2024 11,24 11:38 |
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2007 11,24 20:33 |
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今日は私が見た夢の事を書きましょう。
夢の中の町並みは、今私が住んでいる所と全然違う。 すでに大地震があった後だった。 電柱は倒れ、半壊した家々を掻き分けて、私と母は避難所に辿り着いた。 登場人物は、私と母のみ。後は知らないその他大勢がたくさん。 避難所とは名ばかりで、ボロボロの朽ちかけた木造家屋だ。 そこに入ると、同じ様に逃げ込んできた知らないおばあさん達が4,5人居た。 ここでは私以外、頼りになるものはいない。私は 「ちょっとここで待ってて。私が外に行って、もっと安全な所がないか、見てくるよ。」 そう言って、外に飛び出す私。 急がないと、もうすぐ津波が来るかも・・・と思って焦っているのだ。 でもこの避難所じゃ、低すぎて安全とは言い難い。 私は走って坂道をどんどん駆け上がって行く。 反対に下りて逃げて行く大勢の人達。 「でも下に行ったら津波が来たら危ないのに・・・。」 そう思うが、向こうも逃げるのが精一杯で聞く耳も持たないだろう。 私は構わず坂道を登り切る。 そこには大きなマンションがあった。 耐震構造なのか、ここだけはしっかりと建っているのだ。 中に入って住民を探し、「避難させてください。」と頼む。 気のいい男性が 「いいよ。半分の住民はここから出て、違う所に避難してしまったから、備蓄の水も食糧も余裕があるんだ。」 と言う。私は喜んで御礼を言い 「じゃあ、5,6人連れてきますから、宜しくお願いします!」 とお願いしたのだ。男性は「いいよいいよ。大丈夫。」と快く引き受けてくれた。 私はまた通りに出て、「坂道を下らなきゃ。」と思ったら、下に下るバスが発車する所だった。 バスは非難する人達で、ぎゅうぎゅう詰めだ。 「乗せてくださ~い!」と走って飛び乗る。 バスはゆっくりと発車した。 やがてふもとまで差し掛かり、私は 「すいません!降ろしてください!降ります!」 と言って、降りようとする。みんなは怪訝な顔をして 「なんでこんな危ない所で降りようとするんだ?」 と言って、止めてくる。私は 「ここで母が待っているので・・・。」 と言って降りてしまった。みんなの乗せたバスは、私と全然違う方向に走っていった。 私はそのバスの行き先がどこかは知らないが、何となく「危ない」という感じがした。 でも「言っても信じないだろう。」と思ったのだ。だから言わないでいた。 「みんなが行くから行く」という人達にとって、自分の考えなど無いに等しく、そんな人達に、自分で考え、自分で判断する事を求めても、かえって混乱を招くだろうと考えたからだ。 でも私は自分の直感を信じる。 「あの高い建物なら、大丈夫!」だと。 私はそこから母達がいる非難所に行き、戸を開け 「さあ、今から移動だよ!」 と号令を掛けた所で目が覚めたのだ。 さて、この夢の意味は。 母は「重荷」の象徴。人生のプレッシャーを表している。 古い避難所は「とりあえず」の場所、というか、何となく就いている仕事とかやってる事。 その他大勢の人達は、一般の普通の方達を表している。 私はまさに普通の「こんなもんじゃないの」と言って、思い込みで生きている人達に逆行していることを表しているのだ。みんなを乗せたバスは希望も無く、老後にツケがやって来る生き方を示している。 だから私は「危険だ」と感じるのだ。 みんなはとりあえず避難所に着けば、ホッとして息をついて腰を下ろしてしまう。 しかしあえて坂道を駆け上がり、冒険をする事で、もっと大きなものを手にする事が出来る事を表しているのだ。 夢の中でも大きなマンションに辿り着いた。 そして再び小さな避難所に戻り、「今から行くよ」と号令を掛けながら、実は私は 「またこの人達を連れて行くのか・・・。面倒臭いなあ。でも連れて行くしかないよね。」 と思っていた。それこそ人生の重荷だからだ! 誰だって、新しいチャレンジは面倒臭いよね。ホント、面倒だもの。 でも、「成功」も「幸せ」もその先にある。 自分らしく生きようとしたら、少々のリスクは仕方ないのだ。 私は「安心」や「安全」なんて、求めてない。 「楽しい」か「楽しくない」か。 「やりたい」か「やりたくない」か。 常にそれだけだ。 夢にまで、いや、夢だからこそ、自分自身がよく表れる。 私は妥協しないで生きたい、と思う。 PR |
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2007 11,21 20:16 |
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今日はすぐるが早く帰ってきた。
テスト期間中だから、給食食べたら終わりなのだ。明日はテスト2日目なのだ。 今日の私は暇なので、母を買い物に連れて行く約束をしていた。 「今から出掛けるから」と言うと、「オレもいくいく!」と言ってついてくる。 勉強なんて、「どうでもいいや~」と思っている私達なので、まあいっかという感じで出かける事に。 何の用もないのに、婆ちゃん連れて息子連れて、ふらふらしている私達。 それじゃあ暇だし「カラオケでも行くかあー」と行く事にした。 昨日から行きたかったし、2時間歌ってまあまあ満足。 思ったことが叶うというのは、嬉しいね。 ついでに本屋さんに行って、欲しかった本も買えてよかった! 探していた本が中々なかったので、マジで嬉しい! いやあ、今日の私はエネルギーが繋がりまくってるぞ。 帰ってきたら、すぐるが 「それでもちょっとは勉強しないとなあ」 と言ってるので 「ええ~!!!?どうしちゃった!?あんたが勉強なんて!!!」 と言って、か~な~りビックリしちゃったよ! しかし、今現在もテレビを見ているだけで、何もしていないのである。 ちなみに、すぐるは昨日夜7時に寝て、今朝7時に起きた。 そして今日の授業中はずっと寝ていたらしい。 「おまえ、カラオケの時しか起きてないじゃん!」 「ははは~。ヤベエ、オレ、活動停止しまくってる!」 大丈夫かよ、コイツ! 先日のブログでも書いたが、すぐるは学校が肌に合わず、疲れているという事を書いた。 それでもちょっと寝すぎだよね。 学校が疲れる・・・というのは他の理由もある。 実は何処の学校も念が悪く、悪霊などの霊が多いのも、疲れる理由なのだ。 あんまり脅かしたくないが、でも事実だ。 最近のすぐるは霊感が錆びつつあるので、霊を見なくなったが、かずまが中学生の頃は毎日のように 「今日は教卓の上に生首があってさあ。その上に、先生は知らないから手を突いててさ。知らないってのは幸せだよなあ。オレ、その教卓のまん前の席だから、生首がず~ッとオレを睨んでて・・・。明日もあったらどうしよう。あったら休みたいよ。」 と、このような報告をしてきたものだ。 懐かしいなあ。あの頃の可愛いかずまが懐かしいよ。 それからかずまが隣のクラスに行ったら、窓に貼り付くようにしてクラスを見ている老婆の悪霊がいたようだ。 かずまはそれを見るなり「ギャー!」って叫び声をあげるところだった。 でもそんな事をしたら「どうした?」とからかわれるだろう。 だから、寸での所でグッと堪え、そのまま方向転換して自分のクラスに帰ったのだ。 毎時間、休み時間の度に隣のクラスに遊びに行ってたかずまが行かないので、友達が 「あれ、今日は来なかったじゃん。何で?」 と聞いても、まさか「幽霊がいたから」とも言えず、「オレだって忙しいんだよ。」と言うしかなかったのだ。 あの時の老婆の霊は、半ば妖怪化していたようで、それはそれは恐ろしい形相をしていたようだ。 「あの顔が忘れられない・・・。」 とよく言っていたもの。 あやかも小学校の昇降口で古い男の子の霊を見たり、一日中鳴ってもいない鈴の音を聞いていたり。 本当にネタは尽きないのだ。 3人が3人とも、霊感が高いので、この手の話は尽きないねえ。 だからこの仕事をする前も、霊や前世は身近な存在だったのだ。 今はそんな事よりも、「生き方」や「将来の夢」に目を向けているので、霊と遭遇しても 「そういえば、さっき居たね」「そうだね」 という会話で終わり。もう慣れてしまったというか、興味が失せたというか。 見えても、うざいだけなのだ。 そういえば、私とあやかがほぼ同じタイミングで、同じ夢を見た。 かずまが泣きながら 「お母さん、彼女と別れたから、戻ってきてもいい?」 と言ってるのだ。私は怒りに震え 「テメェが惚れた女なら、テメェが最後まで守り抜けよぉ!!!」 と言ってぶっ飛ばしていた。 それで目が覚めた。あやかも見たというのなら、やはりかずまの潜在意識からのメッセージか。 でも頭では、そう思ってないだろうなあ。 きっと本人の自覚以上に、葛藤は深いに違いない。 でもそれはかずまの問題なので、私が考える事じゃない。 ちなみに埼玉のかずまの部屋にも大量のお香が残されていた。 きっと自分の引き寄せた悪霊とも連日、闘っていたのだろう。 でも本当に闘うべきは「己」のみ。自分の弱さと闘わねば。 それが解決されれば、悪霊など、どうって事はないのさ。 さあて、すぐるは己とどう闘うのか。 今は「背を伸ばす!」と、その為の「マグネシウム」を買いに走っているのである。 そんな事にはマメなのねえ・・・。 |
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2007 11,12 22:59 |
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今日いらしたお客様と、このブログについてチョ~盛り上がって喋っていたら・・・。
「橋村さん。もっとダークでヘビーな話が見たいよお!もっと書いてぇ!」 と言うので、調子に乗って、書いちゃおうかなあと思いました。 という事で、先日書いた(8,9日)内容の解説と言うか、前世の絡みなんかを書きたいと思います。 8日に前夫の「嫉妬」や、有りもしない浮気の「疑い」の事を書いたが、これは去年のブログにも書いた(06.12.8)前世が深く係わっている。 捕らえられ、拷問に掛けられ「私は無実だ!」と言いながら、獄死した前世だ。 私は今世でも声を大にして、「やってない!」「違う!」と声高に叫んでいましたとも。 そのうち、面倒臭くなって「はいはい」「そういう事(浮気)にしといていいよ」と投げやりになっていたが。 このように前世でやった事を、「繰り返す」というのもよくある事なのだ。 9日に書いた切迫流産や切迫早産など、酷い生理痛も含めて、私の血生臭い前世が関係しているが、今日はその前世の事を書こう。 とにかく私はその前世において、酷いヤツだった事は間違いない。 中世のヨーロッパなのか、ローマ十字軍の時代なのか・・・ちょっと定かではないが。 でもそんな時代。戦争という名の侵略をしていた頃だ。 私は勿論、男、兵士だ。体は大きく、何でも力任せにねじ伏せてやろうとするタイプだ。 血も涙も無い感じで、女と見れば「性欲の捌け口」としか見ていない残忍な男。 これは私の魂がまだ未熟な頃なのだ。 この男は「戦争」という隠れ蓑を利用して、略奪の限りを繰り返していた。 これは上に黙認されていた行為だ。だから余計に図に乗る。 男は一人か二人の仲間を伴って、次々と民家を襲う。 ある家の戸を蹴破って、押し入る。 誇りっぽい土壁に寄りかかるように置いてある食器や鍋、小さな家具を持っている剣を振り回して目茶苦茶にしている。食器は割れ、小物が散乱する。 部屋の隅っこで、まだ若い母親と幼い娘が抱き合って震えているではないか。 私は若い母親を見つけると、ニヤリとする。 勿論自分の性欲を満たす為、この女を使ってやろうと企んだからだ。 それで仲間と共に、早速女を押さえつけた。 泣き叫んでも、なす術もなく女は組み敷かれていく。 まだ目立たなかったが、可哀相にこの女の腹には小さな命が宿っていたのだ。 輪姦されているうちに、とうとう命が流れてしまったのである。 しかしそんな事はお構い無しに、ニヤニヤ笑いながら行為を続けている私達。 しかし、ここら辺を見る時が一番苦しい。 やはり、魂は深く責めていたのだ! ちなみにキャストは・・・仲間にはお客様、 犯されている母親は私のすぐ下の妹(のような気がする・・・見えにくいです)、 その娘は一番下の妹(やはり、そんな気が・・・)だ。 私にもこのような自分勝手で残虐無比、血も涙も無い人でなしの頃があったのだ。 現代にもこのような人がいるが、これは魂が「若い」証拠だ。 ちなみに私の両親も魂の年齢が若いのだ。 皆さんにもきっとそんな人生がある。ただ忘れているだけだ。 さて、それから。私達は用が済んだ女を殺し、僅かな金を盗み、去ったのだ。ホント、極悪人。 私はこのような残忍な前世が人よりも多い! 何百回、何千回・・・と、繰り返してきたのだから。しかもほとんど男。 だからかな~。素の私はほとんど「おっさん」だ。 ブログだから「私」って書いてるけど、興奮して喋ったり親友と話していると「オレ」になる。 子供と話してても、「オレもさあ~」と普通に話してたりして。今更すぐるも驚いてないけどね。 しかも怒ったり興奮すると、ついドスの効いた声で「ンだと、コルァ!!!」と巻き舌に。 これは前夫と渡り合った結果、身につけたモンなのだが。 だから正確に言うと、前夫が 「テメェ!オレの留守に何してやがったぁ!?」 と言えば、負けじと私も 「はあ?何言ってけつかる!馬鹿か、テメェは!寝言は寝て言え!!!」 と罵声を浴びせる。本当に負けてなかったです。ふふふ~・・・。 良い子の皆さん、真似はしないように。 それからスカートを穿いてても、仕事じゃなければあぐらを掻くのが大好き。 それに風呂上りはやっぱ裸だよねえ~。だからすぐるに 「早く服を着ろ!」 と怒られる。裸族裸族。 私はガンダムのキャラ、「ランバ・ラル」が大好きだが、理想の男性像というか、「オレがなりてえ!」というか。 どうしましょう。 こんな私でも、愛してくださる殿方がいらっしゃるのでしょうか・・・? 無理なんじゃねえの~? |
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2007 10,26 00:54 |
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今日は、本祭り。
だから私は一日中、実家にいた。勿論、あやかも。 二人で、すぐる専属カメラ係りを務め、町内を一日中歩き回り、クタクタだった。 一区切り付け、実家に戻り、みんなで台所にいたのだ。 台所の入り口からは居間が見えるが、居間ではあやかが録った内容を確認している。 そこからホンの少し、廊下も見えるのだが、廊下には誰か、歩いているのが見える。 廊下に映りこむ影の色や、歩く足音から「お父さんだ」と思った。 でも私のいる台所では、すでに父と母がいる。 「えっ?!」と思ったら、その影はパッと消えたのだ。 内心「またかよ~」と思ったんだけど。 それから少しして、あやかが何やらブツブツ言って台所に来た。 「どうした?」と聞くと・・・。 あやかの後ろから、父が居間に入ってきたらしい。 あやかが私の父に「一緒に見る?」と聞こうとして 「じいじ・・・。」 と言ったら。 父はあやかの目の前で、あっという間に消えたのだ! それでビックリして「お母さん!お母さん!」と言いながら台所に来たら、当の本人はちゃんと居たのである。 あやかは二人に気付かれないよう、私にこっそりと耳打ちしてきた。 「今ねえ・・・。」 どうやらあれは、父の生霊なんだな。 だったら、つじつまが合う。私がさっき感じた気配も生霊なのだろう。 と言う事は、本人の魂が抜け易くなっており、死期も近い、という事なのだ。 去年見た夢が、少しずつ近づいているのだろうか。 さて、夜になり、また私達はカメラを片手に、すぐるの尻を追い駆けていた。 今年で最後だから・・・と思い、太鼓を叩き終わる最後の瞬間までカメラに収め、 「疲れたから帰ろう。」 という事になった。しかし、一緒に来ていた両親は 「私らはまだ居る。先に帰っていいよ。」 と言うので、あやかと二人で先に実家に帰ったのだ。 そうしたら、あからさまに怪奇現象のオンパレードだ。 さすがは私の実家だよ! 実家の庭は砂利が敷き詰められており、だから歩くと「ジャリッ!ジャリッ!」と音がする。 あやかとビデオチェックしていたら、庭を歩く足音がして、私の両親の話し声がした。 「あれ、もう帰って来たんだ。あの人達、早かったねえ。」 なんて言いながら、あやかと話していたが、いつまで経っても玄関に入ってくる様子はない。 でも話し声はする。歩く足音も。 でもうちはそんなに歩くほど、広い庭じゃないだろう? あやかが「ちょっと外を見てくるよ。」と言って、外に出た。 帰って来てから「誰も居なかったよ。まったく!」と言うではないか! 「また、してやられたね。ははは~!」 って、笑ってたんだけどさ。 でもまだ私の両親の話し声がする。 「生霊でも来てるのかねえ?夫婦セットでさ。」 なんて、話していたんだけど、そのうち階段を下から上に上がっていく足音はするし、足だけの幽霊は見えるし。 まったく!気忙しない家だ! 別に今更驚きはしないけどさ。 昔からこの家は、この手の現象が絶えない。 私が高校生の時なんて、毎日家族の誰かのフリをして、帰ってくる幽霊が居た。 一日、何回も・・・。時には私の声で、時には妹の声で・・・。 ご丁寧に、「ガラガラッ!」と玄関を開け、「ただいま~。」と誰かの声で帰って来て、また戸を閉める音がして、靴を脱ぎ捨てる音、「パタパタ」と廊下を歩く音・・・。 でも誰も居ないのだ。これを毎日何回も、父親以外の家族全員で体験していたのだ。 そのうち慣れてくると「本物かどうか」という「当てっこゲーム」みたいのも兄弟でやってたのだ。 でも何となく「家族の一員になりたいのかな?」と思っていたので、私達もいちいち「おかえり~。」と幽霊を出迎えていたのである。 これも私達姉妹の良い思い出になっているのだ。 「昔、幽霊多かったよねえ~。」という感じで、話してたりね。 さて、肝心なビデオの中身には、お決まりのようにたくさんのオーヴが映り込んでいた。 これは霊が映り込んでいる為だ。 人の沢山集まる所に発生する、生体エネルギーに惹かれてやってくるのだ。 だから映り込むのも、いたしかたないのである。 大抵は無害ですから、映り込んでも心配しませんように。 そういう写真をそのまま持っていても大丈夫です。 すぐるはあれから両手を豆だらけにして帰ってきた。 皮は擦り剥き、縫った所も糸がほつれ、指の節は血だらけだった。 でも心行くまで太鼓を叩き、満足したようだ。 よかったね!すぐる! |
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2007 10,21 21:35 |
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今日は日曜日。珍しい事に今日は仕事がない。だからお休みだ。
久しぶりにすぐると日曜日を過ごそうと思ったが、昨日すぐるに 「オレ明日、1時半に遊びに行くから。」 と言われ、「なあんだ・・・。」と思ったのだ。 「じゃあ、お昼ご飯は一緒に食べようね。」 と約束した。お昼ご飯くらい、一緒にしないとね。最近放ったらかしだしさ。 そんな訳で、私は朝方寝て、途中お昼前に起きて携帯をチェックし、また2度寝した。 本当は起きようかと思ったんだけど、何せ私は寝起きが悪い。 携帯のアラームを12時半にセットして、また寝ちゃった訳だ。 それならすぐるも約束の時間に間に合うだろう。 そう思いながら、ウトウトしていた。 居間からカタカタという音が、さっきから聞こえる。 きっとすぐるがパソコンでもやってるんだな・・・。 それならきっと「ご飯食べよう」って起こしてくれるな・・・。 ふと気付いたら、午後4時前だった。 あちゃ~!こんなに寝ちゃったのか! 居間からはまだカタカタと聞こえる。すぐるは遊びに行かなかったんだな。 そう思って居間に行ったら・・・。 誰も居なかったのだ。 じゃあ、あの「カタカタ」って音は何? パソコンの方を見る。当たり前だが、誰も居ない。 なあんだ・・・幽霊だったのか。すぐるかと思ったじゃん。紛らわしい。 別に私は恐くない。 部屋にも嫌な感じはしないから、きっとうちにいる守護霊の誰かだろう。 あやかもここに居た時には、よく夜中にパソコンのキーを叩く音を聞いている。 勿論私達家族は寝ている。 あやかがどんな幽霊がやってるんだろうと思い、見に行ったようだ。 「しょうごがパソコンやってたよ。しょうごを久しぶりに見たよ。」 「しょうご?久しぶりじゃん!あいつ、まだ居たんだ!」 私もビックリしたっけ。 「しょうご」というのは、私達の守護霊の一人だ。 親戚でも何でもないが、何かあるとよく力を貸してくれる頼もしいヤツだ。 しょうごはあやかが目覚めたばかりの頃、悪霊だったが私達で成仏させ、それ以来私達が気に入ったのか、守護霊として傍にいるのだ。 その頃は私の実家にいたが、今も昔もあの家は悪霊が多く、しょうごもその中の一人だったのだ。 しょうごと同じ様に、その頃悪霊だった人を成仏させ、守護霊として働いてくれた人達はたくさんいて、しょうじ、千代子さん、かずこさん、清子ちゃん、太郎ちゃん、草太ちゃん(この子達のことは8、6の原爆の日について書いてあります。)、愛さん、よしみさん・・・など、たくさんいたのだ。 最近は私達も思い出す事が余りなかった所為か、存在が薄かったが、しょうじとしょうごは二人セットで、よく私達を守ってくれた。 私はふと、「しょうごだ・・・。」と思った。 きっと、しょうごがパソコンをやってたんだね。 ちなみにしょうじとしょうごも、赤の他人同士だ。 亡くなった年代も違うしね。 片方は昭和の始めに死んだし、片方は昭和の終わり頃だからだ。 しょうごは「おたく」のハシリみたいなもんだ。 うつ病で首吊り自殺した20代後半の男だ。 生前は人との関わり方が下手で、自分の殻に閉じこもるタイプの人間だった。 でも癒して成仏させた事で、性格も大分変わった。 朗らかで明るくなり、しょうじと一緒にあやかやすぐるをからかったり、ちょっかいを出したり、してきたのだ。 目覚めたばかりの頃のあやかには、まだ悪霊に対して恐怖心があり、一人でトイレに行くのが恐かったから 「しょうご、ついてってえ。」 と、よく頼んでいた。 幽霊に頼むなよ・・・って感じだけどね。 今となっては、懐かしい出来事だ。 しばらくして、すぐるが帰ってきた。 「オレ、起きたら2時でさあ。遅刻遅刻!何も食べずに行って、サッカーしたら、もうフラフラだ~!」 「あんた、今日パソコンやってた?」 「そんな暇、ある訳ないじゃん!」 「じゃあ、あれは『しょうご』だな。」 「しょうご!懐かしいなあ!最近見ないけど、まだいるんだ!」 そんな感じで我が家では、幽霊も家族の一員なのである。 うちには見えない家族が一杯いるのだ。 知らずに泊まってた方達、ごめんねええ! |
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