2024 09,21 17:49 |
|
× [PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。 |
|
2007 11,16 20:36 |
|
今日は昨日の後始末をしていた。
梱包に使ったダンボールを資源回収業者に持ち込んだり、大量の衣類をリサイクルショップに持っていったり、本やCDを古本屋に持っていったり。 そうしたら交通費くらいにはなったよ。 しかし、まだまだ物は片付かず、部屋の中にかずまの私物が散乱しているよ。 止せばいいのに、途中でマンガなんか読んじゃったりして。 これじゃあ、いつまで経っても片付かないじゃん。 しかも私は凝り性だから、一旦やり始めると、とことんやらないと気が済まない性質。 だから全然関係ないうちの押し入れを開けて、奥から整理を始めた。 結果、余計散らかった・・・。馬鹿だよ、あたしは・・・。ホント、学習能力ないね。 そんな訳で、未だに家の中は、グッチャグチャなのだ。 でも「まあ、いいや。先にブログ書こ・・・。」と思い、今に至るのである。 かずまの荷物の中には、ダンボール一杯分の書き溜めた原稿も入っていた。 きっと、バイトの合間に書いていたのだろう。 私はいちいち読まなかったが(きっと読まれたら本人は死ぬほど恥ずかしいだろうから)、こういう物を何処にしまうか、頭を悩ませている最中だ。 といっても、押し入れに入れるしかないんだけど。 だから整理もしてるんだけどさ。 でも何処をどう整理しても、元が狭いんだから、整理するにも限界がある。 だから不要なものを思い切って捨てるのが一番だな。 本当の事を言うと、こうした原稿も怒りに任せて、捨ててしまおうかとも考えた。 でも、出来ないよね。 私も自分が書いた画を、結婚した途端、父親に全部捨てられてしまったのだ。 それはそれはショックだった。 そういう画や作品というのは、「知的財産」だよね。 「罪を憎んで人を憎まず」 昔の人は良い事を言った。だから私も、かずまの残した知的財産は残しておこう。 本人といつか会った時に、本人に捨てるか持って行くか、任せよう。 さあて、片付けの続きをしよう。とっとと終わらせて、早く寝るべ。 PR |
|
2007 11,15 22:15 |
|
あれから、どうしたか、と言うと。
前夫は次の日(昨日)、早速詫びの電話を入れてきた。 「昨日はオレが悪かった。本当にごめん。」 私は「別に・・・」と冷静に対処していたが、でも段々と溜めに溜めていた感情が、とうとう爆発してしまった! 「私は今まで、あんたに何にもしてもらってない!子供を風呂にも入れてくれなかった。風邪を引いても、面倒見てくれなかった。そんなあんたに私の子育てを批判して欲しくない!私の欠点や問題を指摘されてもかまわんが、あんたには子供の事をとやかく言われたくない!」 前夫はずっと「うんうん」とか「悪かった」とか言って、大人しく聞いている。 「オレが悪かったから、一緒に行こう、な?」 それでも私は納まらない。 「私はまだあんたを恨んでる。10年も経つのに、私はまだ根に持っている。こんな事いつまでも言ってる私は、嫌い。でもあんたが横にいたら、やっぱり思い出しちゃうよ!こんな事グズグズ言いたくないのに・・・。」 そこまで言ってたら、もう涙がボロボロ溢れてくる。自分でもビックリさ! 「私は今まで頑張ってきたのに!結婚してたらあんたに金を無心され、今じゃ息子にまで無心され・・・。こんなんだったら頑張りたくない!もう頑張れないよお~!!!」 と電話口で大泣き!私ってこんな人だっけ・・・? 「そんな事言わずに頑張ろう。今回の事は一切合切、オレが全額出すから。一緒に行こう?」 「・・・わかった!」 私は泣きやんで、にんまり。ついでに約束もさせた。 「もう私に何にも言わないで!」 「わかった、わかった。もう何にも言いません!」 隣の部屋にいたあやかがひょっこり顔を出す。 「お母さん、今の半分嘘泣きでしょ~?(笑)アカデミー賞取れるんじゃないの?」 「馬鹿言うな!私の今のはマジ泣きだもん!」 しかし、積年の恨みをぶつけ、大泣きした事で、ああ、すっきり! やっぱ、「泣く」のは一番の癒しだね! しかし、事の顛末を聞いたすぐるは 「オレも学校サボって、いくぞ~!」 と言う。どうやら、道中、元夫婦喧嘩を始めるんじゃないかとヒヤヒヤしているんだろう。 そんな訳で、3人で行く事になったのだ。 前夫もすぐるの飛び入り参加に嬉しそう。 「学校が何だ!休んじゃえ!」 と言う前夫も、やはり元家族というか、何というか。 ほんと世の中を舐めてる一家だよな、と思う。 夜中の12時過ぎに家を出て、途中で前夫を拾い、埼玉に向かう。 途中で何度か休み、でも朝方には現地に着いた。 電気は止められてるので、薄暗い中、部屋の様子を窺う。 やはり私物が散乱し、女の子の物らしき化粧品やらブラやら、落ちていた。 もしかしたら女装グッズなのかもしれないけど。 とにかく、とっとと片付けよう。 すぐるもテキパキ動いてくれた。 用意したダンボールに次々と物を放り込み、梱包していく。 前夫がそれをレンタカーのバンに積み込んでいく。 私は空いたスペースを雑巾掛けしていく。 こうしてあっという間に、朝の8時半には、もう片付いてしまった。 それで朝ご飯を食べに行き、10時になるのを待って、管理会社に行き、退去の手続きをしに行った。 正式な退去は25日になるので、それの打ち合わせをし、すぐに用事が済んでしまった。 それで帰途に着き、夕方には家に着いてしまった。 それにしても長年溜め込んでいた本音を吐き出した事で、私はかなりスッキリしており、前夫と喧嘩もせずに済んだ。 帰りの道中、前夫とかずまの小さな頃の話をしていたが 「あいつ、小さい頃も何だか知らんが、オレに反抗ばっかりしていてさ・・・。」 と言うので、 「それはね。寂しかったんだよ。私も抱いてあげたかったけど、3人も子供がいたんじゃ、手が回らないもの。 かずまは可哀相に1歳3ヶ月でお兄ちゃんになっちゃってさ。」 と説明した。かずまは本当に寂しかったんだと思う。抱っこしてあげたくても、私は切迫流産やら早産で、抱っこしてあげられなかったのだ。3歳の時にはすでに2人の弟妹がいて、甘えたくても甘えられない。 せめて私の手がもう2本あったら、と思ったものだ。 しかも私の母も義母も子供が嫌い。 普通なら争って抱くはずの初孫なのに、うちにはかずまのフォローをしてくれる人が居なかったのだ。 私も放っとかれて寂しかった。でもそれを私が結果、繰り返しているのだ。 寂しいのを分かっていても、どうする事も出来なかった。 「私一人じゃ、あれが精一杯だった。」 私がそう、ポツリと言うと、運転していた前夫が言う。 「オレがもっとかまってやれば、よかったんだよなあ。オレがもっと家に居れば・・・。」 そう言ったきり、黙ってしまった。 チラッと横を見ると、前夫の目尻に涙が。 私は済んだ事をこれ以上責めたくないので、見てないフリ、気付いてないフリをした。 前夫は後悔しているのだ。家庭に無関心で、自分勝手だった事を。 でも「時間」は戻ってこない。どんなに後悔しても。してきた事実は変えられないのだから。 かずまの散乱した部屋を見て、どこか寂しそうで、無機質な感覚が感じられる。 私はこれまでかずまを癒してきた。でも本物の抱っこには叶わない。 かずまの一番かまって欲しかった時に、叶えて貰えなかった「復讐」のようにも感じられる今回の出来事。 私達は過去の自分達の尻拭いをしているに、過ぎないのだ。 かずまはどんなに寂しかった事だろう。 だからといって、「もういいよ。許してあげる」という事はしない。けじめは必要だから。 あの子にとっても、私達はもはや「過去」の家族なのである。 巣立たなくてはならないのだ。 そして前夫は、手痛い「慰謝料」を今、払ったのだ。 子供がいらっしゃるお客様方。 子供はすぐに大きくなります。 手が掛かるのは、ホンの少しの間だけです。 同じ様に見えても、毎日成長し、変化しているのです。 どうぞ後悔の無いように、毎日を楽しんで接してくださいね。 自分の子育ての反省の意味を込めて、ここに書かせていただきます。 |
|
2007 11,03 22:09 |
|
今日はあやかのバイトの日。
バイトは派遣で、住宅展示会場の場所を案内する為の看板を持っている、というもの。 実に7時間という長時間、看板を持ち、ひたすら路上に座っていたようだ。 あやか曰く 「一番大変な仕事だった!暇ほど苦痛なものはない!」 だってさ。お疲れ様。それはそうだろう。 仕事は程ほどに忙しい方が、やりがいがあるもの。 「あんなんだったら、しゃぶしゃぶ屋のバイトの方がいいな。今度頼まれたら、断ろう。」 あやかはしゃぶしゃぶ屋さんでも、働いている。 こっちはマニュアルが多く、覚える事が沢山あるので、四苦八苦しているようだが、やはりそれなりに忙しいので、あやかの性にあっているのだろう。 「やっぱ、忙しいっていいよね。」 あやかも私の子。貧乏性なのだ。 しかし、このしゃぶしゃぶ屋でもあやかは社員の一人から、嫌がらせを受けているのである。 シフトを確認しようと電話をしたら、その社員が受話器を取ったようで、あやかが 「もしもし、バイトの橋村です・・・。」 といったら、途端に無言で切られたのだ。 この店では、対応のよかった店員について、アンケートを取っているのだが、その結果をメールで教えてくれているのだ。 ある日、あやかはそのアンケートで4票、獲得したはずなのに、何故か0票になっていた。 そのアンケートの集計担当者は、例の社員である。 バイトの終わり際、各自反省を書かされるようだが、あやかはその反省文でも例の社員に上げ足を取られ、 「電車の時間が迫ってますから・・・。」 と言っても、どうでもいい事にネチネチグチグチ言われ、とうとう電車を乗りそびれ、一時間待って浜松まで帰ってきたのである。 シフトを組んでもらう為に、あやかの希望日を提出すれば、その社員から 「それを出したからって、働かせてもらえると思うなよ。」 と脅しが・・・。 これは立派な「パワーハラスメント」だ。 あやかは言うべき事はなるべくいい、あまりにも嫌がらせが続くようなら、上司に訴えるつもりだ。 何故、何処にいってもこのようなことが続くのか。 それは「強くなる為」。そして「使われる側の気持ち」を理解する為だ。 だからとことん虐げられるような事を引き寄せる。 そしてある程度やったら、「ここも辞めよう」と見切りをつけている。 すべて這い上がっていく為である。 ちなみにその社員、あやかに言わせれば「陰険」で、その性格が顔に滲み出ているのだとか。 そうだろうねえ。「顔」ってやっぱり性格が出るもの。 前もここに書いたが、第一印象とか、外見ってやっぱその人の本質が出ちゃうものだ。 私もあやかも、持ち前の気の強さがきっと顔にも表れているだろう。 さて、現実的な観点から言えば、何故あやかがその社員から、嫌がらせを受けているのかと言えば。 まず、あやかは中卒、彼は大卒。社員は自分の偏見からあやかを屁馬鹿にしているのだ。 しかしあやかは快活でお喋りで、その性格から店長やその上司に非常に好感を持たれていた。 だから「嫉妬」したのだ。男の妬みは恐いのだ。 社員は大卒だが、それを非常に鼻にかけているようで、しかし口下手、挨拶もしない、頭を下げれない・・・ と、典型的な「学歴しかない」男だったのである。 それが最近入ったばかりの学歴もない女が入ってきて、「面白いヤツだなあ」と上司達に可愛がられているのだ。 面白いはずがない。それどころか「オレの方が上だ」とばかりに、あやかを貶めるのに、躍起になっているのだ。 なんとも哀れな・・・。 しかし、聞いていた私の方が堪忍袋の緒が切れそうだ。 「あんまり酷いんなら、それも立派なパワハラなんだから、ちゃんと上司に訴えなさいよ!あんたがやらないんなら、私が労働基準局に通報してやる!」 私が鼻息荒く、言ってると、あやかが横でタロットを取り出している。 「自分の事となると霊視が難しいから、タロットで見てみる。」 結果は「今は静観する時」と出たようだ。 「焦って行動すると裏目に出る、ってあるから、もうちょっと我慢しようかな。」 「そうだね。きっと今のあんたが何処に行っても、きっと同じような人を引き寄せるよ。それを避けていても仕方ないね。でも乗り越えたら、きっと自信になるね。とにかく、言えるタイミングが来たら、ちゃんと言いなさいよ。」 あやかは何処に行っても、バイトでトラブルが絶えない。 これを「強くなるチャンス」と捉えるか、「された・・・」と被害者で終わるか。 きっとあやかは持ち前の気の強さで乗り切っていくだろう。 そしてそこから、人生のヒントを掴んでくれると思っている。 今日の派遣のバイトも、嫌がらせがあろうと、「暇よりマシ!」と思わさせてくれる為のものだった、と感じているようだ。 何事もポジティブに頑張れ!あやか! |
|
2007 11,01 20:32 |
|
今日の午前中は、すぐるの担任に呼び出された為、中学校へ行かねばならなかった。
約束の9時15分に職員室に行く。 担任の先生に促されて、会議室へ行く。すぐるもやって来た。 私とすぐるが並んで座り、先生の小言を聞くのだ。 この几帳面で、きちんとした先生からは、すぐるのズボラさが信じられないのだろう。 とにかく「言った事が守れない、実行しない」事が、腹に据えかねているようだ。 その他に遅刻の多さが、すぐるの進路を懸念させ、それも先生の頭の痛い原因のようだ。 でも正直、前も書いたけど、「高校なんてどうでもいいじゃん」的な私達親子からみたら、先生の頭痛は無駄な痛みのように感じられ、でもそれを口に出す訳にもいかず、私はひたすらすぐるの為に 「すみません。申し訳ありません。」 と頭を下げた。 すぐるは相当頭のネジが抜けているようで、先生から見たらどうしようもなくだらしのない子に感じるだろう。 事実、そうだし・・・。 昨日は昨日で提出しなければいけない大事な書類を持っていくのを忘れたし、テストカード、進路調査希望・・・など大切なものから日常のプリントまで、忘れ去っていた。 遅刻もいよいよ7日になり 「これじゃあ、進学できないよ!」 と言う先生に「はあ・・・」と言うしかないのだ。 先生の言う事は確かだ。 遅刻癖がついたら、社会人になった時に困るもの。それは分かる。 しかし、私は違う観点からすぐるを見ているので、どうしても怒れないのだ。 それはすぐるにとって、学校が「合わない場所」と言う事なのだ。 エネルギーが違いすぎる、というか、すぐるには必要のない場所、というか。 だからすぐるは学校にいるだけで「生気」を吸われ、非常に疲れるのだ。 それは仲の良い同級生といても、すぐるとは人生の行く先が違うので、この違いからエネルギーの違いを生じ、それもまたすぐるを疲れさせるのだ。 自由人のすぐるにとって、「学校」という「枠」は非常にキツいのだ。 だからか、最近のすぐるはよく寝る。 帰るとすぐ寝るし、ご飯を食べてもまた寝る。 それでも、寝ても寝ても足りないくらいなのだ。 それだけ寝てればさぞ、顔の艶もいいだろうと思うが、そうじゃない。 すぐるは益々顔色が悪く、痩せてきた。 昨日も「あんた顔色が悪いよ。大丈夫?」と聞いたほど。 「う~ん・・・。なんかだるいよ。風邪は治ったのに。とにかく眠いんだ。」 そう言って、体を横たえている。なんか枯れてるなあ・・・。 学校にいると、ただでさえ勉強が分からず、惨めな気持ちになるのに、使いもしない教科書の管理だの持ち物だの、プリントだの・・・すぐるにはさっぱり頭に入ってこないのだ。 「自分でも分かってるんだよ。やらないとなあって・・・。でも頭が回らん。それに『管理がどうの・・・』って言われても、何となく分かるけど実際社会に出て体験しないと、オレは分からん。」 と言っていた。すぐるには、そうなのだろう。 だから早めに自立させようと思ってるんだけどね。 だから私から先生に伝えておいた。 「学校に行ってる時に、あれこれ怒っても、この子は実際体験してどん底を味あわないと、分からない子なんですよ。だから私は早く社会に放り出したいのです。それから勉強が必要だって実感したら、定時でも通信でも入学すればいいですよね?」 そう言ったら先生は納得してくれたが 「でも義務教育なので、いろいろと指導が細かいんです・・・。」 と何やら言っていた。 要は生徒の進路調査みたいな報告書に書くのに、「進学」じゃないと困るのかな? でもそれも先生の都合だよね。 とにかく先生は進路を心配していたが、昼間の定時から夜間に変更する事だけを伝え 「落ちたら落ちたで、働かせますから。大丈夫ですよ。すぐるの為に悩まないでくださいね。」 とだけ伝えておいた。 すぐるのように「感性」で生き、感性を使って仕事をするタイプの子は、この世に沢山いる事だろう。 しかし皆がやってるように、自分もせねばならない、と思い込み、その思い込みから窮屈な思いをして生きている子も沢山いるのだろう。 すぐるは沢山の友達に恵まれ、家族という理解者もいるから「幸せ」な子だ。 しかし、大抵は理解されず、一人で苦しんでいる子が、きっといるのだ。 みんなが出来る勉強も、自分も出来るようにならなければ・・・と思い、肌の合わない、その子にとって必要のない勉強をギュウギュウ詰め込み、本来持っていた瑞々しい感性を枯らせているのだ。 何て、勿体無いんだろう。 しかし、感性の乏しい「教師」には、それを理解させるのは難しい。 なかには感性豊かな先生もいるんだけどね。 すぐるはそういう先生にも恵まれて、本当に幸せなのだ。 さて、今、その感性豊かな先生と共に、文化祭に向けて、バンドの練習をしているようだ。 すぐるにとって、バンドの仲間であり、菜園の先生でもあり、釣り仲間でもあり、ベーゴマの師匠でもあるのだ。 残り少ない中学生活を仲間と一緒に多いに楽しんで欲しいと思う。 |
|
2007 10,29 22:21 |
|
母と買い物に行き、帰宅したら、すでにすぐるの方が帰って来ていた。
「おかえり。」 「ただいま。」 部屋に入ると、早速すぐるの愚痴が・・・。 「今日さあ、ババァがうるさくてさあ・・・。」 「ははは~、また何か言われた?」 何でも最近、担任の先生(女性、推定50前後)と折り合いが悪く、それがすぐるの愚痴の原因らしい。 すぐるは授業の内容がさっぱり分からず、どの授業も退屈で持て余していた。 でもみんなの邪魔をしてはいけないと思い、静かに余所見をしているのだ。 で、担任の教科は国語だが、その時間にすぐるがクシャミをしたのだ。 その時、鼻水が出そうになり、思わず「ティッシュ!」と声を上げてしまったのだ。 そうしたら、早速先生からお小言が! 「何ですか!すぐるさん!みんな一生懸命やっているというのに!あなたの声がうるさくて、みんな集中出来ないでしょう!」 と、延々30分・・・。 勿論それは自然現象で、決して「邪魔をしてやろう」と、意図した訳ではなかった。 はっきり言って、先生のしている事は「意地悪」に近い。 授業が終わり、みんなすぐるに同情し 「先生こそ、授業の妨害をしてるよなあ。」 と口々に言っていたようだ。先生は陰で言われているなんて、知らないだろうけど。 「とにかく!最近あのババァ、何かにつけて突っかかってきてさあ。オレ、何にもしてないっちゅうの! それでいて小言言う度、『私があなたの進路を握っているんですからね!』って言うんだよ。だったらもう進学なんか、どうでもいいし!」 「じゃあ、登校拒否でもする?お母さんは全然かまわないよ!」 「ううん、行く。学校だけは絶対卒業する!」 「あ、そう。でも高校もどうでもいいから、ホントしんどかったら学校休みな!」 「うん。ありがと。」 すぐるは相当参っているようだ。 只でさえ、勉強が嫌いなのに、さりとて興味も持てず・・・。 今、学校に行っているのは、友達が沢山いて、それが支えになっているからだ。 友達と一緒に卒業したくて、行ってるだけなのだ。 私は以前、担任の先生に「厳しくしてください。」とお願いをした。 しかし今の先生は、「厳しさ」ではなく「意地悪」に傾いているようだ。 時々いる・・・。こういうお客様。 「子供は厳しくして」と言ったら、子供に冷たく当たり、教えもしないで 「自分でやりな!」「何で出来んの?!」 と八つ当たりまでする人がいた。 「何でそんなに意地悪するの?」 と聞くと 「だって、橋村さん。厳しくしなって言ったじゃない。」 ときた!内心「馬鹿じゃないのか」と思ったよ。 「私は厳しくしろ、と言ったけど、冷たく意地悪しろ、とは言ってないよ!」 まさしく担任の先生もそうなのだろう。 重箱の隅を突付くような真似ばかりして、みんなの気分を害し、何が面白いのか。 確かにすぐるはだらしない。だから 「お前も悪いのだから、直しなさい。」 と言っといたけどね。 きっと先生も進路の事や雑務に追われ、イライラしているのだろう。 しかもすぐるは、一見打たれ強いし、今までも3枚目を買って出て、叱られて笑いを取って来た。 それが今、仇になっているのだろう。 要は「八つ当たり」し易いのだ。 すぐるも、先生の言ってる事はある程度、「正論」だと分かっているようだ。 しかし「お前には言われたくねえんだよ!!!」と、思うらしい。 「ホント、勘弁して欲しい!あいつの顔、見るだけで鳥肌立つし!グズグズ何遍もおんなじ事言っててさあ。」 先生は叱り方を間違えたな。 いくら正しいことを言ってても、こうなると聞く耳を持たなくなる。 だから叱る時、ビシッと言って、グズグズ言わない事だ。 そして、そっぽを向くすぐるに言う事を聞かせようとして、脅しや意地悪に入っていったんだな。 これでは悪循環だ。 こういった悪循環に入ってしまって、悩んでいる親御さんも沢山いる。 でも「沢山言ったら、聞く」んじゃないか、と勘違いしがちだ。 前夫(すぐるの父親)は聞く耳を持たないし、聞き流すし、「分かってる、分かってる」と言って、聞いてない人だ。 何故そんな人になったかと言えば、彼の母親に原因の一端がある。 義母は割りとグズグズ小言を言う人だった。 それもいつまでも言うのだ。30分でも一時間でも。 そうすると、聞いてる側はうんざりする。 終いには自分を守ろうとする本能から、「聞き流す」癖を身に付けてしまうのだ。 で、聞いてないから、また心配になって更にグズグズ言う。 結果「何か言われたけど覚えてない。」という事になるのだ。・・・虚しい。 もし、自分達親子がこうであれば、係わり方を考えた方がいいだろう。 たくさん小言を言ったからって、聞いているとは思えないしね。 さて、すぐるの進路はどうなるのか? ぶっちゃけ、すぐるの将来に高校はいらない、と思い始めている。 まあ、ここは自然な流れとすぐるに任せよう。 それにしても「登校拒否」を勧める私ってさあ・・・。 |
|
忍者ブログ [PR] |