールスは相手にしない。ローンが通らないからだ。 私は高額で取引はせず、現金でそれも人によっては身振り手振り片言の日本語で商売した。 ブラジルの人たちは、 「どうやって化粧品を使えば良いか分からなかったから助かったわ。」 と言ってくれ、私も嬉しかったのだ。 そして彼女達は強力なネットワークを持っているので、紹介もたくさんあり、一人一人は決して高額ではなかったけれど、私の売り上げに貢献してくれたのだ。 当時の事務員さんは非常に堅物で、学歴や職歴で人を判断するような人だった。 だから私のお客さんを馬鹿にしても不思議ではなかった。 この人には分かるまい。私のお客様の素晴らしさを!率直に語り合う素晴らしさを! 私はたくさんの人達に囲まれて、育てていただいた。 辛い事も傷つく事もたくさんあったが、この時代、辛抱しなかったら今の私は無かっただろう。 私は今まで出会った全ての人に感謝している。 PR |
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