2024 09,22 00:34 |
|
× [PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。 |
|
2007 08,01 22:28 |
|
夜、仕事を終え、愛知県から帰途に着いた頃には、9時を過ぎていた。
我が家に着くと、中は真っ暗だ。 ・・・誰もいないのか?じゃあ、すぐるは私の実家にでも行ってるのだろうか? でも自転車があるし・・・。しかも2台。これは、うちのじゃない・・・。じゃあ、誰の? なになに?一体どういう事? しかも隣の家の庭からタンゴやジャガーが駆け寄ってくる。 脱走してたのか?それを放っといて何やってるんだ? それに家の中に干しておいたはずの洗濯物が、こんな時間に外に出されて干されてるよ。・・・?なんで? 家に入ると、ちゃんとすぐるの靴がある。 真っ暗な中から「おかえり」と、すぐるの声。 「わっ!びっくりした!何やってんの!?」 それから知らない男の子の声で「こんばんは」だって。 それで、またびっくりした。幽霊よりびっくりするって! 私は電気を点けた。 「何やってたの?」 ちょっと私も呆れ気味に聞く。 「あのねえ、今N君と『変態捕まえゴッコ』して遊んでた。」 「はあ?」 「だから変態を捕まえる餌にわざわざ洗濯物を出したのに。」 「ばか!!!私のパンツを『えさ』に使うな!!!」 「ええ~??折角オレが変態を捕まえてやろうと思ってたのに。」 「そんな人、いないし!結構です!てか、こんなおばはんのパンツなんか、狙ってくる奴、いないって!」 一昨年の一時期、ここら辺には変態が出没し、うちも覗かれたり、夜中に窓を開けようとしたり、ちょっと恐い思いをした時があったのだ。 でもすぐに警察に助けを求め、巡回も頻繁にしてくださり、我が家は事なきを得たのである。 でも最近は、うちは被害に遭わないものの、付近をウロウロする不審者がまた見掛けられるようになり、それですぐるがやたら張り切っているのである。 「折角カメラがあるんだからさ~」と言って、出窓にカメラを設置し、 「明るいと来ないから、わざと暗くした!」と、得意満面。 「馬鹿か!おまえは!張り切る所、違うだろ!友達までこんな時間に付き合わせて!おまえが受験に失敗しても、それはおまえの責任だからいいけどさ。でも、この子まで巻き添えを食らわすな!」 でも今日の私は、ちょっと疲れ気味で、いつもの迫力が出ないよ。 てゆうか、呆れて怒る気力も湧かん! しかもご丁寧に、ゲーム用の小さいテレビを和室から引っ張り出して、カメラに繋げ、暗い部屋で誰かが通るのをテレビの画面越しに、じ~っと二人で観察していた、と言うのだ。 気持ち悪い二人だな。 「変態はどっちだよ。おまえらだろ?」 テレビの画面では、うちのフェンス越しに隣のアパートのベランダが丸見えだ。 「さては、あそこに住んでるおっさんに気があるな?」 「違うよ~!!!」 すぐるはムキになって否定しまくってる。 すぐるをからかうと、面白いな。ああ、それでちょっとスッキリ! まったく!すぐるは「馬鹿だ、馬鹿だ」と思っていたが、ここまで本物とは・・・。 一昨日の面談で散々言われて、これだよ。馬鹿だから、懲りてねえよ! これだけ言われた事を綺麗さっぱり忘れてしまえるのも、ある意味才能だね。 日本全国の皆様が、皆すぐるのようだったら、きっと私がするような「癒し」の仕事なんて、必要ないかもね! あああ~!!!神様・・・馬鹿につける薬をください。 どこかに売ってませんか~? 「馬鹿につける薬」売ってるのを見掛けた方、いらっしゃったら橋村まで、ご一報くださいませ。 PR |
|
2007 07,30 19:34 |
|
今日の午後に、中学校で三者面談があったのだ。
夏休みに入ってから、早3日。 今年の夏休みの始まりは遅かった。 なのに例年より今年の3年生には宿題が多く、本来なら要領の悪いすぐるに、遊んでいる暇など無いはずだった。 しかし、すぐるは毎日遊び呆けていて、昨日も一昨日も、相変わらずの「秘密基地」作りに熱心だったのである。 明日は友達と映画を見に行くようだし、「へえ~・・・余裕だねえ~・・・」と嫌味を言う私の言葉も何のその。 さて、面談。 今日の面談には持ち物があったらしく、どうやらそれをすっかりすぐるは忘れていたようだ。 「あんた!今日は書き取りを含めた宿題を二つ、持って来る事になってんだよ!忘れたの?」 早速先生からお小言が!あ~あ・・・、恥ずかしい奴だ。 「お母さん、お宅にプリントを持って帰ってますか?」 「月末にまとめて持ってきますよ。だからほとんど用事の終わったものばかりです。」 「やっぱり!もう~!」 先生は怒り心頭だ。 「あんた!夏休みだからって遊び呆けてないでしょうね?」 先生に聞かれ、すぐるはニヤニヤ・・・。 私は意地悪だから「あんた先生に、普段何やってるか、言ったら?」と言ったら。 「何やってるの?」 「秘密基地を作る為に穴掘ってます。」 「はあ?」 呆れる先生。私は笑いを堪えてる。 「そんな事して遊んでる暇なんて、ないでしょう?!あんた、受験をなんだと思ってんのよ。」 そう言って怒る先生。そりゃあ、そうだな。 私はすぐるの秘密基地作りを馬鹿にしてないし、むしろすぐるの感性を伸ばすには必要な事だと思っている。 だから「やるな」とは言わない。 でも、やらなきゃいけない事も、ちゃんとやらなければいけないのだ。 私も再三宿題をやるよう言っているが、大抵寝てるんだな。 受験生の自覚、全くなし。 もう中3なんだから、親が忙しい、とか、言われなかったから、という言い訳は通用しない。 もうちょっと、大人になってもらわないとね。 でも今日の私も、すぐるの事を言えないのだ。 学校に着く前に「あ!!!スリッパ忘れた!」と思い出し、家に引き返すのが面倒で、中学校の傍にある実家に寄り、スリッパを借りたのだ。 それからそれから・・・ 昨夜、夜中の12時に帰宅した私は、早速テレビを見ようとしてスイッチを入れたら・・・。 流れてくる選挙速報を見て、突然思い出した! 「今日!選挙じゃん!選挙行くの、忘れた~!」 やっちまったぜ~・・・私・・・何やってんだよ~!参加したかったのに~・・・! かなり後悔した。まあ、一票入れたい政党も人もいないんだけどね。 でも参加する事に意義があるじゃん? ボケ炸裂の私も所詮人間なのだ。 さて、面談も終わり、針のむしろから解放されたすぐる。 「お母さん、折角だから海岸によって、オレの秘密基地を見て行こう!大雨も降っていた事だし、ちょっと心配。」 秘密基地のある海岸は、中学校のすぐ裏にあるのだ。 今朝は、ここら辺も含めた東海~関東地方は局地的なかなりの豪雨が降り、すぐるは折角掘った大穴が潰れているのではないか、と心配しているのだ。 「お母さん、良い運動になるよ。」 そう言われると弱い・・・。「はいはい」と言って、つきあう。 中学校の横にある細い道へ入ると、松林がありそこを抜けて途中の浜名バイパスをくぐると海岸だ。 ほんの数十m歩くだけなのに、浜砂を歩くと汗が吹き出る。 そしてすぐると友達で掘った縦穴があった。 高さ2mくらいの大穴は、意外にも形を保っていたのだ。 作っては壊れ、また作っては壊れ・・・こんな事を何年もやってる。 作るのが楽しいんだねえ。 それからすぐるはまたどこかへ遊びに行った。 何でそんなに気楽なのか? 自覚が無いからだろう。 いつになったら気付いてくれるのか。 また夢で警告して貰うしかないのだろうか。 そろそろ、また大きな雷を落とさないといけないんだろうな、と思うのだ。 |
|
2007 07,28 19:50 |
|
仕事に悩んでいたかずまが、その後どうしたか・・・というと。
「同じような仕事なんだけど。ソ○トバンクの電話問い合わせの受付をやってるんだ。週の半分はそっちに行ってるよ。」 「どう?楽しい?」 「それがさあ・・・。」 かずまの話しによれば、ソ○トバンクに行ったら、見知った顔が何人か見えたらしい。 どうやら、N○Tを辞めた元カリスマ上司や仲良くしたかった元同僚が十数人!・・・居たのだ。 「あれ?ハッシーじゃん!お前も来たのか!」 なんて、温かく迎え入れて貰えたらしいんだけど。 「もう笑っちゃったよ。もっと深く付き合いたかったな、って思った人達が、全部いるんだもん。」 「ははは!すごいね!やっぱ仲良くならなきゃ、終わらないんじゃない?」 「オレもそう思った!今度こそ、本音の会話をするよ。」 「頑張ってよ。」 さすが~!かずまも自分に必要な場所を引き寄せたのだ。 だから我慢してはいけない。 「長く勤めないと・・・」という思い込みから、職場に固執してると、タイミングを逃してしまうからだ。 変な我慢ばかりしていると、時間だけが過ぎてしまい、経験も積めず、タイミングも外す。 気付いたら年ばかり経っていた・・・という事になる。 そういう人に残された選択は「我慢」のみ・・・。 そんな人生は私だって嫌だ。だから動いて来たんだけどね。 かずまにも友情の素晴らしさを知って欲しい。 私自身も親友がいたから、彼女の存在に励まされ、支えてもらったのだ。 私の背中を押してくれたのも親友の存在だった。 彼女の「あんたがやりなよ!あんただったら出来るよ!」と言ってくれた言葉が忘れられない。 同じような環境のなかにあって、お互いシングルマザーだからこそ、悩みを分かち合い、励ましあえた。 一人で生活と子育てを全うする、そのプレッシャーをどう乗り越えるか・・・だから無二の親友になったのだと思う。 もし、私が幸せな結婚をしていたら・・・私はきっともっと傲慢な人になっただろうし、本当の友情も分からなかった。 そういう意味ではあの苦労の日々が、友達までくれたのだ。 そして今の出会いに繋がっているのである。 こんな素晴らしい体験を、私は子供達やお客様にして欲しい。 人の出会いには「段階」がある。 友達が出来ないと恋人が出来ないように。 あやかも夢を分かち合える友達が出来つつある。 だから「ソウルメイト」が近い、って感じるのだろう。 私はどこで出会うのか。 どこで出会ってもいいが、私は私らしくいよう、と思う。 |
|
2007 07,19 21:32 |
|
昨夜遅く、またかずまから電話が・・・。
「どうしたの?」 「もうダメ!退屈で死んじゃいそう・・・。契約取っても嬉しくないし、取れなくても悔しくないし・・・。」 「そりゃ!末期症状だね。ははは~!」 思わず笑っちゃったもんね!仕事が「終わる」時なのだ。さあ、私からの質問。 「友達になりたい人は、職場にいる?」 「いない。もう辞めちゃった。」 「尊敬できる上司や刺激を得られる人は?」 「いない。あのカリスマ上司も3日前に辞めた・・・。」 「そう。じゃあ、もう辞めたら?それ以上いても時間の浪費だよね?」 「ホントに?本当にお母さんもそう思う?」 「うん。」 「よかった~。実はもう辞めたかったんだけど、生活もあるし、不安だったんだけど、でも『生活の為』って割り切れないしさ。」 「じゃあ、出勤を半分にして、違うバイトを掛け持ってみたら?」 「オレもそうしようと思って、情報誌を貰って来た所だったんだ。ダブルワークもいいかな・・・と思ってさ。何せ今の所は時給がいいんだよね。」 「書きたくなる時が来るまで、適当に楽しんでやりなさい。それよりも深く付き合える友達を作る事!」 「そうだね。今のオレにはそれが仕事よりも一番の課題だね。」 そうなのだ。かずまは広く浅く付き合えても、本音を語り合える友達を作るのは苦手なのだ。 それはかずまが小さな頃、一人で留守番したり、本を読んだり・・・ 気が付けば幼い私と同じような事を、私はかずまに繰り返させていたのだ。 私も忙しく、心の余裕がなかったからね。 先日かずまが帰省した時、それをテーマに癒したのだ。 人は皆、知らず知らず誰かを傷つけているものだ。 でもそんな傷も欲しくて、人生を選んでくるんだけどね。 かずまも私同様、「甘え方」を知らないのだ。 だから人の領域に踏み込んでいく「本音の会話」「本物の付き合い」というのが怖くて未だに出来ないのである。 私は結婚やセールスの仕事を通して、学んだのだ。 「あんたも本当の人間の付き合い、というものを学ぶ時だね。これが出来なければ、『文学』は書けないよね。」 「オレもそう思う。あ~!!!本当の友達が欲しい!」 「ははは~!」 「ありがとう。お母さん。やっとワクワクしてきたよ。頑張るね。」 そう言って電話を切った。 かずまもいろんな事にぶつかって行くだろう。 でもそれを自力で乗り越えなければいけないのだ。 私は少しヒントを与えるだけだ。 「私、お金は送らないからね。着物買っちゃってさ、余裕がないから、ごめんね。」 「大丈夫。分かってるって。自力で乗り越えなきゃいけないんだよね?でないと離れて自立する意味がないモンね。だからアテになんか、してないよ。」 「ははは。分かってるじゃん。」 かずまも自分の課題を思い出したようだ。 そうしたら、もう大丈夫なのだ。 きっと仕事に醒めるのも、次の場所に行かなければならないからだ。 もしかしたらそこで友達が出来るかもしれない。 きっと必要な出会いを引き寄せていくにちがいない。 私はそう期待している。 |
|
2007 07,15 22:14 |
|
台風が物凄い勢いで通り過ぎていきましたね。
その間、お陰様で私は猛烈に忙しかったのだ。 ありがたい事である。 仕事が入れば、台風だって嵐だって関係ない! 私はどこでもいつでも、体が空いてる限り、伺いますよ! さて、その間すぐるが一人で留守番をしていたが、 「大丈夫!ちゃんとやるし。猫の面倒もちゃんと見るよ。」 と言ってくれたので、安心していたのだが。 途中、台風という事もあって、こまめに家に電話も入れていたので、その都度 「大丈夫だよ。ちゃんとやってるよ。」 と言っていたし、帰る時間も伝えてあったから、 「どれだけやってくれてるんだろう・・・」 と期待していたのに! 帰ってビックリだよ!!! シマのウンチはそこら辺にしたまま放置されていた。しかも干からびていた。 ペットシーツの上とは言え、そこらじゅうにオシッコしてあり、それも片付けていない。 カイさんのウンチやオシッコもそのまんま。 他の猫達の飲み水も空っぽ。 猫のトイレも昼からやってなかった。 2日分の皿も洗っておらず、山のようになったまま。 洗濯も「オレがやるからそのままにしておいて。」と言ったから、やらずに出掛けたのに、そのまんまさ。 かろうじて掃除はしてあったが・・・・。 「あんた、今まで何やってたの?」 「勉強してた・・・。」 「そんなのいい訳にするな。お前がやると言ったんだ!だったらちゃんとやれ!」 すぐるの勉強は、予習じゃなくて、夏休みの課題を前倒しでやってるだけだ。 夏休みに思いっきり遊べるようにね。 きっとすぐるの事だから、最初は張り切って掃除をしたに違いない。 でも、そのうち面倒になったのだ。 それが「勉強してるんだし、いいじゃん・・・。」と言う甘えが出たのだ。 それでもすぐるは反論してくる。 「オレが何にもやってないように言うな!」 「私から言わせれば、結果がこうなら、やってないのとおんなじなんだよ!馬鹿!!! 自分が言った事をやらないでいて、しかも帰る時間まで知っていてやらないのは、「結果を出してない」と言う事なんだから、仕事だったら絶対認めてもらえないよ!!! 中途半端な仕事で褒めて欲しかったら、私を親に選ぶな!」 すぐるは厳しい私を母親に選んでくれた。 簡単に「偉いね」「凄いね」なんて言ってたら、すぐるの為にならない。 きっと前夫のように、甘い仕事振りになるだろう。 私は自分の子供には、前夫のような愚かな事をして欲しくない。 すぐるだってそんな過ちを繰り返したくないからこそ、厳しく、要求の高い私を親に選んだのだ。 それに、もし私が逆の立場だったら・・・もっと利口に立ち振る舞うよ。 親の帰る時間を把握してるなら、その前に猫のトイレをチェックしたり、せめて「自分がやります」と言った事くらい、片付けるだろう。 そういう意味でも、すぐるは利口じゃない、と言うか、要領が悪い、と言うか・・・。 だから「おまえは馬鹿だね?!」と言うのだ。 そこまで説明して 「本当の事を言ってごらん。おまえ、本当は面倒臭かったんでしょ?」 と聞くと、「・・・うん」と白状した。 やっぱりね・・・という感じ。 だったら正直に「やってない」と言って欲しかった。 あんまり心配させられるのも困るけど、でも見え張って、ガッカリさせられるのは、相手の信頼を失くすよね。 私がいる時は見栄もあって頑張ってやるけど、留守になった途端、これだ。 忍耐がまだまだ足らないね。 そんな訳ですぐるは私に尻を蹴飛ばされ、洗濯機を回してる。 タダではないのだから、喜んでやれっって言う感じ。 それにネコは「生き物」なのだ。生きているし感情だってあるはずだ。 命を大事に出来ないで、何が「ネコ、カワイイ」だ??? ふざけんな!って感じ。言うだけなら誰でも言えるのだ。労力要らないしね。 「おまえ、でっかい事、したいんだろう?ネコの世話も出来ないで、何がやれるのさ!」 すぐるは黙ったまま。 言い返せるモンなら言い返してみな!本当の事過ぎて、痛くて返せないだろう。 私は自分の子供には容赦なく厳しい。 でも同じだけ、自分に課しているつもりだ。 でなければ「あんたに言われたくない。」って言われちゃうもんね。 だから「子育て」とは「自分育て」だと思っているのだ。 それでも、この経験がきっと後で役に立つだろう、そう期待しているのだ。 |
|
忍者ブログ [PR] |