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2008 08,05 19:56 |
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昨夜はT、それからA君B君がやってきた。
Aは高校2年生の男の子、違う定時制の学校に行っている。でも今はほとんど学校に行っていない。 B君は中3。いつもA君にくっ付いて遊んでいる。 この二人は、Tの知り合いで、すぐるはあまり仲良くない。 ていうか、本当の事を言うと、Tも含めて、私達はこの二人は好きじゃない。 でも時々呼んでは、ご飯を食べさせるのだ。 昨日、夜中に仕事から帰ってきたら、この3人+すぐるが待っていた。 「お腹空いたから、ご飯作って~。」 と言う。私はサラダとスパゲティを作る。 そんなに好きじゃない子に、何故作るかと言うと。やはりそれは私がお節介だからだ。 A君は学校もロクに行かず、バイトも辞めて、フラフラしてる子だ。 今は暴走族に憧れ、「中免取りたい」と言っている。 たばこを吸い、背伸びをしてるが、それで少し「大人になった」と、勘違いしているタイプである。 体も大きいので、年下を従え、優越感に浸っている。 喋っていると、明るいし、面白いし、根はいい子なんだけど。 私なんて、太ってる彼をイジリ倒して、からかっているし。 「お前がいると、部屋の温度が3度上がる!」 「ひでえ~!」 この前なんて、初対面だった時、A君から煙草の臭いがしたので 「あんた!たばこ吸ってるね?!やめなさいよ!」 と、いきなりピシャリと言ったので、かなり面喰らったようだ。 それで後からすぐるから聞いたら 「A君、お母さんに煙草の事言われて、かなり悩んでいたよ。 『マジでタバコ止めよっかな~・・・。おばさん、怖いし・・・。』ってさ。ははは~」 それを聞いて、笑ってしまった。 なんだ、素直じゃないか。 ただ、今まで面と向かって言う大人がいなかっただけじゃないのか? そうやって怒られているのに、こうして遊びに来るのだ。 昨日は今朝まで私達とトランプで遊んで(すぐるは寝ていた!)、明るくなってから帰り、また昼過ぎに遊びにきた。 すぐるはバイトでいないのに。笑 「お昼ごはんは食べたの?」 「まだ。今、起きたばっかり。」 「おばさんもだよ。じゃあ、お昼ごはん食べよっか。A!あんた、ご飯炊いて!」 「ええ~!!!?オレが?炊いた事ないよ・・・。」 「じゃあ、教えてあげるから、覚えなさい。」 と、言う事で、あやかが横で教えながら、結局Aがご飯を炊いたのだ。 この子達は、本当は素直なのだ。一人一人は良い子なのに。 でもAも、結局は親が悪いのだ。 親が簡単に、考えずに何でも「お金」を与えるから、この子には「向上心」がないのだ。 AもBも、何が好きじゃないのかと言えば、この「向上心」の無さなのだ。 だからそれ以上の事を言う気になれないのだ。 Aが取りたいと思っている「中型免許」のお金も、きっと親が出す。 携帯代も、なんだかんだと言いながら、親が払ってるし、小遣いもくれる。 だからバイトをしても、喜びがないし、ありがたみもないのだ。だから簡単に辞める。 本当は良い子なのに、結局この子を腐らせているのは、親が与える「金」なのである。 この子達には、将来に対するビジョンもなく、ただぼんやりと「今が楽しければ、それで良い」と、過ごしている。 そういう所が、すぐるも「得るものがない」と感じるので、年上にもかかわらず、すぐるはAに馬鹿にした態度を取るのだ。もちろん、馬鹿にして良い訳はないが。 でも、たった一言言っただけで、少し考えてくれるなら、私はこの子達の為に「怖くて、お節介なおばさん」で、いようと思ったのだ。 人生には本当の意味で「失敗」はない。でも取り返しのつかない事もあるのだ。 一回「犯歴」が付けば、一生ついて回る。 これを乗り越えれる人もいるが、大抵は負けてしまう方の方が多いのも事実。 遊んで失う「時間」だって、二度と帰って来ない。 今は、そんな事言っても、この二人には響かないだろう。 でもこうして私の懐に入ってくれば、「言える」チャンスも来るというもの。 「恐いおばさんに言われたから」・・・それで止められるんだったら、それはそれでいいと思う。 暴走族の事も、私に「あんなもの、弱い連中だから群れているだよ。あんたも同類に見られたい?」と言うと、 「う~ん・・・。やっぱ、やめようかなあ・・・。」 と、簡単に影響される。ホント、自分がないんだよ。ま、私はそこにツケ込むんだけどね。笑 子供を伸ばせるのは、大人次第だと思う。 PR |
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2008 08,03 20:31 |
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暑い~・・・暑い!暑い!暑い~~~!!! 暑いですね。さすが八月。
今日は珍しくお休みの私。 昨晩もすぐるの友達が泊まっていった。 M、T、S君、O君の4人。それに合わせて、あやかも帰って来た。 こんな狭い所に、一体どこに寝るんだよ・・・って感じ。 毎日、こんな感じで修学旅行みたいで楽しいよ。 ちなみに、みんな夜間定時の子達。 M、Tはお馴染み、すぐるの同中の子。同い年。 S君は3年生、18歳。O君は同じ一年だが、一つ年上の17歳。 この連中+橋村家で、何をして遊んでいるかと言えば、 昨日はトランプで「大富豪」に燃えたなあ。 あと、「お絵かきしりとり」とかね・・・。笑 未だに、みんなで「ドラ〇もん」鑑賞とかさ。 それも、可愛い事に「おばさんも一緒に・・・。」って、誘ってくれるのが、嬉しいね。 ご飯を作っても「美味しい!美味しい!」って、言ってくれるしさ。 なんて可愛い子達だろうねえ。 だからあやかも、みんなと遊びたくてわざわざ名古屋から、帰ってくるんだよね。 気持ちは分かるよ!笑 昨日はトランプで数時間遊んだあと、またTをメークして遊んだ。 みんなで写メ撮り合ったりして、大盛り上がり。 それからマッサージし合ったり。 O君はスポーツをやってる子だから、とっても上手い。 私もエステでツボを心得ているから、やってあげたら「おばさん!うまいね!」って、大喜びされた。 今日は、すぐるとM君は一日中バイト。 それであやかと他の3人で自転車に乗って、遊びに行った。 この炎天下に・・・ご苦労さんな事である。 それから一旦帰って来て、あやかとM君は地元のライブを見に、出掛けた。 残りの3人はまだうちにいて、すぐるの帰りを待っている。 このブログを書き終えたら、また私は3人でやってる「大富豪」に合流するつもり。笑 この子達は高校生なので、全日制に行ってれば、働いていないのが普通だ。 しかし夜定の子は、皆 働いているので、今バイトしていないのは、TとS君だけ。 Tは面接を受け、返事待ち中。S君はこの前、バイトを辞めたばかり。 本当なら、まだ働いていないのが普通だが、TとS君は、自分達の事を自虐的に「ニート」と呼ぶ。 学校に行ってるので、ニートでも何でもないんだけどね。笑 社会経験のある子達ばかりなので、見掛けはみな幼いが、中身はみなしっかりしている。 むしろ一緒にドラ〇もん見てると、ホッとしたりして。 それに、今は夏休みだが、普段は夜 学校に行ってる為、テレビを見ない。 だから誰もドラマの話もしないし、知らないのだ。もう興味もないと思うし。 自然に出てくるみんなの話題は、「仕事」に終始するのだ。 「明日 バイトだよ~。」 「俺、面接行かないと・・・。」 「俺、掛け持ちしよっかな。」 「ああ~腰がだるい~。八時間立ちっぱなしはきついよ。」 「盆営業が怖いなあ~。今だって、平日でも忙しいのに。」 こんな感じの会話である。 皆 既に疲れ切ったサラリーマンみたいな会話だよ。 でも周りのみんなが働いているので、忙しいのも自然なのである。 その合間を縫って、こうして遊んでいるのだ。 普通の高校生と違って、家庭事情もみな複雑で、良く働いていて・・・。 だからみんな、とてもしっかりしている。 厳しい環境を生き抜いてきた子も少なくないから、とてもシビアな目を持ってるしね。 温い環境で育ち、きれい事ばかり言う大人に比べたら、はるかに中身は詰まっているね。 だからか。私もあやかも居心地がいいのは。 みんなでズバズバ本音を言い、笑う。なんて 楽しいんだろう! 以前、私は家庭事情が悪く、居場所がない子達の「施設」をやりたいと思っていたが。 でも今の私がしている事は、まさにそれに近いんだろう。 ただ、「お金」にはならないんだけどね。まったくのボランティアだし。 でもそれでいい。自分が楽しむ事が一番だもの。楽しくなければ、やれないよ。 お金が入って来ない、からこそ、気楽に出来て、楽しめるのだ。 若い子達に囲まれて、なんだか元気をもらってるよ~!笑 |
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2008 08,02 21:53 |
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文太が我が家にやって来て、一週間。
少しずつ大きくなっている。今は800グラムほどか。計ってないので、推測だが。 この文太で、累計27匹目だろう。 たくさんの子猫を見てきた所為か、計らなくてもおおよその重さや月齢が分かる。 文太は目に眼ヤニ、くしゃみをしていた為、うちにあった目薬、抗生物質を与えた。 それで大分症状が良くなった。 ノミやダニも大分良くなったんじゃないかな。よく洗ってるし。 文太はものすごく、人に慣れている。 それから悪い癖が・・・!キス魔なのだ。 座椅子に座っていると、文太は上半身に上って来て、唇めがけ、チュウチュウするのだ。 これが結構痛い。 このチュウをTが一身に受けている。「イテテテテ!」 唇から引き離すと、今度は耳たぶを吸われる。 私はかわすが、Tやすぐるは文太とキスしまくり。 「あんたら、文太をはさんで、間接キスじゃん!」 「ええ?・・・ギャァァァ!!!」 それからヤンチャ盛りなので、タンゴにジャレまくり。 嫌がるタンゴに飛び掛かり、離れない。 タンゴは優しいので、決して反撃しない。それどころかペロペロ舐めてあげる。 だから調子に乗って、文太はまたジャレる。 で、嫌がるタンゴは走って逃げるが、それを文太は追いかけるのだ。 それで一日中そんな感じ・・・。タンゴには迷惑千万だ。 ところでここ4,5日、カイさんが帰って来ない。 捕獲器も仕掛けてあるんだけど、すっかり姿が見えない。 心配だよ。 月曜日にはいよいよ役場に電話を入れてみようか・・・。それも勇気がいるよ。 もうちょっと諦めずに探そうとは思うが。 さて、文太の写真を貼っておきましょう!かわいいんです^^ ダウンロード(bmp) |
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2008 08,01 23:36 |
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今日は、T(すぐるの友達)が晩御飯を食べにきた。
うちの息子はいないが、ゆっくり話したかったのもあったので、呼んだのだ。 途中で、私の友人Oさん(50代)がお孫ちゃんを二人連れて、晩御飯に合流。 私、T、Oさん、Oさんの孫二人(幼児)という不思議な組み合わせ。 最近Oさんは「気功」を習い始めたようで、水の味を変えたりして、気功を試していた。 それからみんなで雑談をし、九時過ぎになったので先にOさんは帰った。 それからTと二人で話していた。 バイトの面接の話になり、どうも面接の感触があんまりよくない。 詳しく聞いて行くと、履歴書の書き方がまずかったり、「ああ、それを言わない方がいいな」と言う事を言ってたり・・・。 だからTは目が離せないんだよな。 「あんた、それじゃあ、いつまで経ってもバイトは決まらんよ。履歴書の書き方と面接の受け方のレクチャーをしてあげるから、また明日いらっしゃい!」 と言う事になった。 Tは、気の良い子だが、どうも全てが「空回り」するタイプだ。 いわゆる「外す」タイプ・・・。 これじゃあ苦労ばかりで、生きるのにへとへとになっちゃうよ。 本当はこういうのを家庭の会話の中で学ぶものだが、Tの家庭では無理だろう。 まず会話がない。それから親に「知恵」がないからだ。特に母親には・・・ない! 大体、このTの母親自体、ダメなのだから。KY中のKYだよ。 はっきり言って、私の母親によく似たタイプ。でもそれより悪いかも・・・。 だからTはこの家庭の中で、得られるものが少ないのだ。 そこから少しでも「成長」の手助けをしたくて、合宿させたかったんだけど。 でもTのお父さんは、私に「悪い」と思っているようだね。 それに「お返し」しなきゃ・・・みたいな「義理」も感じているようで・・・。 そんなもの、どうでもいいのに! 「そんな事よりも!少しでもTが私に対して、『恩』とか『お返し』を考えているなら、早く成長して『自立』する事!その方が私は嬉しいよ。つまらない『義理』だの『お返し』だのは、いらないからね!」 Tはニコニコしながら、頷いて聞いている。 母親の「社会性」は大事だ。それをモロに喰らうのは子供だからね。 「子は親の鏡」まさにそうなのである。 さて、どうして私はそんなにもTの事が気になるのか? Tが少し前の私に似てるから、気になる・・・というのもあるが。 やはり「ご縁」のある前世もあるのである。 どこの国かは知らないが(多分中世のヨーロッパ)、私が母親でTが子供だったことがある。 私は赤ん坊だったTをすぐに亡くしている。 しかし、貧乏やたくさんの苦労から、子供の死を悲しむ暇もなかったのだ。 それから一緒に海賊の仲間をやっていた時も。 私が船長をやっていた時、あやかは腹心の部下、勿論部下の中にはかずまやすぐるもいる。 すぐると共に行動しているのがTだ。今と同じように小柄でひょろひょろの気弱な男。 しかしこの時もすぐに亡くなっている。 他の海賊と戦っている時、あっという間に刺され、海に突き落とされて亡くなっている。 このような前世がいくつかある。 いつも私の傍に通りかかっても、私はいつも助けてあげられなかった。止められなかったのだ。 それに対して、罪悪感がある訳でもないが、でも「今度こそ!」と思ったんだろうね。 だから見捨てれないのだ。 Tも、繰り返してきた「被害者」の人生に、いよいよピリオドを打つ時なのだ。 なんとしても、Tに自信を持ってもらいたい。 力強く生きていって欲しいな。頑張れ! T! |
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2008 08,01 01:33 |
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今日はすぐるの高校の家庭訪問の日。
本当は三者面談の日で、場所を「学校」か「自宅」か選択できるのだが。 私は掃除が面倒なので「学校にしてよ」と言ったのに、すぐるは「学校に行くのが面倒」と言う事で、「自宅」と勝手に決めてしまった。そんな訳で、今日がその日。 担任は20代の男性。とてもさわやかな方である。すぐるは学校では楽しくやっているのか 「授業にもとても積極的で、一番質問をしてくれるので、助かります。」 と、仰ってくださった。真面目に取り組んでいるようなので、まずまず安心。 そのうち他の話題に。 「ここのお宅に、色んな子が泊まっているようですが。大丈夫ですか?」 「はい、泊まっていってます。みんな真面目で良い子ばかりなんで、大丈夫ですよ。私もいるので、子供ばかりで入り浸り・・・と言う事はないので、安心してください。私もすぐるも、煙草とお酒は嫌いですし、そんな子はここに出入りさせてませんから。私の眼の黒いうちは、そんな事させませんよ。」 そう言うと、先生は笑って頷いてくださった。 「そうですね。お母さんがいるなら大丈夫ですね。」 そんな感じで30分程話し、帰られた。暑い中の訪問、ご苦労様な事だ。 さて実は昨夜、Tを挟んで、すぐると大ゲンカをしたのだ。 「Tにお母さんを取られた」と感じた、すぐるが焼きもちを焼いただけなんだけどね。ははは。 ここ最近、私とすぐるは上手く行っていなかった。 すぐるの強い被害者意識から、態度の悪さ、横柄さ、メールをしても返事がなく、電話をしても「うるさいなあ」とすぐ切られる、勝手に家を出て、連絡もせずに帰って来て「俺の飯は?」とくる・・・。 私もすぐるに対しての不満とストレスを溜めていたのだ。 しかしこれを私は「反抗期」「思春期」「年頃」という言葉で片付けたくない! そんな時、たまたま夏休みを迎え、Tが来ただけなのだ。 私だって、何を言っても反抗的な息子より、素直に私達を信頼し、自分なりに行動し、自分を変えようとしてくれるTの方が、かわいいと感じるのは当然だろう。 それに嫉妬する、すぐるがおかしいのだから。 それですぐるをなだめようと、あやかが間に入って、懇々とすぐるに説明してくれた。 何故、お母さんが厳しい事を言うのか、それは誰の為に言ってくれているのか・・・ 一から順を追って、一時間以上かけて説明してくれたのだ。にもかかわらず、すぐるは素直に聞かない。 すぐるからしてみれば 「なんでいつも二人で言うんだ!俺だけが悪いのか!いっつも俺ばっかり言われる!」 と感じるているようだ。もっとも、すぐるが間違っていると感じるから、二人で止めるんだけどね。 それもまた愛情なのに・・・。でも家族だからこそ、距離が近すぎて見えないのだ。 あれだけ懇々と説明しても、ちっとも謙虚に聞こうとしないすぐるに、とうとうあやかがブチ切れた! 「なんでお母さんの言う事が分からないの!なんでお母さんの気持ちが分からないの!」 大泣きして、悔しがるあやか。すぐるにガッカリしたのだ。 泣き崩れているあやかを見ながら、私は思う。 私は娘から理解され、信頼されている!あやかは愚かな弟を思い、一生懸命やっている。 私はなんて幸せな母親だろう!私はあやかという「味方」がいてよかった! 結局、物別れのまま、寝る事にした。寝た頃にはもう朝の5時。 本当はお互い「分かり合いたい」と思っているのに、分かり合えないからさびしいのだ。イライラする。 そして先ほど、すぐるとサシで第二ラウンド。 今度は一日経っているので、お互い冷静に話し合う。 時間が経った事で、すぐるもやっと受け入れてくれたようだ。 「お母さんはいつもお前の事を思っているから、成功や幸せを願っているからこそ、言うんだよ。」 「うん・・・分かった。ごめん。ありがとう。」 すぐるは涙ぐんでいた。自分が愛されている事を、やっと受け入れてくれたのだ。 久しぶりに、「息子」と対面したような気持ちだ。 「Tとちゃんと仲直りして。Tは一日中、私達の事を心配してくれてたよ。」 今日、Tは自宅に帰っている。すぐるはTの家に出掛けて行った。そのまま泊まりに行くようだ。 私からもTに電話を入れる。 「T。今日は心配してくれてありがとう。もう大丈夫だからね。すぐるの事、よろしくね。」 「はい、こちらこそ。ありがとうございました。」 電話でのTの声は明るかった。 この事を通して、友情が深まるといいな。 こうした試練を通して、本当の信頼関係を作って行くんだろうね。 これからもこの子達を応援したいと思う。 |
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